パナソニック・ホーム パナソニックEWネットワークス > Solutions > コラム一覧 > 監視カメラのシステムとは?アナログとネットワークカメラのメリットや種類、事例も

映像システム

監視カメラのシステムとは?アナログとネットワークカメラのメリットや種類、事例も

更新日:2024/03/22
監視カメラのシステムとは?アナログとネットワークカメラのメリットや種類、事例も
監視カメラにはアナログカメラとネットワークカメラの2種類があり、この数年でネットワークカメラが急速に普及しました。現代の主流はネットワークカメラに移行しており、遠隔地からでもリアルタイムの映像を確認でき、データ保存も容易なことから人気があります。本記事ではアナログカメラとネットワークカメラの違いを解説し、それぞれのメリット・デメリット、監視カメラのおすすめなどを詳しくご紹介しています。
法人のお客様向け

スイッチングハブをはじめとしたネットワークシステム、入退室管理システム、カメラシステム構築に関するお問い合わせはこちら

監視カメラシステムとは

監視カメラシステムとは、設置されたカメラで映像を撮影、録画した映像を記録媒体で保管するものです。
監視カメラシステムにはアナログカメラとネットワークカメラの2種類があり、近年はネットワークカメラが主流になってきています。
アナログカメラは監視用のモニタとケーブルで直接接続し、ネットワークを介さない監視カメラです。
ネットワークカメラはカメラ本体がネットワークと接続しており、遠隔地からカメラのコントロールが可能なカメラです。
ネットワークカメラで録画したデータはクラウドやレコーダへ保存され、いつでも閲覧できます。
また近年はアナログカメラをそのままにして、ネットワークカメラとして利用することで余計な手間とコストを抑える方法もあります。
さらに監視カメラは犯罪の抑止や解決という視点だけでなく、工場などの安全管理、マネジメントの観点からも有用です。
オフィスレイアウトの検討や勤怠管理、ビジネスにおけるマーケティングでも活用できることから、監視カメラシステムは世界的にも利用されています。

監視カメラシステムの需要が高まっている

監視カメラは街中やオフィスなど、さまざまな場所で見かけるようになりました。
なぜ、監視カメラシステムの需要が高まっているのか、その理由について紹介します。

監視カメラシステムの導入が増加している理由

監視カメラの国内出荷台数は2017年から2020年頃まで、一時的に落ち込む時期がありました。
しかし2021年からは国内出荷台数が回復し、近年はセキュリティ以外の目的でも導入する企業が増えています。

※JEITA 2022-2023調査統計ガイドブック P38監視カメラの市場動向

増加の背景として、次の要因が考えられます。

  • 新型コロナウイルス流行による人による監視の目の減少
  • IT技術の進歩による監視以外の用途の広がり
  • クラウドサービスの普及でネットワークインフラのコスト低減

複数の要因が重なったことで監視カメラシステムの導入が増加し、今後も同様の傾向は続いていくと予想されます。

監視カメラのシステムを導入するメリット

犯罪抑止効果がある

監視カメラの代表的な目的の1つが、犯罪の抑止効果です。
監視カメラの存在で犯行を思いとどまらせ、犯罪の発生を防げるからです。
そのため、あえてわかりやすい場所や見つけやすい形状のカメラを設置し、監視カメラを意識させる方法もあります。
また犯罪が発生した場合には、監視カメラの映像を証拠として保管できる点もメリットです。
万が一への備えとして、監視カメラシステムの導入がおすすめです。

外出先からでも監視が可能

近年の監視カメラは、HDDやSSDへの記録だけでなく、クラウドストレージへのデータ保管も可能なネットワークカメラが主流です。
ネットワークカメラはインターネットに接続されており、外出先からもパソコンやスマホで監視できるメリットがあります。
外出先からも店舗の様子を確認したいケースや、店舗同士が離れていて移動に手間がかかるケースで利便性が高いです。
また、動画サイトで店舗内の様子をライブ配信し、顧客とのコミュニケーションツールとして採用している企業もあります。

