地震に強い家の6つの特徴丨構造・地盤・立地から見える共通点と見極め方

地震大国・日本で安心して暮らすためには「地震に強い家」を選ぶことが欠かせません。
建物の構造だけでなく、地盤の状態や立地環境など、住宅の耐震性を左右する要素は多岐にわたります。

地震に強い家とは、単に「倒壊しない家」ではありません。
本当に地震に強い家とは、家族が安心して暮らし続けられる家のことです。

この記事では、地震に強い家の基本的な定義や特徴、さらに実際に家を建てる際に押さえておきたい見極めポイントを、わかりやすく解説します。

地震に強い家の6つの特徴丨構造・地盤・立地から見える共通点と見極め方

地震に強い家とは具体的にどういう家?

地震に強い家とは具体的にどういう家?

地震に強い家とは、大きな地震で倒壊や崩壊を防ぎ、住む人の命と暮らしを守る家です。

日本は地震が多い国で、マグニチュード6以上の地震の約2割が日本で発生しています。
だからこそ、安心して暮らすためには、高い耐震性能を備えた住宅を選ぶことが欠かせません。

地震対策の3つの基準

地震対策には「耐震」「制震」「免震」という3つの基本的なアプローチがあります。
それぞれ異なる仕組みで地震の被害を抑えるため、特徴を理解したうえで選択することが大切です。

耐震

耐震は、建物そのものを頑丈にして地震の揺れに耐える構造です。柱や梁、壁をしっかりと接合し、筋交いや構造用合板などで補強することで、強い揺れでも倒壊や崩壊を防ぎます。

建築基準法では、新築住宅に一定の耐震性能が義務付けられており、最もコストを抑えやすい構造として一般的な戸建て住宅で多く採用されています。

ただし、地震の揺れを直接受けるため、上層階ほど揺れが大きくなり、繰り返しの地震によってダメージが蓄積するリスクがある点には注意が必要です。

制震

制震は、建物内部に制震装置やダンパーを組み込み、地震のエネルギーを吸収して揺れを抑える構造です。これにより、建物自体へのダメージを軽減でき、とくに繰り返し発生する地震や余震にも強いのが特徴です。

免震構造に比べてコストを抑えやすく、大きな地震時の損傷を減らし、修繕費用の削減にもつながります。

免震

免震は、建物と地盤の間に特殊な装置を設置し、地震の揺れが直接建物に伝わらないようにする構造です。これにより、室内の揺れを大幅に軽減でき、家具の転倒や内装の損傷を防ぐ効果が期待できます。地震後も住み続けられる可能性が高い点が大きなメリットです。

ただし、免震装置の設置には高度な技術や十分なスペースが必要で、導入コストも高額になります。そのため、主に大型ビルやマンションに採用されるケースが多く、一般的な戸建て住宅では選択肢として現実的でない場合もあります。

また、定期的な点検・メンテナンスが欠かせない点にも注意が必要です。

こちらの記事では、耐震等級について解説しています。
日本で地震に強い家づくりが必要な主な理由も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

地震に強い家の重要性

株式会社NEXERとパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社が実施した「住宅の地震対策に関するアンケート」によると、全国の男女986名のうち約9割が「地震対策は重要」と回答しています。

一方で、住宅選びに欠かせない「耐震等級」については理解が十分でなく、約半数が「まったく知らない」、約4割が「言葉だけは知っている」と答えました。多くの人が重要性を感じていながらも、具体的な判断基準となる知識が不足しているのが現状です。

【知識不足がリスクを招く?】住宅購入で重要な「耐震等級」への無関心。9割が重要視しても、詳細を知る人はわずか

地震に強い家が必要とされる理由は、大きく2つあります。

ひとつ目は「家族の命を守るため」です。地震による倒壊や崩壊は、命に直結する危険を伴います。とくに就寝中や在宅時に大地震が発生した場合、建物の耐震性が生死を分けることもあります。

