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ストームコントロール設定手順(ZEQUOシリーズ)
はじめに
この設定例では、ZEQUOシリーズスイッチのストームコントロールの設定について説明します。
対象機種
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概要
ZEQUOシリーズスイッチにてストームコントロールを設定し、ブロードキャストやマルチキャスト、DLF(宛先不明パケット)の受信パケット数が閾値を超えた場合、ポートをシャットダウンすることでパケットストームによる影響を最小限に留める。
構成例
設定の大まかな流れ
(1)ZEQUO 6400の設定を行う。
1)1番ポートでストームを検知したとき、ポートをシャットダウンする設定を実施する。
ブロードキャスト、マルチキャスト、DLF(宛先不明パケット)を対象とし、閾値を10000ppsとする。
2)シャットダウンしたポートを1分後に自動復旧させる設定を実施する。
(自動復旧させない場合は本設定は実施しなくても可)
(2)構成例のように機器を接続しパケットストームが発生したとき、1番ポートがシャットダウンすることを確認する。
設定手順
手順1.
PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。
手順2.
ログイン画面にて、UserNameとPassWord(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。(図1参照)
手順3.
ZEQUO 6400のストームコントロールの設定を実施します。ブロードキャスト、マルチキャスト、DLF(宛先不明パケット)を10000pps以上のレートで受信したとき、ポートを即シャットダウンする設定を全ポートに実施します。
Z6400:admin#の後に以下のようにコマンドを入力します。
Z6400:admin#config traffic control all broadcast enable multicast enable unicast enable action shutdown threshold 10000 countdown disable
コマンドが正しく入力されると以下のように表示されます。
Command: config traffic control all broadcast enable multicast enable unicast enable action shutdown threshold 10000 countdown disable
Success.
手順4.
シャットダウンしたポートを1分後に自動復旧させる設定を実施します。
(自動復旧させない場合は本設定は実施しなくてもよいです)
Z6400:admin#config traffic control auto_recover_time 1
Command: config traffic control auto_recover_time 1
Success.
手順5.
全ての設定が完了したら、設定を保存します。
Z6400:admin#save
Command: save
Saving all configurations to NV-RAM.......... Done.
手順6.
構成図をもとにZEQUO 6400と他機器を接続してください。
パケットストームが発生したとき、1番ポートがシャットダウンすることを確認してください。
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