からだの保険のコラム

~月にいくら必要?~慌てる前に知りたい介護費用

自分のこと、家族のこととして実際に経験しないとなかなかわからない、介護のこと。経済的な備えがあった方が良いのはわかっていても「具体的にどのくらいあればいいの?」と考えてしまいますね。介護費用は、どんなものに、どれくらいかかるのでしょうか?

介護が必要に…そのときかかる初期費用とは

介護が必要な状態になると、これまで住み慣れたご自宅であっても安全かつ快適に暮らすことが難しくなります。要介護者が安全で少しでも快適にご自宅で生活をするために、また介護をする人の負担を減らすために、適切な設備や器具を自宅に揃えることが必要になります。そのための費用が初期費用です。

介護にかかる初期費用の平均は約80万円

生命保険文化センターの平成27年の調査によると、介護費用のなかで一時的にかかった初期費用は平均で約80万円。その内容は自宅の改修、介護用品の購入などです。
自宅の改修は、身体の状態や暮らしによってさまざま。たとえば、家の中を安全に移動できるように段差をなくしたり、床材を滑りにくいものに替えたり。必要な場所には手すりを設置することも。身体が思うように動かなくなると特に大変なのはトイレです。和式便器を洋式に替えたり、車いすでも入れるようにスペースを広げたりします。
購入する大きなものとして挙げられるのは、介護用ベッド、車いす、ポータブルトイレなど。歩けるようであれば歩行器や杖、認知症の場合には徘徊を感知して知らせる電子機器の購入も検討することになります。このように考えていくと、状況次第で他にも出費が重なることが想像できますね。

施設入所で一時金が発生

自宅ではなく入所型の施設を利用する場合でも、初期費用が必要になる場合があります。大きなものは入居一時金です。入居一時金が0円という施設もありますが、介護保険対象外の施設になると数万円から、高いところではなんと、1億円を超えるところもあります。
「介護保険対象の施設に入ればよいのでは?」と考えてしまいますが、対象となる施設に入るには「要介護」の認定が必要。「要支援」では入所できませんし、要介護認定されても施設に限りがあり、空きを待っている人が多いのも現状です。地域包括支援センターなどに相談することもおすすめです。

介護には月々いくらかかる?

介護には継続的に費用が必要です。同調査では、平均で月々約8万円。介護期間は平均4年11カ月ですので、月8万円とするとトータルで約472万円かかっていることになりますね。
月々の費用としては介護保険サービスの自己負担分が考えられます。居宅、施設通所、施設入居、いずれの場合でも介護保険対象のサービスであれば、介護保険から一部費用が支給されます。忘れてはいけないのは、サービス利用料の1割(高額所得者は2割)は自己負担ということ。また、上限が要介護度や所得によって決められていて、それを超えた分については全額自己負担です。

介護保険適用でも月10万円の自己負担

介護保険で自己負担額を減らせるとはいえ、介護サービスの中には介護保険対象外のものも少なくありません。施設に入所したとしても、自宅で生活するのと同じように生活費は自己負担となります。光熱費や食費はもちろん、家賃も払わなければなりません。これまで持ち家で家賃のかからない生活をしていた場合には、施設での家賃は大きな出費増になりますね。生命保険文化センターによる調査では、介護をしている3割のご家庭ではひと月に10万円以上かかっているという現実が明らかになっています。

家族で支える備えを

「いまの家計なら毎月の介護費用もなんとかなりそう」と油断はできません。介護のために仕事をセーブしなければいけないかもしれない、一家の大黒柱が要介護になるかもしれない、その可能性も十分考えられますよね。親の介護が必要となる日を「Xデー」と呼ぶ風潮まで出てきているのは悲しいこと。その日を恐れて待つのではなく、どっしりと構えて家族で支え合っていきたいですね。

介護問題は、家族でも、なかなか事前に準備しておけることではありません。
どちらかというと、突然に要介護状態になるのが一般的です。

さらに長期間、自宅で介護を行うと、家族全員の心身にも負担があります。
出来るだけ事前に、定期的に、元気なうちに家族で心配なことは話し合っておきましょう。

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