MNOシリーズ リングプロトコル設定手順

はじめに

この設定例では、MNOシリーズスイッチのリングプロトコル設定ついて説明します。

対象機種

対象機種

概要

MNOシリーズスイッチにリングプロトコルの設定を実施し、スイッチングハブをリング状に接続して経路の冗長化を行う。

構成例

設定の大まかな流れ

(1)Switch-M24sG-1〜4の設定を行う。
 1)リングプロトコルの各パラメータ設定を行う。
    4台共通 : ドメイン名 RING、プライマリポート 23番ポート、セカンダリポート 24番ポート、制御用VLAN ID 10、データ用VLAN ID
    Switch-M24sG-1のみ : ノードの役割 Master
    ※システムの中にMasterは1台必要です。
    Switch-M24sG-2〜4 : ノードの役割 Transit
(2)Switch-M24sGと端末を構成図の通り接続する。
※各Switch-M24sG間のプライマリポートとセカンダリポートは対で接続します。
(3)PC間の通信が可能なことを確認後、Switch-M24sG間のツイストペアケーブルを抜いても通信が継続することを確認する。

手順1.

PCとスイッチングハブをツイストペアケーブルとコンソールケーブルで接続し、ハイパーターミナルにて設定画面を表示します。
(コンソールポートでの設定画面の表示方法については、設定例『スイッチングハブのコンソールポートへの接続方法』を参照)

手順2.

ログイン画面にて、LoginとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。(図1参照)

手順3.

Main Menuにて、[A]dvanced Switch Configurationを選択します。(図2参照)

手順4.

Advanced Switch Configuration Menuにて、[R]RP Configurationを選択します。(図3参照)

手順5.

Ring Redundant Protocol Configurationにて、[C]reate RRP Domainを選択し、リングプロトコルの設定をします。(図4参照)

手順6.

RRP Domain Creation Menuにて、Set RRP Domain [N]ameを選択し、ドメイン名(RING)を入力します。(図5参照)

手順7.

次にSet [P]rimary Portを選択し、プライマリポート(23番ポート)を設定します。(図6参照)

手順8.

次にSet [S]econdary Portを選択し、セカンダリポート(24番ポート)を設定します。(図7参照)

手順9.

次にSet [C]ontrol VLANを選択し、制御用VLAN(VLAN ID 10)を設定します。(図8参照)
※制御用VLANには、存在しないVLAN IDを指定します。

手順10.

次にSet [D]ata VLANを選択し、データ用VLAN(VLAN ID 1)を設定します。(図9参照)
※データ用VLANには、存在するVLAN IDを指定します。

手順11.

次にSet Node [T]ypeを選択し、ノードの役割(Switch-M24sG-1はMaster、他3台はTransit)を設定します。(図10参照)

手順12.

全ての設定実施後、以下のような状態になっていることを確認し、[A]pplyを選択して設定を適用します。(図11、12参照)

手順13.

Ring Redundant Protocol Configurationにて、Set RRP [S]tatusを選択し、リングプロトコルを有効にします。(図13参照)

手順14.

設定実施後、以下のような状態になっていることを確認します。(図14参照)

手順15.

設定完了後、Main Menuに戻り、Save Configuration to [F]lashから設定を保存します。

手順16.

構成図をもとにSwitch-M24sG-1〜4、PCを接続し、Ring StatusがCompleteになっていることを確認します。(図15参照)
PC間の通信が可能なことを確認し、Switch-M24sG間のツイストペアケーブルを1本抜いても、PC間の通信が継続することを確認します。

 

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