2つ目は「地震後の生活を守るため」です。倒壊を免れても、建物が大きく損傷すれば高額な修繕費が発生し、避難所生活を余儀なくされることもあります。耐震性の高い家であれば、地震後もそのまま住み続けられる可能性が高く、経済的・精神的な負担を大きく軽減できます。

安心して長く暮らすためには、地震に関する正しい知識を持ち、確かな耐震性能を備えた住まいを選ぶことが何よりも大切です。

地震に強い家の造りと特徴

地震に強い家の造りと特徴

地震に強い家には共通する特徴があります。
これらを理解することで、どの家が本当に地震に強いのかを見極めることができます。構造や立地、メンテナンス、設備など、さまざまな視点から地震に強い家の条件を見ていきましょう。

構造や形状がシンプル

地震に強い家は、一般的に正方形や長方形など、シンプルな形状をしているのが特徴です。建物の形がシンプルだと、地震のエネルギーをバランスよく分散でき、全体で揺れに耐えられるため、倒壊リスクを抑えられます。

反対に、L字型やコの字型といった複雑な形状の建物は、接合部分に力が集中しやすく、損傷が起きやすい傾向があります。また、1階にガレージがあり壁が少ない構造は、揺れに対して弱点となる場合があります。

ただし、これはあくまで一般論です。パナソニックの「テクノストラクチャー工法」のように、緻密な構造計算を行うことで、複雑な形状でも十分な強度を確保できるケースもあります。許容応力度計算を用いれば、L字型や大開口のデザインでも高い耐震性を実現可能です。

つまり、シンプルな形状は有利ですが、適切な構造計算を行えば、デザイン性と耐震性を両立できるということです。

高さと重心が低い

建物の高さが低いほど、地震の揺れによる影響を受けにくくなります。高い建物ほど揺れが増幅され、上層階ほど揺れが大きくなるためです。2階建てより3階建て、3階建てより高層建築の方が揺れの影響を受けやすくなります。

一般住宅では、平屋が最も地震に強い形態です。高さが低いため、揺れによる負担が少なく、倒壊リスクも低くなります。

また、重心が低いほど地震の揺れに対して安定します。屋根材を軽量なガルバリウム鋼板などにすることで、重心を下げ、揺れ幅を小さくすることができます。

ただし、高さや重心だけで耐震性が決まるわけではなく、地盤の状態や建物の構造、耐震等級なども総合的に考慮する必要があります。

質量が小さい

地震のエネルギーは建物の質量に比例して伝わります。つまり、建物の質量が小さいほど地震の揺れが小さくなり、負担が軽減されます。

建物の質量は、使用する建材によって異なり、木造が最も軽く、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の順に重くなります。そのため、質量だけで見ると木造建築が地震に有利です。

ただし、質量が小さいことだけが耐震性を決めるわけではありません。鉄筋コンクリート造のように重い構造でも、高い剛性で揺れを抑制できるため、強度が高く、揺れに対して粘り強く耐えることができます。

また、質量が小さい建物でも、地盤が緩かったり構造が複雑だと耐震性が低下する可能性があるため、総合的に判断することが重要です。

災害リスクの低い立地を選んでいる

どんなに耐震性が高い建物でも、地盤が弱ければその性能を十分に発揮できません。地震に強い家づくりは、実は土地選びから始まります。

株式会社NEXERとパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社が実施したアンケートによると、住宅選びで「災害対策で立地を気にしたことがない」という回答は12%にとどまり、約9割が立地を意識していることがわかりました。

とくに「地盤の強さ」を重視する人が78.9%、次いで「津波や洪水の懸念が少ないこと」を挙げた人が約6割でした。このデータからわかるように、家を建てるうえで立地の安全性を考慮するのは、最早当たり前のことなのです。

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地盤が強い土地に家を建てれば、地震の揺れが増幅されにくく、倒壊や沈下のリスクを大幅に減らせます。逆に、地盤が緩い土地では、頑丈な建物でも揺れにより家が傾いたり沈んだりする恐れがあります。