マーケティングにも活用できる

監視カメラは犯罪防止や監視だけの目的ではなく、顧客の動線や売れ筋商品の把握といったマーケティングにも活用できます。
監視カメラは企業や店内の各所に設置するのが基本であるため、顧客の動きや人混みの生まれやすい場所、どの棚の商品が売れやすいかなどを可視化できます。
そのため監視カメラとツールを連動させ、マーケティング戦略に活用する企業も珍しくありません。

映像記録を保存し、過去の状況を確認できる

監視カメラは長時間にわたって映像記録を保存でき、任意のタイミングで過去の状況確認に利用できます。
犯罪や不正の証拠として使えるほか、誰がどの時間帯にいたか可視化できます。
また、決まった時期が到来したら自動消去する設定も可能で、手動でデータを初期化する必要もありません。

監視カメラのシステムを導入するデメリット

監視カメラシステムを導入すると、次のデメリットも考えられます。

  • 防犯効果は過信できない
  • 撮影範囲は限定的
  • 導入・維持コストがかかる
  • プライバシーへの配慮が必要
  • カメラの画質が悪いことがある
  • 映像が悪用されるリスク

監視カメラシステムは完璧な存在ではないため、どのような点に注意すべきか紹介します。

防犯効果は過信できない

最初に念頭に置くべき点として、監視カメラがあってもすべての犯罪を防げるとは限らないことがあります。
防犯カメラは犯罪行為があった際の証拠にはなりますが、それだけでは完全な抑止力にはなりません。
顔を隠していれば人物像がわかりにくく、監視カメラ自体が破壊されれば証拠も残りません。
実際に近年の空き巣や窃盗では、顔を隠して侵入するケースや監視カメラの位置を把握して侵入するケースもあります。
そのため監視カメラだけを設置するのではなく、警備システムや守衛を常駐させるなどの追加の対策も打ちましょう。

撮影範囲は限定的

監視カメラは基本的に一方向の撮影に向いており、撮影できる範囲には限界があります。
360度カメラも登場していますが、録画でのデータ量が大きく、コストも高いため用途を考える必要があります。
可能な限り死角を作らないためには、首振りやズーム、方向操作などの機能を備えたカメラを設置するのがよいでしょう。
また動体検知機能や暗視機能のついたカメラを設置すれば、夜間でも防犯効果が期待できます。
複数のカメラを設置して死角をなくす方法もありますから、それぞれの設置環境に合わせた方法を選択しましょう。

導入・維持コストがかかる

監視カメラを導入する際は、必ずコストがかかります。
監視カメラ1台でも数万円するものがあり、コストと効果が見合うかどうか検討することが重要です。
複数台を一括で購入すると割引されるケースもあるため、単純に価格だけで決定しないことも意識しましょう。
また導入後のサーバ料金、電気代、インターネット回線料金、メンテナンスなどの維持・管理コストも検討すべきです。
コストを考慮するなら、玄関や裏口の他、職員専用のフロア、サーバールームなどの重要な箇所に限って設置するのがおすすめです。

プライバシーへの配慮が必要

監視カメラはさまざまな場所に設置しますが、プライバシーへの配慮は欠かせません。
例えば、トイレや更衣室、休憩室などは個人のプライバシーにかかわる場所です。
また隣の建物の内部が撮影できる位置にカメラを設置すると、プライバシー侵害になる可能性があります。
プライバシーの侵害は訴訟問題に発展する危険があるため、設置場所は共用スペースに限定することが大切です。

カメラの画質が悪いことがある

監視カメラを防犯のために設置する際は、カメラの画質にも注意が必要です。
不審者対策や犯罪の証拠保全のためなら、画質の良いカメラを選ばないと顔が判別できないからです。
例えば犯人が遠くに写っていても、画質が悪ければ人相や身長、性別などが判別できない可能性があります。
また夜間の撮影は画面が暗く、暗視機能を用いても鮮明に撮影することは難しいです。
画質は犯罪の証拠として活用できるかどうかの重要なポイントですから、導入前にきちんとチェックしましょう。

