海外と日本を見つめ、人の生活をより良く。モニターを真剣な表情で見つめる有本の画像

有本 英希子
グローバルマーケティング本部 海外マーケティングセンター
マーケティングコミュニケーション部
2009年入社 30代
大学と大学院で国際政治学を専攻後、新卒でパナソニックへ入社。3度の産休・育休をはさみながら、
一貫して海外マーケティングの仕事に携わる。2021年10月から空質空調社にて現職。

新卒で選んだのは、
一番、自分を活かしてくれる会社。

今、どういったお仕事をされていますか?

私は入社以来ずっと、海外マーケティング部門の所属です。今は事業部と連携して、ナノイーやジアイーノといった空質技術を中心とする販促ツールやコンテンツの企画制作などを担当しています。入社前は大学院を休学して、ブラジルに行っていました。新興国が好きで、日本と違う世界を見たかったからです。そのとき、海外で人々の生活に寄り添って、日々をより良くできる仕事に携わりたいと感じ、帰国して入ったのがパナソニックでした。

新卒で多くの会社を受ける中、パナソニックを選ばれました。

一番、人に優しそうでしたね。幸之助さんの「水道哲学」も、人の生活に寄り添って生活に貢献できる仕事をしたい自分の思いに近しく感じました。あと、生活必需品の白物家電に、パナソニックは真剣に取り組もうとしていた。だから「パナソニックに入って、ブラジルで冷蔵庫を売りたいです」と面接で言いました。入社した2009年はちょうど会社がブラジルでの冷蔵庫工場の立ち上げを計画していて。タイミングよく入社2年目に担当させてもらえました。

ブラジルでのマーケティングは、どういったことを?

その頃は、1ヶ月程度のブラジル出張を繰り返す生活をしていました。市場調査やデザイン評価をして、市場に合う技術やラインナップを検討したり、市場の反応を製品にするために事業部に掛け合ったり、販売先の検討で店頭周りなどをしていました。ブラジルの冷蔵庫は2ドアが主流で上が冷凍庫のタイプも多く、大きなペットボトルが入るドア棚や、冷凍庫内の引き出しなどを求められました。生活習慣が違うとニーズも全然違うので面白かったです。

ショウルームにて、空調設備の説明をする有本の画像

できた製品を伝えるだけでなく、
モノづくりにも関わっていく。

その後、今のデジタルマーケティングを始められたんですね。

マーケティング部門内には、月々の販売をつくっていくメンバーと、コミュニケーション戦略を考えるメンバーがいます。後者のほうが自分で予定を組み立てやすいと思い、2人目の子供を産んで復帰した6年前に異動させてもらいました。その頃から、デジタルツールを駆使したコミュニケーション施策をメインで考えるようになり、グローバルで使える素材や手法づくり、インパクトを与えられる情報発信をめざして取り組んでいます。

お仕事の中で、事業部とも連携されると伺いました。

できた製品を伝えるだけでなく、事業部と連携をしてモノづくりに関わるのもマーケの役割の1つです。たとえば、ナノイーとジアイーノの魅力を多くの人にこう伝えたいからと、事業部に追加試験を依頼するとか、製品や機能のネーミングをこう発信したいからここまで開発してほしいと事業部にお願いします。また、開発側から「新しい技術が出る」と共有されたら、どう市場展開させるか、一緒になって検討する窓口にもなっていますね。

育児しながら働きやすい環境ですか?

私には、双子を含めて子供が4人いるのですが、勤務体系がコアタイムのないフレックスなので働きやすいです。生活に応じて何時から働いて何時に帰っても基本はOK。たとえば在宅ワークの日は、子供たちの夕食前後がバタバタするので予定をブロックして、一段落した後に仕事できます。チームメンバーとのホウレンソウのもと、自分の業務を回している限りは干渉されません。それは私が子持ちだからではなく他の方も同じです。だから私も仕事を続けてこられました。

ノートパソコンを手に同僚と談笑しながらミーティングをしている有本の画像

空調・換気・空質の3つを融合させた
ソリューションを提案。

海外マーケから一歩踏み出した業務もされていると伺いました。

国内と海外の両方を見据えたグローバルで、営業活動も含めてデジタルツールとデータを使ってお客さまとの接点をつくる仕事を今年から始めました。どんなコンテンツならお客さまが振り向いてくださるか、継続して関心を持って頂けるか、直接つながり続けられるか。最近はIAQ(Indoor Air Quality)が、強くお客さまの関心どころになってきています。だから、空質技術を絡めたコンテンツで、お客さまとの接点を見つけていくつもりです。

今後の目標について、教えてください。

マーケティングセンターは海外と国内に分かれているのですが、グローバルマーケティングとして日本も含めた全世界いう視点で活動を広げたいのが第一にあります。私は海外に軸があるのですが、少し国内マーケに足を踏み込んでみて、それをまた海外での活動に活かしていくイメージです。あと、空調・換気・空質の3つを融合させるソリューションと製品提案が始まったところで、これから広げていくんですね。その一端を担っていきたいです。

最後に、転職者の方へメッセージをお願いします。

空質空調社には、業界NO.1をめざして成長しようという前向きな空気と会社からの後押しがあります。社員は基本“いい人”なので、業務でつまずいても職場が嫌にならない。創業者の「ものをつくる前に、人をつくる」が実践されています。成長する人を止めないし、活躍したい人を歓迎する。男だから、女だから、ではなく、「どうしたい?」と本人の意思を尊重しようとする会社です。ぜひスキルを活かしてもらって、一緒にお仕事できたらと思います。

社内通路を歩いている有本の画像

空質空調社オフィシャルSNS