工学研究科 情報工学専攻卒
就職活動時は、学生時代に専攻していた情報工学や分散処理システムの知識を活かせる企業を検討しました。その中でパナソニックグループを選んだ理由は、人の魅力です。メーカーを中心に様々な企業の社員と会いましたが、パナソニックグループの社員が一番いきいきと働いているように感じたのです。人を大切にしている印象を抱いた点も魅力的でした。
アナリティクスソリューション事業部では『データ分析の専門家集団として、「データを価値に変えること」に挑戦し続ける現場の皆さまに寄り添い、共に成果を追求する。』ことをミッションとして様々な活動をしています。IoT・SCMデータ分析部では、パナソニックのIoT機器ログを扱うチームと、サプライチェーンマネジメントのデータを扱うチームがあります。いずれのチームもパナソニックグループに関するデータを横断的に見ており、扱うデータ量はもちろん、データ活用範囲もかなり幅広いです。
私は、パナソニックの幅広いIoT機器に関するログを分析するIoTデータ分析チームに所属し、特にスマート家電を使って、お客様により良いくらしを提供していくことを目指す住空間IoTデータ分析プロジェクトに関わっています。プロジェクトでは、データを基にした新規サービス企画を製品の企画担当者と検討することや、匿名化された機器のログから技術担当者と改善点を議論することなど、パナソニックグループ内の様々な部署と連携をしながら、データ活用を進めています。
この仕事のやりがいは、くらしや社会の改善と向上に関わりながら家電の進化の一端に関わることができる点です。私自身、学生時代から自宅をIoT化して遠隔操作できるようにしたり、公開データを活用したサービス開発を行ったりしていました。その背景にあったのは「くらしをもっと、便利で良くしたい」というシンプルな想い。多くの人が抱くそんな想いに、仕事を通じて応えていけることが醍醐味です。
また、パナソニックグループで働くたくさんの優秀な方々と知り合える点もこの仕事の魅力です。例えば、私が入社2年目の若手社員だった頃、お客様であるパナソニックグループの会社の方から仕事のアドバイスを頂く機会がありました。若手であるのを良いことに、商談の場であるにも関わらず「私自身の仕事の進め方について改善できることはありませんか?」と、思い切って相談をしてみたのです。すると、商談や仕事の関係を超えて、社会人の先輩・後輩として多くのアドバイスを頂けました。
パナソニックグループには「物をつくる前に人をつくる 」という言葉があります。創業者・松下幸之助が残したこの言葉は、パナソニックグループにおける人材育成の位置づけとして今なお大切にされています。その意味で、まさに「物をつくる前に人をつくる 」という考えのもと、組織や部門を超えてご指導頂いたこの出来事には今でも感謝をしており、自分自身もそうありたいと思っています。ちなみに、今でもその方とはあだ名で呼んで頂けるような関係が続いています。
こうして高いモチベーションで仕事に向き合える理由の一つは、リフレッシュができる当社の労働環境もあると感じています。例えば、休暇制度はとても充実しており、毎年5日間の連続休暇を取得することができるので、あえてピーク時期を外して旅行に出かけています。その他にも、リモートワークの推進や勉強会・セミナーへの参加など、自分の時間確保やスキルアップができる機会も多くあります。これもやはり「物をつくる前に人をつくる」の精神が成し得ることだと思います。
人工知能やデータ分析のテクノロジーが劇的に進化する中で、データを活用したよりスマートな生活スタイルが求められている今だからこそ、自分の身近な人にも喜んでもらえるようなくらしの変化を提供していきたいです。
※掲載内容は取材当時のものです
Panasonic Information Systems Co., Ltd.