映像が悪用されるリスク

防犯カメラは犯罪の証拠としてではなく、悪意のある人物に悪用されるリスクがあることも理解しておくべきです。
監視カメラがクラウドサーバーと接続している場合、外部からのハッキングでデータを窃取される可能性があります。
映像の中には企業の重要情報や個人情報が残っていることもあり、大きなトラブルが発生する危険性が高いです。
またオフィス内のHDDやSSDにデータを保管している場合でも、侵入者がデータを持ち去る危険はあります。
そのため、サーバのセキュリティ対策はもちろんですが、物理的に侵入を許さない体制構築が重要です。

監視カメラのシステムは記録情報で異なる

監視カメラといっても、そのシステムや記録情報はさまざまです。
まず、記録媒体の種類だけでも、以下のように多種多様です。

  • HDD
  • SDカード
  • クラウド
  • レコーダ

また録画方法についても、ファイル形式がたくさんあります。

  • Motion JPEG
  • MPEG-4
  • H.264
  • H.265

鮮明な画像が良いのか、大量のデータを軽量で保存したいのかなど、目的や用途によっても選択肢が違います。
またフレームレートについては、60なら1秒間に60コマ撮影、30なら1秒間に30個の撮影になります。監視カメラシステムの用途・目的・自治体の規定など、複合的な要素を検討して監視カメラシステムを選ぶ必要があります。

アナログカメラとは?

アナログカメラとは、カメラ本体とモニタが同軸ケーブル・VGAケーブルで接続された監視カメラシステムです。比較的コストが安く、保存しやすいHDDに録画するタイプが主流です。
アナログカメラはカメラ本体を同軸ケーブルで電源ユニットに繋ぎ、電源ユニットはデジタルビデオレコーダー(DVR)も同軸ケーブルで接続します。またDVRはVGAケーブルでモニタと接続し、リアルタイム映像と記録映像の両方を確認可能です。

映像の途切れがないアナログカメラ

アナログカメラは、ケーブルで直接カメラ本体とレコーダ・モニタを繋いでいます。そのため、ネットワークカメラのように電波の影響を受けることなく、重要な映像の見逃しをする心配がありません。
解像度の高い画像の撮影やコマ落ちの心配もないため、ネットワークカメラのように映像の途切れが心配ならアナログカメラがおすすめです。現在ではハイビジョン撮影が可能なカメラも多く、画質の心配はなくなりました。

アナログカメラのメリットとデメリット

アナログカメラのメリットは、コストパフォーマンスのよさと映像が途切れないという点です。初期投資は必要ですが、継続的なコストが発生することなく、通信環境に影響されず映像を撮影できます。またネットワークやIP知識が不要なため、素人でも設置できます。

またアナログカメラのデメリットとして、画質の悪さと初期工事の費用、そして画像の劣化があげられます。画質の悪さはハイビジョンカメラで解決できますが、初期工事についてはある程度の費用と期間が必要です。またデータの入出力やファイル圧縮の関係から、画質が悪くなる点もデメリットといえるでしょう。

ネットワークカメラとは?

ネットワークカメラとは?

ネットワークカメラは、カメラ本体にコンピュータが内蔵され、IPアドレスが個別に割り当てられているカメラです。配線工事なしで、遠隔地からカメラ操作やデータ保存ができます。また、クラウド上にデータを送信して管理可能です。
さらに優れた防犯機能が装備され、動体検知や置き忘れ検知、侵入検知、音検知などができます。リアルタイムで様子をチェックでき、防犯だけでなく、ビジネスでの業務管理やマーケティングにも活用できます。

ネットワークカメラとは?

