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学校に無線LANを導入するメリットや活用事例とは?注意点も解説

更新日:2024/06/20
学校に無線LANを導入するメリットや活用事例とは?注意点も解説
教育現場におけるICT(情報通信技術)の導入が加速している昨今、文部科学省が進める「GIGAスクール構想」により、学校内でのWi-Fi整備は必須となっています。しかし通信環境が不十分な場合、授業の進行に支障が出ることもあります。この記事では教育現場への無線LAN環境導入について、無線LAN環境を構築することのメリットや活用事例、注意点を解説します。
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学校内に無線LANを導入する3つのメリット

文部科学省が進める「GIGAスクール構想」によりICT(情報通信技術)教育の導入が加速し、学校内ではWi-Fiが必須となりました。
しかし学校の通信環境によっては通信の遅延によって、授業が進まないなどの不便が生じています。そこで求められるのが、各学校に適した通信環境の整備=無線LANの導入です。

途切れない安定した通信環境

今や教育現場において、無線LANは重要なインフラとなっています。
教材コンテンツの配信・課題提出や生徒の情報収集など、ICT教育において安定した通信はスムーズな教育環境を実現します。
教師はもちろん生徒にもメリットが大きく、無線LANの整備は教育の幅を広げます。

データ通信を多様に活用した授業もスムーズ

安定した高速通信は授業の妨げにならないのはもちろん、読み込みが遅いなどの障害も減少し、生徒の集中力を切らさないといった大切な役割を果たします。

どこでも快適にタブレットを活用できる

学校内の無線LANを整備することにより、屋内・屋外問わず快適にタブレットを活用できます。
通信環境が限られていないため、思いついた時にすぐにタブレットを活用できストレスがかかりません。

屋外授業や体育館でタブレットを活用

屋外や体育館での授業といったシーンでも、場所にとらわれず教材コンテンツの配信や実技動画で動きを確認できます。

生徒がどこでも情報収集できる

その場ですぐに調べ学習ができる環境は、疑問に思ったことを解決しようとする生徒の探究心を育みます。

授業中以外でも

通信環境に制限がないことにより、生徒が調べたいと思ったことを放置することなくその場ですぐに情報収集できます。

学校に導入する無線LANを選ぶ際の注意点

学校に導入する無線LANを選ぶ際の注意点

学校では、無線LANへの負荷が大きくなりがちです。一斉に通信機器端末が何十台もインターネットにアクセスしたり、遠隔授業を受けたりするため、一度に膨大なデータ容量が必要になるからです。
現在の無線LANは技術が進み、通信速度が上がり障害にも強くなりました。また有線LANのようにケーブルを敷設することがないため、低コストで整備できます。

無線LAN機器を選ぶ際に気をつけたい点は以下のとおりです。

  • セキュリティがしっかりしている
  • 大容量高速データ通信に対応している(Wi-Fi6)
  • 一元管理ができる

これらのポイントをおさえた無線LAN機器を導入することによって、複雑化したネットワーク環境の中でも安心快適な情報通信環境が実現できます。

パナソニックEWの無線LANで安全なネットワーク環境を

パナソニックEWのクラウド管理型無線LANシステム「AIRRECT(エアレクト)」は、多くの公立小中学校で採用されています。
こちらでは、AIRRECTが学校に導入された事例をご紹介します。

海老名市

神奈川県海老名市では全国でいち早くICT教育の環境整備に着手し、2018年よりiPadのセルラーモデルを市立の小中学校に1,700台導入しました。セルラーモデルのため、キャリア通信を利用しどこでもネット接続ができていました。
その後、総務省によるGIGAスクール構想の推奨もあり補助金が制定され、補助金を活用することでパナソニックの高速通信を配備しました。中学校にはChromebook、小学校にはiPadのWi-Fiモデルを1人1台導入しました。

