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ネットワーク構築に必要なことは?やり方手順やポイントを解説

投稿日:2021/12/10 更新日:2022/04/01
ネットワーク構築に必要なことは?やり方手順やポイントを解説
社内のパソコンやOA機器などのデータ共有に欠かせない、ネットワーク構築。業務の効率化や生産性アップにもつながります。そこでこの記事では、社内ネットワークとは何か?種類や仕組み、必要な機器一覧を解説。また、一般的な社内ネットワークの構成例、押さえておきたいポイント、社内ネットワーク構築手順もご紹介していきます。

社内ネットワークとは何か?

社内ネットワークとは、社内のパソコンや複合機、電子機器をつなぐネットワークのこと。これは「LAN」と「WAN」の2つの種類に分けられます。それぞれどういったネットワークなのか、見ていきましょう。

LAN

「LAN(Local Area Network)」は、決められた敷地内や建物内といった限定したエリアで構築するネットワークのことをいいます。利用されている場所は、企業や病院、官公庁、大学、工場などです。接続方法には、有線LANと無線LANがあります。

WAN

「WAN(Wide Area Network)」は、広いエリア同士をつなぐネットワークのことをいいます。会社であれば、本社と、遠く離れた場所にある支社(拠点)のパソコン同士をつなげることが可能です。

社内ネットワークの種類

社内ネットワークは、大きく2つに分類されます。限られた範囲で使うLANと遠く離れた距離をつなぐことができるWANです。ここでは、このLANとWAN、それぞれの概要や特徴などを見ていきましょう。

種類①有線LAN

社内ネットワークのひとつであるLANは、Local Area Networkの略語です。ひとつのビルやフロアなど、限定された範囲のネットワークを構築する際に利用され、企業をはじめ、学校・病院・工場・官公庁など、多くの場所でLANが使われています。このLANも2種類に分かれ、それが有線LANと無線LANです。有線LANとは、端末をLANケーブルでルータやハブにつなぎ、ネットワークの環境を構築する方法となります。LANケーブルは、有線で通信接続する場合、絶対に必要となるツールであり、端末をモデムやルータとつなぎ、インターネットへ接続する際に使うクロスケーブルと端末同士でデータを送信するときに使用するストレートケーブルがあります。有線LANは、有線でつないだ端末同士で通信接続するため、障害物の影響や電波の干渉などを受けず、回線が安定しており、大容量のデータを扱うことも可能です。また、ネットワークへのアクセス時、LANケーブルにつなぐ必要があるため、セキュリティ性が高いといった特徴を持っています。その反面、LANケーブルの設置工事が必要であり、しかも、LANケーブルの届く範囲でしか、ネットワークにつなぐことができません。その他にも、スマートフォンやLANポートのない端末などは、ネットワークを利用できないといったデメリットがあります。

種類②無線LAN

無線LANとは、端末同士を無線通信でつなぎ、ネットワークの環境を構築する方法です。有線LANと異なり、電波で通信接続するため、LANケーブルを必要としません。具体的には、社内に設置したWi-Fi(無線LANルータ)と端末を電波でつなぐことにより、インターネットへ簡単にアクセスすることができます。デスクトップパソコンをはじめ、ノートパソコン・タブレット・スマートフォンでも、電波の届く場所ならば、複数の端末で同時接続が可能です。ただし、障害物の影響や電波の干渉などを受けやすいため、回線が不安定になりやすく通信速度の低下、データ送信の遅延・停止といったデメリットを抱えています。また、第三者も接続しやすいことから、情報漏えいや無断利用といったセキュリティ性のリスクも大きな問題点です。

