2024.01.15

チャレンジこそが自身と会社を強くする!
チャレンジ風土を大切に継承させていきたい!

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インフラソリューション本部 IDCサービス事業部 IT基盤部 部長 八木洋至

入社以来、インフラ部門を担当。メインフレーム担当からキャリアを開始し、メインフレーム基盤をモデルに、オープン系基盤の改革に挑戦し、2004年頃から世界に先駆けてプライベートクラウドの企画・構築を手掛けた。インフラ外販にも挑戦した経験をもつ。

変革期は、先手を打つことで乗り越えてきた

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私が2001年に松下電工に入社したのは、ITに関わる仕事がしたいと思ったから。ベンダーよりもできる仕事の幅が広いと考え、大企業のIT部門を選んだのです。企業合併によって会社がパナソニックグループとして生まれ変わるなかでも、入社以来ずっとインフラ部門で企画・構築を務めてきました。

最初の数年は、いまでは減少しつつあるメインフレームという大型コンピュータを担当。メインフレームは専用チップと専用ハードで動く、1台で何億円もするような大型機でした。インフラ部門は、昔ながらの大型機のなかで動いている各種システムやインフラ運用を担当していたのです。ところが、Webシステムの発展に応じて、そんなメインフレームにもオープン化の波が到来。当初はオープンシステムの構築はアプリ部門が担当していたのですが、今後の全社最適や品質維持の観点から、インフラは、私たちインフラ部門が担うべきと捉え、企画・構築・運用・管理の体制構築が必要と考えました。実現するために、オープンシステム基盤の立ち上げを、自ら手を挙げて担当しました。

そして、2004年から、プライベートクラウドの構築および、別途構想のあった独自開発のプラットフォームサービスにもチャレンジ。オープン環境にて基幹システムの土台をも整えるこの動きは、世の中に先駆けたものでした。このようにオープン系システムが進化してきた歴史は、まさに私が携わってきた仕事の歴史そのものです。それは、時代に合わせて「いまこの改革が必要だ」と考えたとき、自由に挑戦させてくれる社風があったからに他なりません。

ひとつの大きなチャレンジは、次の仕事をも呼んできてくれました。私たちがつくり出したオープン系システムの統合モデルは、世の中のたくさんの会社にも必要とされ、インフラ外販ビジネスの立ち上げにつながったのです。それからは契約や導入、技術検証のために、さまざまな国を訪れました。大好きなアメリカに10回以上も行けたのはうれしかったです。

特に印象的だったのは、ミャンマー初の証券取引所にシステムを納品したプロジェクトです。当時のミャンマーは、日本では当たり前だった電力の安定供給体制が整っておらず、一日に2回ほど停電がありました。そのたびに数十台のサーバで、OSから立ち上げ直さなくてはいけない事態が起こるのです。おかげで構築作業には日本の3~5倍ほどの時間を要しましたが、ビザの審査が厳しい国で、帰国日を延ばせません。そのうえ、現地で働く人たちは余暇を大切にしており、16時には退社してしまう……。

このように環境や文化がまったく異なる国での仕事は、慣れるまで大変でしたね。でも、いままさに成長していく国に身を置き、その発展の一端を担えた経験はとてもおもしろく、貴重なものとなりました。当時ともに汗水を流した仕事仲間たちとは交流が続いていて、いまでも情報や意見を交換しあう仲です。

正解はない、次世代のインフラを考え続ける

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現在は、当社のインフラ全般について、企画から運用まですべてに携わっています。メインは、自社資産であるデータセンターを中心としたインフラ基盤のリソースを、パナソニックグループで効果的に使ってもらうためのサービス開発です。最近は、インフラログレイクを構築しさまざまなログを統合的に検索・分析できる基盤構築などにも力を入れています。SaaSが大きく盛り上がり、アプリにもクラウドサービスを導入する場面が増えているいま、当社のインフラはまた新たな過渡期にあるといえるでしょう。

私が長年関わってきたオンプレミスのデータセンターは成熟期に入っています。このまま何も変化しないでいたら、パナソニックグループの事業加速に追いつけなくなる未来がやってくるかもしれません。では、次に必要となるのはどんなインフラなのか? どんな仕掛けがあれば新たな時代のアプリやシステムを発展させ、その先でパナソニックグループを強くしてくれるのかを日々考えています。それは、アプリ部門に一層寄り添うサービスを考えたり、従来の作業を自動化して効率化していくことでもあります。この数年はずっと試行錯誤の繰り返しですね。

今後の課題はまず、新たなスキルの習得です。当社がこれからもパナソニックグループへ貢献していくためには、私たちインフラ部門も、いままでにない挑戦が必要です。たとえば「こういう領域をカバーしてあげれたら、アプリ部門はもっと本業に専念できるのではないか」「サービスをもっと早く安くわかりやすく使ってもらえたらお互いのパフォーマンスがあるのではないか」など、インフラへのニーズに加え、シーズにも対応できたら以降の動きも変わるはず。どんな注文があっても応えられるような組織を含めた土台をつくれるように、個々のスキルアップも不可欠だと感じます。

加えて、これまでだったら領域外だった仕事にも果敢に取り組む行動指針や、体制づくりも求められるかもしれません。一方で、どれだけクラウド化が進んでも、オンプレミスのデータセンターが担う仕事もパナソニックの規模ではなくなりません。オンプレミスの環境を守りつつ、新たな視点のサービスを立ち上げるなど、「守り」と「攻め」の両輪がカギになっていくのです。

自分がしてもらった支援を、次の世代へ

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マネジメントを務める私の使命は、そうしたタスクを進めながら、部のメンバーが毎日楽しく働ける状況をつくることだと考えています。当社は、手を挙げる人への支援がとても大きい会社です。私も若いときから思うがままにさまざまなテーマを立ち上げたり、日本にはさほど入っていない機器を導入したりしてきましたが、一定の技術性や将来性をクリアできる計画を立てていれば、ダメだと言われることはありませんでした。そうした環境をこれからも守っていくことで、若い世代にも果敢に挑戦してほしいと考えています。

面談時や事業計画を作成するとき、チームメンバーにいつも尋ねるのは、メンバー自身のやりたいこと、興味のあることに前のめりで取り組んでもらうことが、会社の進化にもつながっていくと思うからです。自分からやりたいことをあまり言わないタイプのメンバーには、こちらからテーマに誘って、自身の幅を広げるような経験をしてもらうこともありますね。

また、インフラ部門は一定の予算もさることながら、将来への投資として新技術の導入や検証にも寛容。「こういうサービス開発を狙って、海外のあの製品を導入してみたい、あのサービスを評価したい」、「こういう処理をさせるには性能不足なので検証機を増強したい」など、実施価値を感じられたものはどんどん後押ししています。

せっかくの人生なのだから、私は好きなことをして、明るく楽しく笑顔で生きていきたいと思っています。そのためには、楽しく打ち込める仕事があるといい。多様な技術に、多様な領域でトライできる当社には、あなたがエンジョイできる仕事がきっとあります。苦手を補い合える仲間もいます。当社へ、あなたの好きを極めに来てください。

デジタルで、幸せをつくろう。

Panasonic Information Systems Co., Ltd.

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