フォトギャラリー建築実例

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使い方自在な3つの庭と
ビルトインガレージをもつ家

天気を気にせず、いつでも遊べる内庭

ご夫妻でツーリングやキャンプを楽しむS様のお住まいは、バイク4台が楽に収まるビルトインガレージと使い方自在な3つの庭をもつ家です。

S様邸の玄関ドアを開けると、最初に目に飛び込んでくるのは、全面タイル貼りで仕上げた広いホールです。そこはLDKや2階への通路であると同時に、上部を吹抜けにすることで光と風の通り道になっている“内庭”のような存在。開放感のあるスペースで、大勢のゲストを迎えやすいだけでなく、階段をスケルトンにしたことで階段下まで広々と使え、「天気に関係なく遊べて、子どものお気に入りです」と奥様が話してくださいました。

引戸を引き込んでワンルームのように使えるLDK

1階は内庭をはさんで北側に約20畳のLDK、南側にガラス張りのガレージを配置しています。引戸をすべて引き込めるようにしたことで、リビングと内庭をつながりのある空間として使え、友人の多いS様邸では、ゲストが思い思いの場所に腰かけて縁側のように使うこともあるそうです。

床は、ほのかにピンク色を感じさせるチェリー材を採用。テレビボードは浮遊感のあるデザインで掃除をしやすくするとともに、水平ラインを強調した造作で奥行きを感じさせる効果も。壁と天井にはスピーカーを配置し5.1サラウンドシステムを実現。アウトドア派の旦那様ですが、「リビングのソファに座って、音楽を聴いたり、映画を見たりするのが、お気に入りの時間になりました」。

料理が好きなお二人は、ガスオーブンや70本の容量をもつワインセラーの配置にもこだわり、キッチンでおつまみをつくったりダイニングで飲んだり。「友人が来て、みんなでワイワイしているときも、玄関側からパントリーを経由してキッチンに入れる、使い勝手がいい間取りです」と奥様。

内庭側からも、パントリー側からも入ることができるLDKは、それぞれの入口に照明のスイッチプレートを配置。どちらから出入りしても照明のON/OFFができて、朝の忙しい出勤時や帰宅時もストレスがありません。

大開口のガレージを実現し、愛機を眺めて楽しむ

内庭をはさんで、南側に配置した約18㎡のガレージは、お二人が乗るバイク計4台と2台の自転車がゆったり置ける広さ。内庭とガレージの間は大きなガラス窓。ガレージの出入口もあえてシャッターにはせず、全開口できるガラスの折れ戸にしています。

家づくりを決意されてから検討を重ねたS様ご夫妻は「リビングから見える広いガレージがほしい」「階段はリビングを通らずに行き来できる配置に」「1階はワンルームのような使い方で2階に浴室や寝室などプライベート空間を集約したい」など、具体的なイメージをお持ちでした。

「幾つかの住宅会社から『無理です』と言われたのですが、『テクノストラクチャーの家なら、問題なく実現できます』と言ってくれたのが今回依頼したパナソニックビルダーズグループの住宅会社でした。さらに、『こだわりを追求するなら、建築家にプランニングを依頼する方法もあります』と教えてもらったのです」と旦那様。

リビングに居ながら、ガレージの愛機を眺めて楽しめるだけでなく、「南面道路で交通量があるのですが、ガレージと内庭があるため道路側からLDKまで見えることがありません」と旦那様。

プライバシーと開放感を両立したお住まいで、お子さんが窓越しにバイクのメンテナンスをするご主人を見たり、奥様と土間でボール遊びをする姿をガレージから眺めたり、家族の気配を感じ合える暮らし。家族が自由に好きなことができる空間を楽しんでいます。

中庭や空庭でまどろんだり、BBQを楽しむ

1階の内庭の先にはウッドデッキ“中庭”を設けています。LDKと連続性のある半屋外スペースは、BBQを楽しみデッキチェアでまどろむのにもぴったり。軒下にはハンモックを吊るすフックも設置しています。

2階にあるのは、ガレージの上に張り出した奥行き3.4mの広さの“空庭”。夏はビニールプールで遊ぶなど、“外の部屋”として家族の成長とともに使い方が広がっていきそうです。

大きな窓からの光が家中に届く

1階はゲストも迎える空間にする一方、2階は寝室や子ども部屋、浴室などプライベート空間を集約。空庭に面した大きな窓も特長の1つです。内側は冬でもサンルームのような暖かさで室内物干しとしても大活躍。洗って、干して、寝室のウォークインクローゼットに収納するまでの洗濯動線が最短で完了。「花粉症があり風も強い地域ですが、天気を気にせず朝干して仕事に出かけられるので助かっています」と奥様。

細部へのこだわり、選択の軸にしたのはカッコよさ

家づくりの過程ではプランだけでなく内装や設備など決めることがたくさんあります。スクエアな洗面台にデザイン性のある照明など、「迷ったときは便利さよりもカッコよさを優先したいという私たちなりの軸があったので、ブレることはありませんでした」というお二人。窓のサッシはすべて室内側は白、屋外側は黒に、また外壁のガルバリウム鋼板は正面は継ぎ目のない1枚仕立てにするなど、細部までこだわりを実現されています。

屋根に載せた太陽光発電は外観からは見えないよう屋根の傾きにこだわり、その中で最大限の容量を搭載。その太陽光発電と蓄電池のおかげで、台風で地域全体が停電になったときも、S様邸は明かりがつき、安心していられたそうです。