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Work&People

仕事と社員について
情報資産を分析・活用し、
パナソニックのビジネスを
進化させたい
牧ヶ野 衣里
2012年入社

人間発達環境学研究科 生活環境学専攻卒

不思議なほど波長のあう会社

学生時代、吹奏楽部に所属していた私は、自分たちの音がどうしたらもっと良くなるのかをいつも考えていました。吹奏楽は、金管とか、木管とか、いろんな楽器のパートがあって、それぞれにリーダーがいるのですが、その人たちの曲の解釈が少しでもずれていたら、最終的な音がバラバラになってしまいます。そしてある日、自分たちがどんな音をめざすのか、リーダーたちでもっと話し合えるようにしようと提案したのです。成果はすぐには出なかったですが、話を重ねるほど、次第にまとまっていく音を聴き、自分の挑戦は間違っていなかったことを確信しました。
大学では生物系を専攻し、大学院では遺伝子工学の研究室に入りました。その後、就職活動を始めるにあたり、自分が本当にやりたいことを考えた時に思い浮かんだのが、吹奏楽部での経験です。「あんな風に、組織をいい方向に変えていくような仕事がしたい。最適化というか、いろんな個性をうまく活用するような仕事が向いているんじゃないかな」と思ったのです。でも、それってどんな仕事だろうと考えた結論が、ITでした。専攻したこととまったく違う分野でしたが、とにかく会社を受けてみることに。話を聞いてもらえない会社もありましたが、ある日、不思議なくらい波長があう会社と出会います。それがパナソニックでした。すごく真剣に話を聞いていただけて、思っていたことを全部話すことができたのです。自分らしさというか、オリジナリティみたいなところを大事にしてくれたのも嬉しくて、こんな人たちと働けたらいいなって思いました。

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周囲の理解や協力が、自分を活かす

入社後、当時立ち上がったばかりの部署に配属されました。コンサルティンググループという、現在のデータ分析ソリューション事業部の前身とも言える部署で、データ分析を使った業務改善が最初の仕事です。まず取り組んだのは、当時出始めたばかりのスマート家電の利用ログの分析でした。そこで見えてきたものを、次の商品企画にどう活かすかを考えるのですが、まずデータ分析が何かも分かってなくて、とても苦労しました。勉強しようにも、当時は教材も少なくネットを調べても何から始めれば良いのか分からない。そんな時、手を差し伸べてくれたのが同期の仲間です。勉強のための本を勧めてくれ、分からないことはすぐに教えてくれました。もちろん、上司や先輩も、時間をかけて指導してくれました。そうやって、少しずつデータ分析を自分のものにしていきました。
こうやって振り返ると、改めて本当に人に恵まれたなと思います。でも、同時に焦りも感じていました。「自分にしかない価値は、どうしたら身に付けられるだろう」って。そうして決めたのが、海外トレーニーへの応募でした。これは、研修生として海外の拠点で働きながら必要な知識や対応力を身に付けていく制度で、これを利用して私は中国の拠点で働くことになりました。そこでデータ分析による顧客体験の向上、そしてマーケティング強化に向けたサービスとそのしくみづくりに取り組んだのです。とはいえ、渡中後は力が入りまくっていました。中国語も必死で勉強しましたが、なかなかうまくいかなかったです。自分で抱え込みすぎていることに気づき、「この仕事のやり方じゃ大きな課題は取り組めないし、私が日本に帰った時点で終わってしまう」と気付いてから、まわりの人の協力や理解を意識するようになりました。目標をしっかり共有し、みんなを巻き込みながら仕事するようになったんです。

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より良い意志決定に貢献するために

現在は帰国し、パナソニックのマーケティング力と営業力の向上に向けた、社内外データの分析および活用の企画、そして業務プロセスとシステム設計や実装に取り組んでいます。パナソニックは歴史のある会社ですから、会社のあちこちに価値のあるデータが蓄積されています。しかしグループ全体ではそれらを効率的に活用できず、眠らせてしまっていることも少なくありません。私たちはそれらをデジタル化して分析し、ビジネスを進化させる武器として現場に提供しています。たとえば、営業や製造、物流などの現場でしか感じられない肌感覚にデータによる事実を融合させることで、より的確な意思決定に貢献することも、実現しようとしていることのひとつです。
データ分析を始めて10年以上が過ぎましたが、この仕事は、今後ますます会社に欠かせないものになると感じています。私たちの仕事は、パナソニックグループ全体の仕事に影響を与えることもあります。だからこそ、一つひとつの仕事に、すごく責任を感じます。そういうところが吹奏楽と似ているなって。たのしくて、やっぱり難しいですね。

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※掲載内容は取材当時のものです

デジタルで、幸せをつくろう。

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