ペットの保険のコラム

ペットの保険のコラム 骨折ってなに?

骨折ってなに?

骨折の

目次

    どんな病気?

    落下や交通事故などで強い衝撃を受けたことにより、骨が折れたり、ひびが入ったりする状態です。
    若い小型犬に多く、原因は、抱っこからの落下、高い台の上からの飛び降りなどです。着地の際に前足からつくため、ひじと前足首をつなぐ橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)という骨が折れるケースが非常に多いのも特徴です。

    おもな原因

    骨折の主な原因は、落下や転倒によるものが多いです。

    転倒 落下 交通事故
    多い犬種 イタリアン・グレーハウンドなど俊足の犬種 トイ・プードル、ポメラニアン、ヨークシャーテリア、チワワなど 大型犬
    状況 ドッグランで全力で走り、地面の穴などに足を引っかけて転倒
    • 抱っこから落としてしまった
    • 抱っこからの飛び降り
    • 段差からの飛び降り
      など
    ノーリードで散歩したり、散歩中にリードがはずれて脱走したりして自転車や自動車と接触
    主な骨折部位 前足 前足の橈骨・尺骨 背骨や骨盤、頭蓋骨、大腿骨、あごなど

    主な症状

    ●骨折した足を上げたままにする
    ●少し触っただけでもギャンギャン鳴くほど痛がる など

    橈尺骨を骨折
    橈尺骨を骨折し、折れた箇所から足先までブラブラしています

    骨折の種類

    折れ方によって幾つか種類があります。

    2つにパキッと折れる単純骨折、骨が粉々に折れる粉砕骨折、折れた骨が皮膚を破って飛び出す開放(複雑)骨折、完全に折れず一部骨がつながっている若木骨折など、折れ方により異なる呼び名があります。 単純骨折はほかの折れ方に比べて治りが早い、開放骨折は感染症のリスクがある、若木骨折は若い犬に多いといった特徴もあります。

    検査と治療法

    骨折が疑われる場合は、必ずエックス線検査を行い、画像で確認します。折れた部位や折れ方などによってはCT検査を追加したり、交通事故が原因なら内蔵の損傷なども検査したりします。骨折が確認された場合の治療は、外科手術が一般的です。皮膚を切開し、金属のプレートとネジ、ピンなどを用いて骨を固定します。術後は、定期的に通院し、経過をチェック。完治には2〜4ヶ月程度かかります。

    手術後の生活

    クレート内や室内を歩かせることがリハビリに

    橈尺骨骨折の場合は、術後2、3日もすると、歩くようになります。歩くと骨が刺激されて骨の再生が促されるため、クレート内や滑りにくく段差のない室内で歩かせることが大切です。
    ※骨折した部位や状況によっては安静が必要なケースもあるため、かかりつけ医の指示に従って下さい。

    注:この記事は、アニコム損害保険株式会社が提供する「アニコムどうぶつNEWS_2025年3月号」の内容です。
    取扱代理店:パナソニック保険サービス株式会社
    引受保険会社:アニコム損害保険株式会社

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