種類③VPN

本社と全国に点在する支社など、遠く離れた拠点間をつなぐ社内ネットワークとしてWANが利用されています。WANは、Wide Area Networkの略語であり、WANの中で最も利用されている接続方法がVPN(Virtual Private Network)です。VPNは、遠隔のLAN同士を専用のルータで接続し、インターネット上に設定する仮想のプライベートネットワークとなっているため、特定の人にしか利用権限がありません。この機能性を活用し、本社と支社の一括管理、相互通信、テレワーク時の遠隔アクセスなどに利便性を発揮します。また、データを暗号化できることから、外部に対する情報漏えいのリスクを回避できるなど、セキュリティ性の強さがVPNの特徴です。しかし、利用するVPNの種類によっては、データを暗号化する負担や通信の時間帯などの理由から、通信速度が不安定になることもあります。他にも、バッテリーの消費量が大きい点や、設置する製品によってコストが割高になる点などがリスクとされるでしょう。

社内ネットワークに必要な機器一覧

社内ネットワークを構築する際に必要な機器は様々です。会社の規模や用途に合わせて選ぶようにしましょう。

社内ネットワークに必要な機器一覧

ルータ

パソコンやスマートフォンといった複数のデバイスをインターネットやLANなどのネットワークに相互に接続する機器が「ルータ」です。ルータには、「Wi-Fiルータ」などがあります。社内ネットワークを無線LANで接続する場合には、無線LANに対応したルータが必要となります。

LANケーブル

有線LANで社内ネットワークに接続する場合には、LANケーブルが必要となります。このLANケーブルは、種類によって通信速度が異なるので注意してください。

ハブ

ハブは、有線LANを構成するための集線装置です。ハブによって、ルータとパソコンなどの電子機器を中継する役割があります。ハブは、電子機器を接続できる台数が限られているので、パソコンやプリンターなどの台数を把握し、必要な数を用意しましょう。

サーバ

サーバは、ファイルやメール、ホームページの情報を管理するものです。さまざまなグレードの製品があり、容量や性能もそれぞれ異なります。サーバを設置することで、社内データへのアクセスを制限することができ、セキュリティ対策につながります。

社内ネットワークの種類と仕組みについて

社内ネットワークの種類には「LAN」と「WAN」があります。それぞれの仕組み、メリット・デメリットについて解説しましょう。

有線LAN・無線LAN

LANには、有線LANと無線LANがあります。

有線LANは、LANケーブルを使い、パソコンをルータやハブに接続します。メリットは、通信回線が安定していることです。そのため、大容量のデータが扱えるのもよい点でしょう。ただし、LANケーブルを使うため、パソコンを使う場所が限られたり、ケーブル工事が必要となるのがネックです。そのほか、スマートフォンやタブレット端末を接続する場合は、有線LANアダプターが必要となります。

一方、Wi-Fiを利用して接続する方法が無線LANです。無線LANは、電波が届いている場所ならどんな場所でも接続できるのが最大のメリットです。また、コストはWi-Fiルータの設置だけなので、低コストで済みます。そのほか、スマートフォンやタブレット端末も接続可能です。ただし、通信回線が不安定になることがあったり、セキュリティにおいて有線LANよりも不安な面があるなどのデメリットもあります。

WAN

WANは本社と距離の離れた支社や各テレワークの場所など、各拠点を結ぶネットワークのことをいいます。インターネット上にある仮想のプライベートネットワークなので、安全性が高いのがメリットです。ただし、複雑な暗号化によってサーバに負担がかかります。そのため、Wi-Fiを使って接続した場合には、通信速度が遅くなることがあったり、バッテリーの消費が激しいのが難点といえます。

一般的な社内ネットワークの構成例

ここでは、一般的な社内ネットワークの構成例をご紹介しましょう。

1拠点

1拠点であれば、ルータを1台用意し、そこから社内にあるパソコンやプリンターなどの各デバイスや、インターネットにネットワークをつなぎます。デバイスが多い場合には、ハブを利用して接続します。

2拠点以上

2拠点以上の場合は、WANを使うとよいでしょう。一般的には、VPN(Virtual Private Network)という仮想のプライベートネットワークを用いてWANを使い、接続します。各拠点の構成は、1拠点と同様にすれば問題ありません。