遠隔で見られるネットワークカメラ

ネットワークカメラはアナログカメラとは異なり、PoE対応モデルであれば、給電も兼ねたLANケーブルとPoE給電スイッチングハブがあれば監視カメラとして機能します。
データの録画方法はクラウド・NVR・SDカードの3種類が一般的ですが、最も簡便でセキュリティ性も高いのがクラウド録画です。
それぞれの録画方法についても解説します。

クラウド録画 NVR SDカード
メリット ・セキュリティが強固
・メンテナンス不要
・設置したらすぐに利用できる
・連続稼働が可能
・機能性、拡張性が高い
・初期費用が安い
デメリット ・毎月利用料金が発生 ・録画用サーバが必要
・メンテナンスが必須
・ネットワーク設定の手間が掛かる
・サーバへの不正アクセスが起こる
・SDカードが必要
・メンテナンスが必須
・ネットワーク設定の手間が掛かる

まずクラウド録画は、データをクラウド上に送信して保存する方法です。
クラウドサーバに映像データが保存されるため、カメラ設置後すぐに監視カメラとして利用でき、メンテナンスも不要、セキュリティ性能も高い方法です。
唯一のデメリットは毎月コストが発生する点ですが、他のシステムでも月額の料金やメンテナンスの手間が発生するため、デメリットはほとんどありません。
NVRは録画用のサーバにデータを保存する方法で、クラウドよりも連続稼働して保存できるデータ量が多いこと、サーバや機能の拡張性が高い点が特徴です。
反面、サーバ代金が固定費として発生すること、メンテナンスやアップデートが必須になること、不正アクセス対策が必要などのデメリットがあります。
SDカードもNVRとほぼ同様のデメリットで、毎月のコストが安い点がメリットです。
総合的に優れているのはクラウドですが、コストを安く抑えたり、機能の追加を行ったりするならNVRやSDカードもおすすめです。

ネットワークカメラのメリットとデメリット

ネットワークカメラを選ぶメリットとデメリットをご紹介します。
まずメリットは次の通りです。

  • PoE対応機種なら工事費用が安い
  • データの転送速度が速い
  • 遠隔からリアルタイムの映像を確認できる
  • データの劣化が起こりにくい

ネットワークカメラはネットワークの接続方法次第で、工事費用を安くすることができます。
他にも、アナログカメラに比べてデジタルデータで転送が速く、劣化が起こりにくい点もメリットです。
遠隔地からいつでもリアルタイムの映像を確認できるため、監視カメラ以外の用途にも利用できます。
続いて、デメリットは次の通りです。

  • 通信状況次第で映像が途切れることがある
  • 毎月固定費用が発生する(クラウド)

ネットワークカメラはデジタルである特性上、通信状況次第で映像が途切れる不安があります。
また、毎月の固定費が発生するケースもあるため、コストに見合う効果が得られているか検討が必要です。

ネットワークカメラで解決できる業務課題

ネットワークカメラを設置することで、企業の業務課題解決に役に立ちます。

  • 情報セキュリティ対策や労働管理による働き方改革の推進
  • リモートでの現場管理や点検作業などの業務効率化
  • 災害・不正行為・事故発生時の迅速な対応
  • 顧客動線の分析やサービスの改善
  • 犯罪行為の抑止と早期解決

ネットワークカメラなら時間と場所に関係なく、いつでも遠隔で映像の確認ができます。
マンパワー不足で課題を感じている企業には、ネットワークカメラの導入がおすすめです。

ネットワークカメラで解決できる業務課題

ネットワークカメラの導入成功事例を業種別に紹介

ネットワークカメラを実際に導入し、セキュリティの向上、業務効率化、トラブルの防止につなげた業種を紹介します。

  • 工場・倉庫:安全性の向上、製造ラインの生産性向上
  • 医療・介護:入所者の安全確保、転倒や徘徊の抑止効果
  • オフィスビル:侵入者対策、入退室管理、勤怠管理
  • マンション:侵入者対策、入居率の向上
  • 教育施設:不審者対策、移動教室の動線効率化、トラブルの抑止

