すまいの保険のコラム

防災の日 賢いハザードマップの使い方

目次

    ゲリラ豪雨や台風が来る度にハザードマップの重要性が報道がされますが、(社)防災ジオラマ推進ネットワークによると、自分が住んでいる地域のハザードマップの内容を認知している人は2割未満、一度でも見たことがある人ですら半数未満です。9月1日は防災の日なので、これを機にハザードマップの正しい見方を身に付け、災害に備えておきましょう。

    賢いハザードマップの使い方

    各自治体のハザードマップを入手するのもよいですが、自治体によって提供の仕方が様々なため、ハードルが高く感じてしまう人もいるかもしれません。まずは国土交通省が提供する重ねるハザードマップで、自身が住んでいる地域の主要な災害リスクを把握するのがよいでしょう。

    こちらは重ねるハザードマップのトップページです。日本地図をマウススクロールで縮尺変更するか、図表1で示す地名検索ボックスで検索して調べたい地域に移動します。ウェブブラウザが位置情報の追跡を許可していれば「現在地へ移動」のアイコンで現在地に飛ぶこともできます。

    図表1:重ねるハザードマップの画面

    出典:国土交通省「重ねるハザードマップ」
    (注釈は当サイトにて追加)

    図表1:重ねるハザードマップの画面

    図表1では例として京阪神地区を表示し、災害種別は「洪水」を選択しています。すると自動的に凡例は「洪水浸水想定区域(想定最大規模)」と「ため池決壊による浸水想定区域」が選択され、川沿いを中心に洪水浸水リスクが表示されます。

    さらに「解説凡例」を押せば図表2のように説明が表示され、リスクをよりイメージしやすくなります。

    図表2:重ねるハザードマップの解説凡例

    出典:国土交通省「重ねるハザードマップ」

    図表2:重ねるハザードマップの解説凡例

    基本的に凡例は初期表示で問題ないですが、洪水の場合は「家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食)」を追加表示するのがおすすめです。2015年9月関東・東北豪雨における堤防決壊に伴う家屋倒壊・流出を受け、同等の氾濫や河岸侵食が想定される区域が公表されており、その情報が図表3のように濃い赤色で示されます。

    図表3:重ねるハザードマップの利用例

    出典:国土交通省「重ねるハザードマップ」

    図表3:重ねるハザードマップの利用例

    特定地点について災害リスクを知りたい場合は、図表4の「リスクをまとめて表示」のアイコンを選択した状態で、地図上を選択すると、その地点について災害種別に災害リスクが表示されます。図表5は大阪市福島区のある地点を選択しています。

    図表4:重ねるハザードマップのアイコン

    出典:国土交通省「重ねるハザードマップ」
    (注釈は当サイトにて追加)

    図表4:重ねるハザードマップのアイコン

    図表5:重ねるハザードマップ
    「リスクをまとめて表示」の画面例

    出典:国土交通省「重ねるハザードマップ」

    図表5:重ねるハザードマップ「リスクをまとめて表示」の画面例

    ただし、重ねるハザードマップの情報の全てが最新とは限りません。例えば土砂災害警戒区域の情報については2020年8月17日時点で国土数値情報平成29年版が使われていますが、6月23日に令和元年版が公開されており、その間に調査が進んで土砂災害警戒区域となった地点についての情報は反映されていません。

    こうしたケースがあるので、図表5の下部にあるような「〇〇(地域名)のハザードマップを見る」のリンクから、さらに「わがまちハザードマップ」に遷移するとよいでしょう。該当する自治体をクリックすれば、各自治体がインターネットで公開しているハザードマップを閲覧することができます。例えば大阪府大阪市なら図表6のように、複数のハザードマップの公開URLへのリンクが表示されます。

    図表6:「わがまちハザードマップ」の画面例

    出典:国土交通省「わがまちハザードマップ」

    図表6:「わがまちハザードマップ」の画面例

    それでも最新かどうかが不明の場合は、国土数値情報ダウンロードからデータを取得するのが確実です。

    ハザードマップをどのように活かせばよいか

    住まい選びの参考に

    ハザードマップで災害リスクが指定されていなければ安全ということではありませんが、ハザードマップで想定された浸水地域で、実際に大きな水害が発生しているケースは少なくありません。そのため、引っ越しなどの際にはハザードマップで災害リスクが高い地域を把握し、選定条件の1つとして考慮するのもよいでしょう。また、どのような災害が起こりやすいかを把握することで、どのような災害の備えをしておけばよいかの参考にもなります。

    住宅の補強

    ハザードマップ上で災害リスクが指定されている場所に既にお住いの場合も、どのような災害のリスクが高いかを把握することで、様々な対策を立てることができます。例えば水害リスクに対しては、住宅の補強が有効です。特に最近注目されているのは耐水化住宅です。2階建て戸建住宅の場合、大規模な浸水があった時に危険なのは「家屋が浮き上がって流出してしまうこと」です。耐水化住宅は、1階部分が浸水してしまっても、家屋が流れなければ2階で最低限の生存空間を確保できるという考え方に基づき、家屋の接合部を補強することで浮き上がり対策を行います。(滋賀県「耐水化建築ガイドライン」)

    他にも1階部分を柱のみにするピロティ形式の住宅や、地震リスクが高い地域であれば耐震補強など災害リスクに応じて様々な方法が考えられます。

    避難経路や避難方法の確認

    災害発生に備え、避難経路や避難方法を予め確認しておくのがよいでしょう。内閣府が推奨しているのは図表7のような災害・避難カードを作成し、分かりやすい場所に設置・所持しておくことです。

    図表7:「土砂災害から身を守る!」(内閣府)

    出典:国土交通省「わがまちハザードマップ」

    図表7:「土砂災害から身を守る!」(内閣府)

    災害によって避難すべき場所は変わってきます。川が氾濫している時に川近くの小学校に避難するのはかえって危険です。そこで予め災害ごとに避難先や避難の合図を整理しておくと、いざという時に冷静に判断できます。

    避難の合図については首相官邸ホームページ「土砂災害から身を守るには」などで警報の危険度の意味を理解し、どのタイミングで避難するかを決めておく必要があります。災害・避難カードのフォーマットは、内閣府「災害・避難カード事例集」からダウンロードできます。

    防災情報をすぐに受信できる体制の確立

    避難の合図を迅速に取得するには、適切な情報源を確保しておくことが大切です。例えば多言語で提供されている「災害時に便利なアプリとWEBサイト」(内閣府)では、災害時に使えるスマートフォンアプリとして以下の4つが紹介されています。

    • Safety tips
    • Japan Official Travel App
    • NHK WORLD-JAPAN
    • Goo防災アプリ

    こうした情報源を用いて避難情報をいち早く入手し、迅速に避難するのが身の安全を守る上で重要です。

    国土交通省と自治体のハザードマップでは、災害リスクの表示が異なる場合があります。
    実際のお住まいの指定避難所または広域避難所を確認しておくことや、
    ご家族の中での緊急連絡先、集合場所などは、定期的に話し合ったり、
    避難所への道順の確認を家族で散歩するなど、もしもの時に日ごろから備えましょう。
    ご相談は、各種保険を取り扱っているパナソニック保険サービスにお任せください。

    上記の内容は、パナソニックグループの従業員の皆さまに、
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