2024.02.15

グローバルレベルのIT課題を解決するのは、いま、私たちかもしれない

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ICT&セキュリティソリューション本部 セキュリティソリューション事業部
グローバルマネジメント部 総合インシデント運用チーム チームリーダー 佐々木志津香

インフラ部門におけるITサービスマネジメントや情報セキュリティ、内部統制、BCMに従事。2021年よりグローバルSMO(サービスマネジメントオフィス)構築プロジェクトに参加。

個人のスキルアップが、会社の進化にもつながっていく

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前職では、システムの開発保守および監査を担当していました。外部のお客様からご依頼を受け、システムが正しいプロセスで構築・運用されているか、運用ルールや体制は整っているかなどを確認する仕事です。やりがいはあったものの、“監査をする”部分だけを担うことにはジレンマを感じていました。開発の背景や監査後の改善プロセスといった現場のことを知らないままでは、監査の成果を出しきれない気がしていたのです。

そんなときに見つけたのが、パナソニック インフォメーションシステムズの求人。“監査を受ける”事務局の立場で、パナソニックグループのさまざまな事業やシステムに関われそうなところに魅力を感じました。海外での仕事にも興味があったため、グローバル企業であることも大きな理由のひとつでしたね。

入社以降は10年間ずっと、現チームに勤務。希望していた通り、IT内部監査や情報セキュリティ監査、サービス品質の監査など、さまざまな種類の監査を受ける側として、一連の業務を経験できました。監査を受けたあと、改善が必要になったときは特にコミュニケーションの腕の見せどころです。どの現場も仕事が忙しいなかで改善対応に動いてもらうためには、相手の立場に立つことが大切。何のためにこの作業が必要なのかをわかりやすく説明し、どうすれば作業を進めやすいかを一緒に探っていきます。

最近はチームのマネジメントも担当するようになり、若手を育成する楽しさにも出会えました。チームリーダーになった当初はなかなか意見が出にくかった会議も、私がなるべく発言しないようにしたり、メンバーに任せる範囲を広げたりしたのが奏功したのか、最近はずいぶん活気づいてきています。私たちのチームに来てから成果が出せるようになったメンバーがいることも、とてもうれしいですね。仕事は、メンバーと手を取り合って進めていくもの。メンバー一人ひとりが自律的に前に進み、昨日より今日、今日より明日と良くなっていけば、会社としてもより大きなチャレンジができるようになるはずです。

インフラの統合が、会社やIT業界の未来を変えていく

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私自身も自分なりの成長を重ねていくなかで、入社時から興味を持っていた海外と関わる仕事にも、参加のチャンスが巡ってきました。私の経歴や希望を知っている上司が「この仕事はぴったりだと思う」とアサインしてくれたんです。

プロジェクトの命題は、パナソニックグループのITサービスを総合的に管理するSMO(サービスマネジメントオフィス)をグローバルで構築すること。まずは、インフラ領域を先行して進めていくこと。これまでは世界中の拠点で、それぞれ別々のITの仕事のやり方をしていて、インフラの構築・運用がなされており、類似サービスが散らばっているのが非効率的でした。また、世界の各拠点で仕事のやり方がバラバラだと、地域をまたがる障害が起こったときに、スムーズに解決するのが難しい場合があるという問題もあります。そこで、効率化だけでなく、いま直面している課題を解決するためにも、全地域でITの仕事のやり方を揃えるために共通の運用プロセスやルールをつくり、インフラサービスを統合していこうというのが本プロジェクトです。

まずはグローバル主要6地域のインフラサービスが統合し、人材を集結させるだけでも、IT業界を取り巻く人手不足や長時間労働の課題を解決できるはず。各地域からレベルの高い人材を集められれば、よりクオリティの高い開発も可能になるでしょう。サーバやライセンスを調達するときには、ボリュームメリットも発揮できます。

いまはまだ、グローバルメンバーと一緒に状況を整理したり、グローバルSMOがどうあるべきかという根幹をディスカッションしたりしている段階。このプロジェクトにおいては、2000年代から何度かこの改革に挑戦するも、課題が多く、思うように進められなかったと聞いています。でも、この数年でクラウド化が急速に進んだことは、これまでにないチャンス。土台ができたいまこそ、インフラチームが長年目指してきた課題の解決に迫るべきタイミングだと思っています。

海外のメンバーと連携し、仕事を進めていく喜び

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そうした全社的なプロジェクトでも、自分の意見を取り入れてもらえることは大きなやりがいとなっています。先日も、契約書をグローバルで一元的に管理するにあたり、データのあり方を整理・提案したアイデアが採用されました。グローバルSMOの取り組み自体は中長期的な取り組みなので、すぐに大きな成果は出にくいですが、そうした小さな前進が日々のモチベーションになっています。

また、グローバルメンバーと働くことも大きな喜びのひとつです。私は外国語大学を卒業したものの、ビジネス英語は数年前に勉強し始めたばかり。それでも国境を超えて意見をかわし合い、理解し合えている状況に、大きな幸せを感じています。「説明がわかりやすいね」と言われたり、業務上での感謝や賛同をもらえたり……文化や言語が違ううえ、距離も遠く離れているのに、業務の合間に雑談をしてわかり合えたときには、異文化交流の面白さをしみじみと感じました。

プロジェクトを進めていく喜びだけでなく、そうした異文化コミュニケーションによる喜びがあるのは、世界中とつながっている当社の良さではないでしょうか。進行中のプロジェクトに課題が発生してほぼ振り出しに戻ることもあるけれど、メンバーたちと励まし合えば乗り越えていける。海外と連携する仕事はひとつの夢だったので、そんな働き方ができている自分を誇らしく思います。

自分の関わるITサービスやプロセスを俯瞰的に見て、今後どうしていくかを考えるようなシステムの上流の仕事も、転職してきたからこそできることです。そして、パナソニックグループは世界に影響力の大きい会社。そんなパナソニックグループでグローバルSMOを構築し、ITの土台を変えていくことは、世の中に大きな影響を与える仕事だと感じています。

これから数年で達成したいマイルストーンは、ITの仕事のやり方をグローバルで揃えてしていくこと。そうすれば、各地域のサービス構築チームがバーチャルにつながり、日本のAさんとアメリカのBさんが一緒に働く……みたいな組織も夢ではありません。ITの仕事を通して世の中に貢献したい方、グローバル規模で仕事をすることに興味のある方は、応募してほしいです。熱意を持って準備を進めていれば、きっとチャンスは巡ってくるはず。自分の仕事が、自分の成長が、世の中を変えていく可能性があります。

デジタルで、幸せをつくろう。

Panasonic Information Systems Co., Ltd.

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