ZEQUOシリーズSyslog転送設定手順

はじめに

この設定例では、ZEQUOシリーズスイッチのSyslog転送の設定について説明します。

対象機種

対象機種

概要

ZEQUOシリーズスイッチのシステムログの内容を他のホストへ転送するための設定をおこないます。
この設定によって、シスログサーバなどの端末にZEQUOシリーズスイッチのシステムログを転送することが可能です。

構成例

設定の大まかな流れ

(1)ZEQUO 6400にIPアドレスの設定を行う。
(2)ZEQUO 6400にシスログサーバの設定を行う。
(3)ZEQUO 6400にシスログサーバへログを転送する機能を有効にする。

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUOASSISTなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。
(コンソールポートでの設定画面の表示方法については、設定例『スイッチングハブのコンソールポートへの接続方法』を参照

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassWord(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。(図1参照)

手順3.

ZEQUO 6400のIPアドレスを設定します。VLAN1のIPインターフェースはSystem(デフォルト)です。
Z6400:admin#の後に以下のようにコマンドを入力します。
Z6400:admin#config ipif System ipaddress 192.168.1.254/24 vlan default

コマンドが正しく入力されると以下のように表示されます。
Command: config ipif System ipaddress 192.168.1.254/24 vlan default

Success.

手順4.

ZEQUO 6400にシスログサーバの設定を行います。重要度(severity)はレベル6の情報(Informational)を選択、facilityはlocal0を選択します。

Z6400:admin#create syslog host 1 ipaddress 192.168.1.1 severity informational facility local0 state enable
Command: create syslog host 1 ipaddress 192.168.1.1 severity informational facility local0 state enable

Success.

※severityの設定によってシスログサーバへ出力される内容が異なります。
emergency ⇒システムログのemergencyの内容のみ
alert ⇒emergencyとalertの内容
critical ⇒emergency〜alertの内容とcriticalの内容
error ⇒emergency〜criticalの内容とerrorの内容
warning ⇒emergency〜errorの内容とwarningの内容
notice ⇒emergency〜warningの内容とnoticeの内容
informational ⇒emergency〜noticeの内容とinformationalの内容
debug ⇒emergency〜informationalの内容とdebugの内容

※severity、facilityは指定しなかった場合、それぞれ以下の設定となります。
severity: emergency
facility: local0

手順5.

ZEQUO 6400にシスログサーバへログを転送する機能を有効にします。
Z6400:admin#enable syslog
Command: enable syslog

Success.

手順6.

全ての設定が完了したら、設定を保存します。
Z6400:admin#save
Command: save

Saving all configurations to NV-RAM.......... Done.

手順7.

コンソールログインのログや設定保存完了後のログ等がシスログサーバへ送信されることを確認ください。

 

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