ここから本文です。
MNOシリーズ E-Mailによるトラップ通知設定手順
はじめに
この設定例では、MNOシリーズスイッチのE-Mailによるトラップ通知設定について説明します。
対象機種
対象機種 |
---|
概要
MNOシリーズスイッチにE-Mail通知の設定を実施し、トラップをメールで送信できるようにする。
構成例
設定の大まかな流れ
(1)Switch-M24sGの設定を行う。
1)IPアドレスを192.168.1.1/24に設定する。
2)トラップ通知の設定を行う。
3)SNTPの設定を行う。
4)E-Mail通知設定を行う。
(2)Switch-M24sGとサーバ、PCを構成図の通り接続する。
(3)PCがSwitch-M24sGからのトラップメールを受信できることを確認する。
手順1.
PCとスイッチングハブをツイストペアケーブルとコンソールケーブルで接続し、ハイパーターミナルにて設定画面を表示します。
(コンソールポートでの設定画面の表示方法については、設定例『スイッチングハブのコンソールポートへの接続方法』を参照)
手順2.
ログイン画面にて、LoginとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。(図1参照)
手順3.
Main Menuにて、[B]asic Switch Configurationを選択します。(図2参照)
手順4.
Basic Switch Configuration Menuにて、System [I]P Configurationを選択し、IPアドレスを設定します。(図3参照)
手順5.
System IP Configuration Menuにて、Set [I]P Addressを選択し、IPアドレス(192.168.1.1)を入力します。(図4参照)
手順6.
次にSet Subnet [M]askを選択し、サブネットマスク(255.255.255.0)を入力します。(図5参照)
手順7.
全ての設定実施後、以下のような状態になることを確認します。(図6参照)
手順8.
System IP Configuration Menuにて、[Q]uit to previous menuを選択し、 Basic Switch Configuration Menuに戻ります。
手順9.
Basic Switch Configuration Menuにて、S[N]MP Configurationを選択します。(図7参照)
手順10.
SNMP Configuration Menuにて、SNMP [T]rap Receiver Configurationを選択し、トラップ通知の設定をします。(図8参照)
手順11.
SNMP Trap Receiver Configuration Menuにて、Set Receiver [I]Pを選択し、SNMPサーバのIPアドレスを設定します。
SNMPサーバが存在しない場合は、Switch-M24sG自身のIPアドレスなどで構いません。(図9、10参照)
手順12.
次にSet Receiver [C]ommunityを選択し、コミュニティ名を設定します。
SNMPサーバが存在しなければ、任意の文字列で構いません。(図11、12参照)
手順13.
次にSet Receiver [S]tatusを選択し、トラップ通知を有効にします。(図13、14参照)
手順14.
SNMP Trap Receiver Configuration Menuにて、[Q]uit to previous menuを選択し、 SNMP Configuration Menuに戻ります。
手順15.
SNMP Configuration Menuにて、[Q]uit to previous menuを選択し、 Basic Switch Configuration Menuに戻ります。
手順16.
Basic Switch Configuration Menuにて、[S]ystem Security Configurationを選択し、SNMP有効化の設定をします。(図15参照)
手順17.
System Security Configuration にて、Enable/Disable [S]NMP Agentを選択し、SNMPを有効にします。(図16参照)
手順18.
System Security Configurationにて、[Q]uit to previous menuを選択し、 Basic Switch Configuration Menuに戻ります。
手順19.
Basic Switch Configuration Menuにて、[T]ime Configurationを選択し、SNTPサーバとの時刻同期設定をします。(図17参照)
手順20.
Time Configuration Menuにて、Set SNTP Server I[P]を選択し、SNTPサーバのIPアドレス(192.168.1.2)を設定します。(図18参照)
手順21.
Time Configuration Menuにて、[Q]uit to previous menuを選択し、 Basic Switch Configuration Menuに戻ります。
手順22.
Basic Switch Configuration Menu にて、[M]ail Report Configuration Menuを選択し、E-Mail通知設定をします。(図19参照)
手順23.
Mail Report Configuration Menuにて、Set SMTP [S]erverを選択し、SMTPサーバのIPアドレスを設定します。(図20参照)
手順24.
次にSet [D]est Accountを選択し、通知先のメールアドレスを設定します。(図21、22、23参照)
手順25.
次にSet Domain [N]ameを選択し、ドメイン名を設定します。(図24参照)
手順26.
次にAdd [T]rap Destinationを選択し、トラップ通知先を設定します。(図25参照)
手順27.
全ての設定実施後、以下のような状態になることを確認します。(図26参照)
手順28.
構成図をもとにSwitch-M24sGとSNTPサーバを接続します。
Switch-M24sGがSNTPサーバと時刻同期し、SNTPサーバの時刻がSwitch-M24sGに反映されることを確認します。
※時刻の同期間隔がデフォルトで1440分に設定されております。
すぐに時刻を反映させたい場合はSet SNTP [I]ntervalを選択し、Interval Timeを”1”と入力してください。(図27参照)
SNTP Polling Interval : 1 Minと表示され、1分以内に時刻同期されます。
時刻同期されましたら、任意のSNTP Polling Interval の値に再度設定してください。
手順29.
設定完了後、Main Menuに戻り、Save Configuration to [F]lashから設定を保存します。
手順30.
構成図をもとにSwitch-M24sGとメールサーバ、PCを接続します。
Switch-M24sGの任意の空きポートをリンクアップダウンさせた際にPCでリンクダウンのメールを受信できることを確認します。
この設定例についてのアンケート
ここからサブメニューです。