ここから本文です。
MNOシリーズ SNMP設定手順
はじめに
この設定例では、MNOシリーズスイッチのSNMPの設定について説明します。
対象機種
対象機種 |
---|
概要
MNOシリーズスイッチにSNMPの設定を実施し、SNMPサーバから監視できるようにする。
また、SNMPサーバに対してTRAPが送信されるようにする。
構成例
設定の大まかな流れ
(1)Switch-M24PWRの設定を行う。
1) IPアドレスを192.168.1.254/24に設定する。
2)SNMPを有効にして、コミュニティ名 panasonic を read_only で登録、不要なグループの無効、TRAPを受信するサーバ情報(IPアドレス=192.168.1.1、バージョン=v2c、コミュニティ名=panasonic)の登録を実施する。
(2)Switch-M24PWRと端末を構成図の通り接続する。
(3)SNMPサーバからSwitch-M24PWRのSNMP監視ができること、Switch-M24PWRのポートリンクダウン時にSNMPサーバにTRAPが送信されることを確認する。
手順1.
PCとスイッチングハブをツイストペアケーブルとコンソールケーブルで接続し、ハイパーターミナルにて設定画面を表示します。
(コンソールポートでの設定画面の表示方法については、設定例『スイッチングハブのコンソールポートへの接続方法』を参照)
手順2.
ログイン画面にて、LoginとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。(図1参照)
手順3.
Main Menuにて、[B]asic Switch Configurationを選択します。(図2参照)
手順4.
Basic Switch Configuration Menuにて、System [I]P Configurationを選択します。(図3参照)
手順5.
System IP Configuration Menuにて、Set [I]P Addressを選択し、IPアドレス(192.168.1.254)を入力します。(図4参照)
手順6.
System IP Configuration Menuにて、Set Subnet [M]askを選択し、サブネットマスク(255.255.255.0)を入力します。
手順7.
全ての設定実施後、以下のような状態になることを確認します。(図5参照)
手順8.
System IP Configuration Menuにて、[Q]uit to previous menuを選択し、 Basic Switch Configuration Menuに戻ります。
手順9.
Basic Switch Configuration Menuにて、[S]ystem Security Configurationを選択します。(図6参照)
手順10.
System Security Configurationにて、Enable/Disable [S]NMP Agentを選択し、SNMPを有効にします。(図7参照)
手順11.
System Security Configuration Menuにて、[Q]uit to previous menuを選択し、 Basic Switch Configuration Menuに戻ります。
手順12.
Basic Switch Configuration Menuにて、S[N]MP Configurationを選択します。(図8参照)
手順13.
SNMP Configuration Menuにて、SNMP [M]anagement Configurationを選択します。(図9参照)
手順14.
SNMP Management Configuration Menuにて、Set Manager [C]ommunityを選択し、3番にコミュニティ名(panasonic)を登録します。(図10参照)
手順15.
SNMP Management Configuration Menuにて、Set Manager [S]tatusを選択し、3番を有効にします。(図11参照)
手順16.
SNMP Management Configuration Menuにて、Set Manager [S]tatusを選択し、1、2番を無効にします。
手順17.
全ての設定実施後、以下のような状態になっていることを確認します。(図12参照)
※IPアドレスが0.0.0.0のときは、どのIPアドレスの端末からも監視が可能です。
特定端末のみ監視を実施する場合は、端末のIPアドレスを設定してください。
手順18.
SNMP Management Configuration Menuにて、[Q]uit to previous menuを選択し、 SNMP Configuration Menuに戻ります。
手順19.
SNMP Configuration Menuにて、SNMP [T]rap Receiver Configurationを選択します。(図13参照)
手順20.
SNMP Trap Receiver Configuration Menuにて、Set Receiver [I]Pを選択し、1番にSNMPトラップレシーバのIPアドレス(192.168.1.1)を設定します。(図14参照)
手順21.
SNMP Trap Receiver Configuration Menuにて、Set Receiver [C]ommunityを選択し、1番にコミュニティ名(panasonic)を設定します。(図15参照)
手順22.
SNMP Trap Receiver Configuration Menuにて、Set Trap [T]ypeを選択し、1番にv2cの”2”を選択して設定します。(図16参照)
手順23.
SNMP Trap Receiver Configuration Menuにて、Set Receiver [S]tatusを選択し、1番を有効にします。(図17参照)
手順24.
全ての設定実施後、以下のような状態になっていることを確認します。(図18参照)
手順25.
設定完了後、Main Menuに戻り、Save Configuration to [F]lashから設定を保存します。
手順26.
構成図をもとにSwitch-M24PWRとSNMPサーバを接続し、SNMPサーバからSwitch-M24PWRのSNMP監視ができること、Switch-M24PWRのポートリンクダウン時にSNMPサーバにTRAPが送信されることを確認する。
この設定例についてのアンケート
ここからサブメニューです。