ネットワークカメラを設置することで、幅広い業種や施設で課題解決に役立っています。

ネットワークカメラの導入成功事例を業種別に紹介

パナソニックEWネットワークスの監視カメラの特徴

パナソニックEWネットワークスの監視カメラには、以下の4つの特徴があります。

  • 大容量の通信にも耐えられるネットワーク環境
  • 録画映像のクラウド保存
  • 映像解析による業務の効率化
  • 低コストでの長期のデータ保存を実現

監視カメラのネットワーク構築では、施設内の各所にカメラを配置する必要があり、ネットワークへの負荷も大きくなります。
加えて監視カメラの解像度が上がってきたことで、大容量データのやりとりにも耐えられるネットワーク環境構築は必須といえます。
その点、パナソニックEWネットワークスは企業に合わせたシステムを構築し、録画映像のクラウド保存も可能です。
HDDやSSDではすぐ保存容量に限界がきてしまいますが、クラウドストレージならデータ保存の心配がありません。
また弊社独自の映像解析ツールにより、企業内や商業施設内の混雑状況を可視化し、業務効率を向上できます。
プランによってデータ保存期間も自由に選択でき、企業ごとの監視カメラの需要に適したプランを提案させていただきます。

おすすめのラインナップ

デジタル録画装置 SX-H3

SX-H3はアナログカメラとネットワークカメラを両方使用し、HDD録画が可能なタイプの録画装置です。
ネットワークカメラは最大32台、アナログカメラなら最大16台まで対応可能です。
ビル内の各階層ごとにカメラを設置する場合、SX-H3があれば長期間の映像保存にも対応できます。

デジタル録画装置 SX-N3

SX-N3はネットワークカメラ専用のデジタル録画装置です。
冗長性が高く、増設ユニットとの組み合わせで最大128TBまで録画データを保存できます。
設置されている監視カメラがネットワークカメラのみの場合、SX-N3を利用すると長期のデータ保存と解像度の高い映像の記録が可能です。

デジタル録画装置 SX-H3L

アナログカメラとネットワークカメラを併用し、初めて監視カメラシステムの構築を行うならSX-H3Lが利用しやすいです。
録画容量は最大16TBの平均的ですが、コストパフォーマンスが高く、どのような監視カメラシステム構築にも対応しています。
企業の監視カメラ導入を検討中の場合、SX-H3Lから利用開始するのがおすすめです。

デジタル録画装置 SX-N3L

小規模・中規模企業にネットワークカメラを設置するなら、SX-N3Lの利用がおすすめです。
通常のネットワークカメラシステムと同様、遠隔監視や複数モニターでの監視、高いデータ圧縮率により効率的な録画が可能です。
ネットワークカメラは最大16台と接続可能で、ワンフロアに複数台カメラを設置しても問題なく対応できます。

デジタル監視カメラ DC-S1

小規模な店舗やオフィスに監視カメラを設置するなら、DC-S1がおすすめです。
本体内にSSDを搭載しているため、設置すればそのまま監視カメラとして機能します。
全方位カメラを含む最大3台の外部カメラとも接続可能で、出入口や死角になりやすい場所への設置に向いています。

監視カメラの活用事例を紹介

コールセンター様から「情報漏洩対策に社員の顧客情報・資料の持ち帰り、各種デバイスの持ち込みを防止したい」とのご要望がありました。
この際、抱えていた企業課題は次の2点です。

  • 社員の私物持ち込みが日常化している可能性がある
  • 社員以外の検査・調査ができない

2つの課題に対して、弊社は監視カメラの映像解析機能を活用し、セルフサービスでの手荷物検査システムの構築を提案しました。
その結果、社員の顔写真と手荷物検査を連動させ、省人化と入退室履歴の管理が可能になりました。
顔認証での入退室も兼ねているため、外部からの不正侵入者対策にもなっています。

遠隔監視ならクラウドカメラがおすすめ!

クラウドカメラは従来の監視カメラとは違い、インターネット回線を利用しており、オフィス外にいてもカメラ映像を確認できます。
従来の監視カメラのようにセキュリティルームに行く必要がなく、監視の目も多いことから異変に気付きやすいメリットがあります。
オフィスの安全性とセキュリティ対策を高めるなら、クラウドカメラの利用がおすすめです。

クラウドカメラに関するお問い合わせはこちら

パナソニックEWネットワークスでは、ネットワークを利用したオンプレのカメラシステムはもちろん、クラウドカメラシステムの導入、お客様の要望に合わせたソリューションを提供しています。
法人様向けのクラウドカメラについてのご相談は、こちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。