立地選びでは、過去の災害履歴や地形、周辺環境も考慮することが重要です。海や川の近く、埋立地、谷や窪地などは災害リスクが高い傾向があります。地盤の強い土地を選ぶことで、地盤改良費用を抑えつつ、地震に強い家を建てられます。

メンテナンスが定期的に行われている

地震に強い家であり続けるためには、建物の維持・管理が欠かせません。新築時に最高等級の耐震性能を備えていても、メンテナンスを怠ると、経年劣化により本来の性能を発揮できなくなります。

とくに木造住宅では、湿気とシロアリに注意が必要です。壁体内結露が柱や梁を腐らせ、木材腐朽菌が繁殖すると、構造材の強度が低下し、大きな地震に耐えられなくなることがあります。阪神淡路大震災では、多くの被災住宅にシロアリによる木材の腐敗があったと言われています。

このように、目に見えない部分の劣化が耐震性能に大きな影響を与えるため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。外壁や屋根の点検、防蟻処理、通気層の確保など、専門家によるチェックを受けることで、長期間安心して暮らせる家を保つことができます。

災害時のための設備や備蓄がある

地震に強い家は、単に倒壊しないだけでなく、地震後も家族が安全に暮らし続けられる家です。これを実現するためには、災害時に備えた設備や備蓄を整えておくことが非常に重要です。

大規模な地震が発生すると、電気・ガス・水道などのライフラインが停止することがあります。避難所での生活を強いられるケースも少なくありません。しかし、建物が損傷していなければ、自宅での避難が可能になります。

以下の設備を備えておくと、停電やライフラインの停止時に自宅での避難が比較的容易にできます。

【災害時に備えるべき設備】

設備 役立つ理由
太陽光発電システム+蓄電池 停電時でも電力を確保し、照明や通信機器などの使用が可能。
エコキュート 電気温水器で、タンク内の水を生活用水として利用できる。

災害時に必要となる備蓄品は、事前に準備しておくことが重要です。以下は最低限用意しておくべきものです。

【災害時に備えておくべき備蓄】

備蓄品 役立つ理由
食料・飲料水 最低でも3日分、できれば1週間分を準備。
懐中電灯 停電時に照明を確保するため。
ラジオ 災害情報を得るために必要。
救急用品 包帯、消毒液、常備薬など、緊急時に使用。
携帯トイレ トイレが使用できない場合に備える。

備蓄は「ローリングストック方式」で行うのが効果的です。普段から食べている食品を少し多めに購入し、古いものから消費して新しいものを補充する方法です。この方法なら、無理なく備蓄を続けることができます。

地震に強い家を見極める際のポイント

地震に強い家を見極める際のポイント

実際に家を建てたり購入したりする際、どのような点に注目すれば地震に強い家を見極められるのでしょうか。ここでは、具体的な判断基準となるポイントを紹介します。

振動実験の実施の有無

大手の住宅会社などでは、建物の耐震性を実証するために実大振動実験を実施しています。実験は実際の建物と同じ大きさの試験体で震度7の揺れを再現し、耐震性能を確認するというものが多いようです。

実験結果は耐震性を示す重要な指標ですが、実験条件が自分の家とは異なる場合が多いため、まったく同じ結果とは限らない点には注意が必要です。重要なのは、実際に建てる家の地盤状況や間取り、屋根形状などを踏まえて強度を計算で確認することです。

そのため、実験結果だけでなく、個別の構造計算が行われているかどうかが重要です。

耐震等級丨理想は等級3

耐震等級は、建物の耐震性を示す最もわかりやすい指標です。住宅性能表示制度にもとづき、1から3の3段階で評価され、数字が大きいほど耐震性が高いことを示します。

  • 耐震等級1:建築基準法で定められた最低限の耐震性能で、震度6強から7の地震でも倒壊・崩壊しない強度があります。しかし、大きな損傷の可能性は残ります。新築住宅は必ずこの基準を満たしています。
  • 耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の地震力に対する強度を持ち、学校や病院などの避難所に求められる耐震性能と同等です。一般住宅では、この等級以上で「長期優良住宅」の認定を受けることができます。
  • 耐震等級3:最高等級で、耐震等級1の1.5倍の地震力に対する強度を誇ります。消防署や警察署などの災害時の拠点に求められる性能と同等です。2016年の熊本地震では、震度7の揺れが2回発生しましたが、耐震等級3の住宅は倒壊を免れたという調査結果があります。

