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ZEQUOシリーズ スタック接続の設定手順
はじめに
この設定例では、ZEQUOシリーズスイッチのスタック接続の設定について説明します。
対象機種
対象機種 |
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概要
ZEQUO 6400をSFP+ダイレクトアタッチケーブル(別売品)でスタック接続し、最大3台までのスイッチングハブの冗長化を行う。
スタック接続後は、マスターとなっているZEQUO 6400からのみ設定が可能です。
マスターのZEQUO 6400から設定を実施すると、マスター以外のZEQUO 6400にも設定が自動的に反映され、マスターのZEQUO 6400から設定保存を実施すると、マスター以外のZEQUO 6400にも設定が保存されます。
構成例
設定内容・手順
・スタックIDとマスターを選定するための優先度を設定する(チェーン構成例の場合はZEQUO 6400-3の設定は不要)
ZEQUO 6400-1 : スタックID 1、優先度10(最優先のためマスター)
ZEQUO 6400-2 : スタックID 2、優先度20(2番目の優先度はバックアップ)
ZEQUO 6400-3 : スタックID 3、優先度30(3番目の優先度はスレーブ)
・スタック機能を有効にする
・リンクアグリゲーション機能を設定し、次の通りグループを作成する(モードはstatic)
■チェーン構成例の場合
1)ZEQUO 6400-1のPort21とZEQUO 6400-2のPort21
2)ZEQUO 6400-1のPort22とZEQUO 6400-2のPort22
■リング構成例の場合
1)ZEQUO 6400-1のPort21とZEQUO 6400-2のPort21
2)ZEQUO 6400-2のPort22とZEQUO 6400-3のPort22
設定の大まかな流れ
(1)ZEQUO 6400-1のスタック接続の設定を行う。
1)「config my_box_id」コマンドにて、スタックID:1を設定する
2)「config my_box_priority」コマンドにて、マスターを選定するための優先度:10を設定する
3)「config stacking_mode」コマンドにて、スタック機能を有効にする
(2)ZEQUO 6400-2, ZEQUO 6400-3にも同様にスタック接続の設定を行う。(チェーン構成例の場合はZEQUO 6400-3の設定は不要)
(ZEQUO 6400-2はスタックID:2 優先度:20、ZEQUO 6400-3はスタックID:3 優先度:30)
(3)ZEQUO 6400-1, ZEQUO 6400-2, ZEQUO 6400-3を構成図の通りSFP+ダイレクトアタッチケーブルで接続し、「show stack_information」コマンドにて全てのZEQUO 6400がスタック接続を認識できていることを確認する。
(4)ZEQUO 6400のリンクアグリゲーション設定を行う。
1)「create link_aggregation」コマンドにて、グループを作成する(モードはstatic)
2)「config link_aggregation」コマンドにて、作成したグループのマスターポートとポートメンバを設定する
設定例
手順1.
PCとスイッチングハブをツイストペアケーブルとコンソールケーブルで接続し、ハイパーターミナルにて設定画面を表示します。
(コンソールポートでの設定画面の表示方法については、設定例『スイッチングハブのコンソールポートへの接続方法』を参照)
手順2.
ログイン画面にて、UserNameとPassWord(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。(図1参照)
手順3.
ZEQUO 6400-1のスタックID:1を設定します。
Z6400:admin#の後に以下のようにコマンドを入力します。
Z6400:admin#config my_box_id 1
コマンドが正しく入力されると以下のように表示されます。
Command: config my_box_id 1
手順4.
スタック機能のマスターを選定するための優先度:10を設定します。
Z6400:admin#config my_box_priority 10
Command: config my_box_priority 10
Success.
手順5.
設定を保存します。
Z6400:admin#save
Command: save
Saving all configurations to NV-RAM.......... Done.
手順6.
スタック機能を有効にします。有効にすると自動的に再起動がかかります。
Z6400:admin#config stacking_mode enable
Command: config stacking_mode enable
Change stacking mode may cause devices restart!
Please wait, the switch is rebooting...
手順7.
手順3〜6と同様にZEQUO 6400-2、ZEQUO 6400-3に対してもスタック接続の設定を実施し設定を保存します。
(ZEQUO 6400-2はスタックID:2 優先度:20、ZEQUO 6400-3はスタックID:3 優先度30)
(チェーン構成例の場合はZEQUO 6400-3の設定は不要です)
手順8.
構成例のようにSFP+ダイレクトアタッチケーブルを接続します。
しばらくするとZEQUO 6400-2、ZEQUO 6400-3の前面パネルのポートLEDが全て橙→緑→橙→緑に約1秒ずつ切り替わります。
LEDが消灯した後、ZEQUO 6400-1のコンソールポートからスタック接続が認識できていることを確認します。
(スタック接続でMasterとなっているZEQUO 6400-1からのみ設定画面の確認が可能です)
Z6400:admin#show stack_information
Command: show stack_information
Topology :Duplex_Ring
My Box ID :1
Master ID :1
BK Master ID :2
Box Count :3
Force Master Role: Disabled
手順9.
ZEQUO 6400-1のコンソールポートからリンクアグリゲーションのグループ:1とグループ:2を作成します。
Z6400:admin#create link_aggregation group_id 1 type static
Command: create link_aggregation group_id 1 type static
Success.
Z6400:admin#create link_aggregation group_id 2 type static
Command: create link_aggregation group_id 2 type static
Success.
手順10.
手順9で作成したグループにポートを割り当てます。
■チェーン構成例の場合
Z6400:admin#config link_aggregation group_id 1 master_port 1:21 ports 1:21,2:21
Command: config link_aggregation group_id 1 master_port 1:21 ports 1:21,2:21
Success.
Z6400:admin#config link_aggregation group_id 2 master_port 1:22 ports 1:22,2:22
Command: config link_aggregation group_id 2 master_port 1:22 ports 1:22,2:22
Success.
■リング構成例の場合
Z6400:admin#config link_aggregation group_id 1 master_port 1:21 ports 1:21,2:21
Command: config link_aggregation group_id 1 master_port 1:21 ports 1:21,2:21
Success.
Z6400:admin#config link_aggregation group_id 2 master_port 2:22 ports 2:22,3:22
Command: config link_aggregation group_id 2 master_port 1:22 ports 1:22,2:22
Success.
手順11.
全ての設定が完了したら、設定を保存します。
Z6400:admin#save
Command: save
Saving all configurations to NV-RAM.......... Done.
手順12.
構成例のように接続し通信確認を行ってください。
・マスターの電源を落としたときでもPC間の通信が可能になること
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