「人材類型」を活用した研修体制とコミュニティ活動の取り組み

多様なキャリアパス「人材類型」を活用した社員の育成・スキルアップ

パナソニックグループでは、PX（Panasonic Transformation）推進をリードするIT人材育成のため、情報システム部門のキャリアを「人材類型」として定義しています。

パナソニック インフォメーションシステムズでは、社員の自己成長の指標としてこの人材類型を活用しています。人材類型にはそれぞれレベルが設定されているので、自身の類型におけるスキルレベルを高めていくこともできるほか、別の類型にチャレンジして、自分のスキルやキャリアの幅をさらに広げていくことも可能です。

2023年4月には、人材類型に合わせた知識・スキルを身につけるための「人材類型別研修」を公開。その人材類型別研修の中には「Udemy Business」を活用したコンテンツも設定されております。Udemy Businessは、あらゆる組織へ常に最先端の学びを提供するオンライン学習プラットフォーム（※Udemy Business）。数ある講座の中から、自分の興味のあるコンテンツを無料で、いつでもどこでも視聴することが可能です。当社では、すべての人材類型のレベルごとに、受講を推奨するUdemy Businessの講座をマッピングしています。社員は自分のレベルを上げていくために必要な講座や、興味のある人材類型にチャレンジするために必要なスキルを学べる講座を参照し、受講することが可能です。

また、社員の自律的な学びを促進して、学習履歴を可視化するためにLMS（Learning Management System）も導入しています。このLMSとUdemy Businessを連動させた取り組みは社外からも注目いただき、以下のベネッセコーポレーション様のサイトでもご紹介いただいております。

LMSとUdemy Businessを連動させて、18の人材類型別の研修に活用

人材類型コミュニティ活動、始動！

今後さらにこの人材類型を活用しながら、社員の皆さんのステップアップを促進するために、「人材類型コミュニティ活動」も開始しました。コミュニティ内でナレッジやノウハウを蓄積・共有し、メンバーの育成を図ることで、ITのプロフェッショナルとして早期のレベルアップを目指します。

具体的には、人材類型ごとにコミュニティを編成し、年に数回の研修や勉強会を開催。また、気軽に仕事の相談ができる環境を整え、メンバー同士の交流を促進します。今年度は先行して4つのコミュニティが立ち上がり、各コミュニティのメンバー主体で、セミナーや講演会、勉強会、ライトニングトークなどが行われています。各類型に特化した内容もありますが、複数のコミュニティのコラボレーションイベントも開催。社員は、自身の類型コミュニティはもちろん、別の類型のコミュニティイベントにも参加できるため、視野を広く持ち、自分のキャリアの選択肢を広げていくことができます。

「アーキテクト」コミュニティによるキャリアカフェ開催

9月9日には、人材類型コミュニティ活動の一環として、「アーキテクト」コミュニティ主催の第1回目となる「キャリアカフェ」が開催されました。

本イベントの目的は、先輩社員のキャリアパスや歩みを知ることで、社員の皆さんに自身の将来の選択肢や道筋を具体的にイメージしてもらうことです。第1回目となるキャリアカフェでは、社内のプロフェッショナルとして活躍する2名の社員が登壇し、若手・中堅の社員に向けて、ご自身のキャリアについて語るとともに、伝えたいポイントや大切にしてほしい考え方を交えながらお話しいただきました。

当日は、大阪本社のリアル会場に加え、オンラインも併せて約60名の社員が参加。サプライズで阿部社長も参加され、会場は大盛り上がり！イベント後半の「なんでもQ＆Aコーナー」では、社員の皆さんからの率直な疑問やキャリアに関するご質問が寄せられ、社内のプロフェッショナルとの活発なやり取りが行われました。

今後も、全社員が自律的にキャリア形成してチャレンジを続けていけるよう、引き続き人材類型を活用した研修コンテンツの充実や、人材類型コミュニティ活動に取り組んでまいります。