繰り返しの地震にも耐えられる強度を持つ耐震等級3は、家族の命を守るために必須の選択です。

地盤調査と地盤改良

建物を支える地盤の強度は耐震性に直結する重要な要素です。現在、新築住宅を建てる際には地盤調査が義務付けられており、調査結果で地盤が軟弱と判断されると、地盤改良工事が必要となります。

地盤改良の費用は地盤の状態によって大きく変わり、数十万円から数百万円の追加費用がかかることもあります。そのため、土地購入前にできるだけ地盤が強い土地を選ぶことが、コストを抑えるために重要です。

立地の安全性

土地を選ぶ際、立地が災害リスクの低い場所かどうかを確認することは非常に重要です。どれほど建物の耐震性が高くても、立地にリスクがあれば、地震や二次災害による被害を受ける可能性があります。

立地の安全性を確認するためには、いくつかの具体的な手段があります。購入前に必ず確認しておくべきポイントを見ていきましょう。

ハザードマップを確認する

ハザードマップは、自然災害のリスクや避難経路を示した地図で、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で簡単に確認できます。洪水、土砂災害、津波、地震などのリスクが視覚的にわかり、土地の災害リスクを把握できます。

とくに浸水想定区域や土砂災害警戒区域は要注意です。地形分類情報も重要で、盛土や埋立地などは地盤が緩い可能性があります。

出典:国土交通省「ハザードマップポータルサイト」

地盤サポートマップを確認する

地盤サポートマップは、過去の地盤調査データをもとに地盤の強さを推定できるツールです。JHS(ジャパンホームシールド株式会社)が提供し、住所を入力するだけで地盤の強さや改良工事の必要性を確認できます。全国200万件以上のデータにもとづき、高い信頼性があります。

土地購入前に地盤サポートマップで確認すれば、地盤改良費用を予測でき、予算計画を立てやすくなります。これにより、予想外の出費を避けることができます。

出典:JHS(ジャパンホームシールド株式会社)「地盤サポートマップ」

土地購入前に現地調査・役所調査を行う

インターネットの情報だけでは不十分です。実際に現地を訪れ、周辺の地形や土地の高低差、水はけの状態を確認しましょう。大雨後に水たまりができやすい場所や、周囲より低い土地は地盤が弱い可能性があります。

また、周辺の建物にひび割れや傾きがないかもチェックしましょう。

役所調査も重要です。市区町村の都市計画課や建築指導課で、土地に関する詳細な情報を得られます。確認すべき項目には、都市計画法上の区域区分や災害危険区域、過去の災害履歴などがあります。

これらの調査を総合的に判断することで、安全な土地かどうかを見極めていきます。

建物の構造・工法

建物の構造には、主に木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3種類があり、それぞれに特徴があります。

どの構造が優れているということはなく、それぞれにメリットとデメリットがあります。予算や希望する間取り、メンテナンス性などを考慮して選びましょう。

木造

木造は、日本の住宅の約9割を占める一般的な構造です。木材は軽量でありながら、圧縮や引っ張りに対して高い強度を備えています。

メリット デメリット
軽量で地震のエネルギーを伝わりにくい 火災に弱い
地震の衝撃を分散しやすい シロアリや腐朽のリスクがある
設計の自由度が高い 定期的なメンテナンスが必要
コストを抑えやすく、リフォームがしやすい
日本の気候に適した調湿性、断熱性

木造は、適切な防火処理や防蟻処理、定期的なメンテナンスによって、デメリットを軽減できます。古くからなじみがある構造ということもあり、木造住宅は非常に人気が高く、多くの家庭に選ばれています。