ネットワーク構築で押さえておきたいポイント

押さえておくべき、社内ネットワーク構築のポイントを解説していきます。

自社に合ったネットワークの種類を選ぶ

拠点が1つなのか、2拠点以上あるのかによって、「LAN」「WAN」どちらを選ぶとよいのかが変わります。1拠点の場合は「LAN」を、2拠点以上の場合は「WAN」を選ぶようにしましょう。

そこから、ネットワークを使う場所によって有線LAN、無線LANどちらがよいのかを決めます。たとえば、通信量が多い、オンライン会議で通信回線を途切れさせたくない、といった場合には、有線LANを使用します。一方、スマートフォンやタブレット端末も接続したい場合には無線LANがおすすめです。企業によって、有線LAN、無線LANどちらも利用しているケースもあります。

IPアドレスのクラス

IPアドレスは、ネットワークに接続するパソコンの台数に応じて3つにクラス分けされます。大規模なネットワーク(最大約1,600万台)ならクラスA、中規模ならクラスB(最大約65,000台)、小規模の場合はクラスC(最大約254台)です。ネットワークに接続するパソコンの台数によって、適したクラスを利用しましょう。

拠点数の把握

拠点が1つであれば問題ありませんが、拠点数が複数ある場合には、拠点数をしっかり把握しておくことが大切です。拠点数によって、ネットワーク構成も変わりますし、価格も違ってきます。社内ネットワークを快適にするためにも、明確に把握しておきましょう。

トラフィック量の可視化

社内ネットワークでは、膨大なデータを通信回線でやりとりすることが多くあります。その場合、ネットワーク障害や通信速度が落ちるなどのトラブルが起きることも…。なるべくトラブルを起こさないためにも、社内で利用しているトラフィック量(ネットワークにおける通信量のこと)を可視化しておくとよいでしょう。

セキュリティの強化

社内ネットワークにおいて重要なのがセキュリティの強化です。サイバー攻撃や不正アクセス、情報漏洩などの被害にあわないためにも、セキュリティ対策をしっかり行いましょう。

社内ネットワーク構築手順

社内ネットワークのシステム構築の基本的な手順を説明していきます。

現状のネットワークの確認

まず最初に行うことは、社内ネットワークの現状の把握です。以下のことを確認しておきましょう。

  • 拠点数
  • ネットワークに接続する機器の台数
  • 現状の社内ネットワークの構成
  • 現状の問題点・改善点(通信回線が途切れがち、セキュリティが心配など)

社内ネットワークの規格を決める

次に、ネットワークの規格を決めます。規格は無線LANと有線LANの2種類です。もちろん、両方を使うこともできます。前述したとおり、無線LANと有線LANにはそれぞれメリット・デメリットがあるのでそれらを把握し、使う場所、用途に合った規格を選ぶようにします。

ネットワークの接続形態の決定

ネットワークの接続形態(トポロジー)には、いくつか種類があります。主な種類は、次の5つです。

  • バス型:1つの線にすべての機器が接続する方式
  • スター型:複数の機器をハブなどの通信機器を介して接続する方式
  • リング型:各機器を輪のように接続する方式
  • ツリー型:1本の根から枝分かれするように接続する方式
  • フルメッシュ型:すべての機器が相互に接続する方式

なるべくシンプルな接続形態がおすすめですが、企業の規模に合わせて決めるとよいでしょう。

運用・管理方法をマニュアル化

社内ネットワークの運用、管理方法をマニュアル化しておくことも大切です。回線が不安定、サーバダウンなどのトラブルが発生したときに、マニュアルがあれば迅速に対応できます。

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パナソニックEWネットワークスは、スイッチングハブなどネットワーク機器メーカ兼システムインテグレータでマルチベンダの幅広い製品を取り扱い、お客様へ最適なネットワークシステムをご提供しています。社内ネットワーク構築をご検討されている方は、ぜひご相談ください。

社内ネットワークを快適に

社内ネットワークの構築は、自社に合った構成、規格にすることで、より快適になります。そのためには事前に現状の社内ネットワーク環境をチェックし、問題点・改善点を整理しておくことが大切です。

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