監視カメラシステムの導入成功事例

監視カメラシステムの導入は、現代のビジネスや公共の安全管理にとって欠かせない役割を果たしています。
小売店から学校、工場、オフィスビルに至るまで、多岐にわたる環境で成功事例が報告されています。これらのシステムが安全性、セキュリティ、効率性の向上にどのように貢献しているかについての具体的な事例を紹介します。

監視カメラシステムの導入成功事例

小売店舗の防犯強化

小売店舗での防犯強化では、高解像度カメラを戦略的な位置に配置することで、店内の安全が大きく向上しました。
この導入により、盗難率の低下と店舗の損失削減が実現し、従業員と顧客の安全感が向上しています。
さらに監視データの分析により、店舗運営の効率化も図られました。

小売店舗の防犯強化

学校での安全な学習環境の確保

カメラを校内の公共エリアや入口に設置することで、不審者の侵入防止や生徒間のトラブルの早期発見が可能となりました。
このシステムは学校行事や放課後の活動の監視にも役立ち、生徒と教職員の両方に安全な環境を提供しました。

学校での安全な学習環境の確保

工場の生産ラインの監視強化

監視カメラシステムの導入により、生産プロセスのリアルタイム監視が可能になりました。
それに伴い、機械の故障や生産ラインの停止、品質問題の発生などが速やかに検出できるようになったことで、ダウンタイムの大幅な削減と生産性の向上が達成されました。

工場の生産ラインの監視強化

オフィスビルでの入退管理システムの効率化

監視カメラシステムの導入により、セキュリティが大幅に強化され、運営コストの削減に貢献しました。
このシステムによって、不正アクセスやセキュリティ違反の迅速な検出が可能になり、従業員の安全確保に大きく寄与しています。
また従業員の出勤・退勤管理が自動化され、これまで手作業で行っていた管理作業の時間とコストを削減しました。

オフィスビルでの入退管理システムの効率化

よくある質問

監視カメラにはどんな種類がありますか

監視カメラの形状はバレット型・ドーム型・PTZ型の3種類が代表的です。
バレット型は店舗や屋外に設置されているカメラで、一方向を撮影するのに向いています。
非常に目立つ形状をしていることから、設置されているだけで犯罪の心理的抑止力としても効果的です。
ドーム型は名前の通り、ドームのような丸型のカメラが天井などに逆さまでついているタイプです。
一見すると監視カメラとわかりにくく、店舗内の雰囲気を壊さずに設置できます。
カメラの向いている方向もわかりにくいため、こちらも犯罪抑止に効果的です。
PTZカメラは遠隔操作機能を持つカメラです。
ドーム型と形状は似ており、カメラが360度水平に回転し、映像の拡大・縮小もできます。
遠隔監視に向いていることから、リアルタイムでモニタリングをしたい場合に向いています。

既に設置してある監視カメラでも使用できますか

監視カメラシステムを構築する際は、既存の監視カメラをシステムの一部に組み込むことも可能です。
ただし、HDDやSSD・SDカードでデータ保存していた場合、アナログカメラでの対応に限ります。
ネットワークカメラとアナログカメラを併用したシステム構築も可能ですから、既存の監視カメラも利用したい時はご相談ください。

監視カメラの寿命はどのくらいですか

定期的なメンテナンスも行っていれば、およそ10年程度が目安とされています。
ただし監視カメラの寿命は、メーカーによっても若干の違いがあります。
メンテナンスを怠ると寿命は短くなるため、定期的にメーカーや専門家に依頼して、故障や不具合の有無を確認しましょう。

クラウドカメラは監視だけでなく様々なビジネスシーンで活躍

ネットワークカメラの中でも、最も手軽で利用しやすいクラウドカメラは、監視カメラとしての役割だけでなく、幅広いビジネスシーンで利用されています。
小売業界や物流、医療・介護、保育、ITなどあらゆるビジネスシーンに適した機能も有しており、それぞれに合わせてカスタマイズも可能です。
警備や防犯だけでなく、見守り、混雑状況把握など、パナソニックEWネットワークスのクラウドカメラがお客様のご要望にお応えします。

関連情報はこちら

関連記事はこちら