2024.12.23

「学びたい人が学べる世界」を実現するために。リユース可能なパソコンをアフリカ支援団体へ寄贈しました

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アフリカ支援団体へパソコン6台を寄贈

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パナソニック インフォメーションシステムズでは、交換時期に達したパソコンを寄贈し、アフリカの若者を支援するボランティア活動を開始しました。2024年11月下旬に、第一弾となる6台をアフリカ支援団体「Power Learn Project」「NPO法人 Class for Everyone」へ発送しました。パソコンはケニアへ送られ、若者向けのIT研修プログラムで活用される予定です。

当社では資産として保有するパソコンの交換時期を使用4年以上と設定し、交換時期に達したパソコンはこれまで廃棄していました。廃棄対象といっても、まだ十分に使用できるものです。しかし一般的に、企業が保有パソコンを再利用する際には、情報漏洩リスクが大きな課題となります。

当社はパナソニックグループのIT中核会社として情報セキュリティを担保するノウハウと、それを実現できる社内リソースを保有しています。今回、社内の様々な立場の関係者が一致団結することで、先述の課題をクリアしました。

パソコンの寄贈により、アフリカの「学びたいけれど学べない人」に学習環境を提供します。さらに、アフリカの若者にパナソニックグループへの親しみを抱いてもらうきっかけとなるだけでなく、社員のグローバル視点や社会課題の解決に寄与するボランティア精神の醸成も期待しています。

ボランティアの中心は、福岡で活躍する社員2名

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この取り組みを実現したのは、製造SCMソリューション本部 製造SAPソリューション事業部の廣瀬さんと岡本さんです。2023年12月に廣瀬さんが岡本さんに声をかけ、2人の勤務地である福岡で活動がスタートしました。

まずはパナソニックグループ内や当社内の様々な人にヒアリングし、実現の可能性を探ることから始めたといいます。廣瀬さんは「当社が新社屋への移転に向けて資産整理する中で、交換時期にあたるパソコンが複数発生することが期待されました」と振り返ります。

2024年3~9月にかけ、リユースのハードルとなっていたセキュリティ問題を解決するために社内インフラ部門と入念な打ち合わせを重ねました。そして様々な人から後押しを受け、2024年10月、いよいよ寄贈用パソコンの受け付けを開始しました。

岡本さんは「寄贈できるパソコンは、まだ社内にあると思います。2025年3月まで受け付けているので、協力を得られるよう呼び掛けていきます」と話しました。

ボランティアへ一歩踏み出せたのは、同志の存在

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廣瀬さんと岡本さんには、これまで積極的にボランティア活動に参加してきたという同じ背景があります。

廣瀬さんは2019年に入社。2015~2017年まで国際協力機構(JICA)の海外協力隊員としてケニアでボランティアに従事しました。入社後もパナソニックグループの社内起業家育成プログラムに参加してケニアの若者支援を考えるなど、国際協力への想いを持ち続けてきたといいます。

廣瀬さんは「海外協力隊に飛び込んだことで、ボランティアに参加する心理的ハードルが下がりました。そんななか、アフリカの若者向けに無償のIT研修プログラムを支援する団体が中古パソコンの寄贈を募集していると聞き、『当社でもパソコンの寄贈を実現できないか?』と思い立ちました」と話します。

岡本さんも、もともとボランティアへの関心が高かったそう。学生の頃は高校生向けのボランティアに参加し、2023年の入社後もパナソニックグループの環境保全活動「Panasonic ECO RELAY JAPAN」に参加するなど、精力的に社会貢献に取り組んできました。

岡本さんは「自分と同じ悩みを持つ人を助けたい、社会問題の解決に貢献したいという気持ちでボランティアを始めました。ボランティア活動に飛び込む一歩を踏み出せたのは、同じ志を持つ人からの誘いがあったからです」と語ります。

今回のパソコン寄贈の取り組みも、廣瀬さんの想いが岡本さんに共鳴したのが始まりでした。廣瀬さんは「社内の様々な人に共感してもらい、いろんな部署を巻き込んで寄贈が実現しました。今後も取り組みを継続し、グループ全体に広がればと願っています」と期待を込めました。

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Panasonic Information Systems Co., Ltd.

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