多賀城市教育委員会

宮城県多賀城市の教育委員会では、ICT教育実現に向け市内の小中学校に対し5,500台のChromebookを導入しました。同時に、校内でのデータ通信を支える安定した通信設備作りをパナソニックがサポートしました。
ネットワーク整備を請け負った販売店の方が第一に重視した「製品の信頼性とサポート体制」がきっかけとなった事例です。

小山市教育委員会

栃木県小山市の「小山市立絹義務学校」では、すでに導入していた無線LAN環境の老朽化が進んでいるため、タブレットを校内で円滑に活用できるよう高速無線LANの環境整備を求めていました。
高性能PoE給電スイッチングハブにより、高速で快適な通信環境を構築しました。タブレット80台でのプログラミングでも遅延することなく快適に授業ができています。

無線アクセスポイントの導入でさらに快適に

無線アクセスポイントとは通信端末とルーターを無線でつなぐ機器で、ルーターのWi-Fiを受信し、受信したWi-Fiを拡散するように発信します。
学校などの施設にはすでにルーターが配備されている場合が多く、一度に大量の端末が稼働するため、Wi-Fiを拡散して発信する無線アクセスポイントが利用されています。
安価な無線LAN機器を導入し不具合が発生するリスクを負うことよりも、無線アクセスポイントを導入することで確かなネット環境が整備され、快適にタブレットを活用した教育を行えます。

無線アクセスポイント機器「AIRRECTシリーズ」

AIRRECTの無線アクセスポイント機器は、WIPSを搭載したセキュリティ専用アンテナで常時セキュリティスキャンがされており、不正アクセスを自動で検知・遮断します。
スキャンはセキュリティ専用アンテナで行われているため通信アンテナに影響せず、通信パフォーマンスは快適なままです。
またWi-Fi6に対応しており、同時接続による通信速度・パフォーマンスの低下を抑制します。

無線LANコントローラ「AIRRECT Cloud」

「AIRRECT Cloud」を使用することにより、クラウド上で一元管理できます。
管理画面はGUIを採用しているため、アクセスポイントの接続状況をわかりやすく可視化し、直感的に操作できるのがポイントです。
またオンラインでのトラブルもアプリケーションごとの通信品質を確認できるため、負荷がかかっている原因を特定できます。
AIRRECTでおすすめなのが、通信障害が起きても解決方法をAIが提示してくれる機能です。通信トラブルが起きた際、教師や学校関係者が忙しい中で原因を模索するのはとても負担がかかります。
そんな場合も、AIRRECTのAI機能が、最適な解決方法を提案しサポートします。

学校に無線LANを導入するならパナソニックEWネットワークスへご相談ください

パナソニックEWのクラウド管理型無線LANシステム「AIRRECT(エアレクト)」は、強固なセキュリティ技術と大容量のデータ通信に対応し、学校でのICT教育をサポートします。
近年、認定PCになりすまし不正アクセスを行い、生徒の情報が盗まれるという事案がありました。
不正アクセスによる情報漏えい問題は、学校にとっても重要な課題です。
AIRRECTの無線アクセスポイントはセキュリティアンテナが搭載されており、24時間365日不正な接続がないか監視しています。
環境の電波に強いWi-Fi6でさまざまなクライアントとの接続でも影響を受けにくく、授業の流れを妨げません。
通信トラブルが起きてもAIが最適な解決方法を提案し、快適な通信環境をサポートします。
※お問い合わせはこちら

まとめ

GIGAスクール構想の推進により、生徒1人に1台の端末が配られると同時に、高速ネットワーク環境を整備することが学校の重要な責務となりました。
快適な通信環境はICT教育の幅を広げ、生徒の可能性を引き出す大切なインフラです。
2024年からは、デジタル教科書の導入が文部科学省により本格的に進められています。
無線LANシステムの導入には、大容量データ通信とセキュリティ・管理システムでICT教育をサポートする管理型無線LANシステムの導入を検討しましょう。

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