鉄骨造

鉄骨造は、柱や梁に鋼材を使用した構造で、軽量鉄骨と重量鉄骨の2種類があります。鉄骨造の強みは、鋼材の「ねばり」によって耐震性を確保できる点です。

メリット デメリット
鋼材の「ねばり」で耐震性が高い 木造よりコストが高くなる
工場で精密に加工された部材を使用 鉄は熱に弱く、火災時に強度が低下する
品質が安定し、施工のばらつきが少ない 錆びやすく、防錆処理やメンテナンスが必要
重量鉄骨を使うことで大空間が作りやすい 鉄骨造は木造よりも重量があり、地盤改良費用がかさむことがある
広いリビングやガレージなど、開放的な間取りが可能

鉄骨造は、その耐震性や大空間設計が可能な点で魅力的ですが、コストやメンテナンスにかかる費用が高いというデメリットもあります。とくに地盤が弱い場所での使用には注意が必要です。

RC造

RC造(鉄筋コンクリート造)は、引っ張り力に強い鉄筋と圧縮力に強いコンクリートを組み合わせた構造で、3つの構造の中で最も高い強度と耐久性を誇ります。

メリット デメリット
高い強度と耐久性を誇る 非常に高いコストがかかる
耐震性、耐火性、遮音性に優れている 施工に時間と費用がかかる
重量があり、建物の揺れを抑える効果がある 地盤への負担が大きく、地盤改良が必要な場合が多い
間取り変更やリフォームが困難
コンクリートの熱伝導率が高く、断熱対策が必要

RC造はその高い耐震性や耐火性により、とくに高層建築や商業施設に適していますが、コストや施工にかかる手間、またリフォームの難しさなどがデメリットとして挙げられます。

建物の基礎

建物を支える基礎工事も、耐震性に大きく影響します。
基礎には大きく分けて「布基礎」と「ベタ基礎」の2種類があり、それぞれに特徴があります。

布基礎

布基礎は、建物の壁の位置に沿って逆T字型のコンクリート基礎を配置する方法で、建物を線で支える構造です。

メリット デメリット
コストを抑えられる 耐震性や防湿性でベタ基礎に劣る
地盤が良好であれば十分な耐震性を確保 地盤が軟弱な土地や重い建物には不向き
寒冷地では施工上選ばれることがある

布基礎はコストを抑えることができ、地盤が良好な場所では十分に耐震性を確保できますが、耐震性や防湿性の面でベタ基礎に劣るため、地盤が軟弱な場所や重い建物には不向きです。

ベタ基礎

ベタ基礎は、建物の底部全体に鉄筋コンクリートの厚い板を敷き、建物を面で支える方法です。

メリット デメリット
耐震性に優れている コンクリートと鉄筋の使用量が多く、コストが高い
軟弱地盤や重い建物にも対応可能
不同沈下のリスクを低減できる
地面からの湿気を防ぎ、シロアリの侵入を防ぎやすい
長期的な耐久性が保たれる

ベタ基礎は、耐震性や耐久性を重視する新築住宅において主流の基礎工法となっています。

まとめ

地震に強い家とは、単に倒壊しない家ではなく、家族が安心して長く暮らせる家です。この記事では、「免震」「制震」「耐震」の違いから、地震に強い家の6つの特徴、家を建てる際の見極めポイントまで幅広く解説しました。

構造や形状、地盤、立地、メンテナンス、設備といった視点から総合的に判断することが大切です。とくに重要なのは、耐震等級3 を選ぶこと、地盤が強い土地を選ぶこと、そして個別の構造計算をしっかり行うことです。

パナソニックでは、許容応力度計算を用いて、繰り返す地震にも負けない確かな耐震性を提案しています。「テクノストラクチャー」・「テクノストラクチャーEX」では、耐震性、デザイン性、価格のバランスを追求した家づくりを提案しています。

この記事が家づくりのお役に立ち、家族の安全と安心を守る家づくりが実現できることを願っています。

テクノストラクチャー工法は、1棟1棟構造計算をして建築する工法です。
緻密な「構造計算」を1棟1棟実施し、強さの検証を行うのが特長です
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