ペットの保険のコラム
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猫のトイレ、しつけは楽って本当?粗相の原因、置く場所や数を見直そう!
目次
猫がトイレを失敗する場合、何か原因があるのかもしれません。愛猫がストレスなく排泄できるように、トイレの設置環境のポイントや、失敗対策をご紹介します。トレーニングやお手入れ、掃除のコツ、砂の選び方とあわせて、人気の自動トイレについても解説します。
猫の「トイレサイン」を見逃さない!
床の臭いをクンクン嗅いだり、引っ掻いたり、お尻をムズムズさせたり、その場でグルグルウロウロしだしたら、それは「トイレサイン」かもしれません。猫をそっと抱きかかえて、トイレの砂の上に乗せてあげましょう。
このとき、飼い主さんが慌ててしまうと、猫が恐怖心を抱いてしまいます。優しく、落ち着いて対応することが重要です。
慌てたり、乱暴に扱うと怖がります。そっと優しく抱き上げてください。
上手にトイレで排泄できたらしっかり褒めてあげましょう。失敗しても叱ってはいけません。
また粗相をしてしまったら、臭いが残らないようにすぐに掃除をしてください。臭いが残ってしまうと、猫はその場所を自分のトイレだと勘違いしてしまいます。
トイレのしつけは比較的簡単
猫は生後1ヵ月を過ぎると、母猫の手を借りずに自力で排泄するようになります。ひとりで排泄できるようになったらトイレトレーニングのスタートです。
猫のトイレトレーニングは、犬と比べて簡単だと言われています。それは、猫が元々砂漠で生活していた動物で、砂の上で排泄することを本能的に知っているからです。
そのため、数回トイレの場所を教えてあげると、早い場合は1~2日で、遅い場合でも1~2週間でトイレの場所を覚えることがほとんどです。
新しく猫を迎えた時のトイレトレーニングは、子猫も成猫も同じ手順で行います。
もし数ヵ月経ってもトイレの場所を覚えない場合は、猫にとって使いづらい等の問題があるのかもしれません。一度、設置場所やトイレの大きさなどの環境を見直してみましょう。
猫のトイレは、飼い主さんの目が届く静かな場所に設置
まず気をつけたいのが、トイレを設置する場所です。
猫のトイレは、静かで風通しが良く、猫の食事場所から離れたところに設置します。冬場にあまり寒くならない場所がおすすめです。
換気ができるところであれば、排泄後に臭いが籠もりにくく、愛猫も飼い主さんも快適です。ただし、洗濯機の近くなど、大きな音や振動が伝わりやすい場所は要注意です。猫は排泄中に驚かされると、その後トイレを使用することを怖がるようになります。玄関先などの人通りが多い場所も嫌がる可能性があります。
ちょっと離れた場所からさりげなく排泄の様子を確認しましょう。
トイレは人通りの少ない場所に設置するのが基本ですが、全く人目につかないところは避けましょう。おしっこやうんちの回数、状態はもちろん、鳴き声の有無など排泄時の様子をチェックすることは、猫の健康管理をする上でも重要なポイントです。
最近は、猫用トイレ本体や、トイレを置くための台にセンサー等が組み込まれた、猫のIoT(モノをインターネットにつなぐ技術)トイレも人気です。愛猫のトイレ使用回数や時間、うんち・オシッコの量などが自動的に記録され、スマートフォンのアプリなどで手軽に管理できます。
徐々に生活ペースを掴んできたらトイレを移動させてもよいですが、子猫を迎え入れてすぐのときは、できるだけ飼い主さんの目が届く場所にトイレを置いた方が良いでしょう。
一戸建てなどで1階・2階と異なる階層に猫が移動する場合は、それぞれの階にトイレを用意してあげましょう。
トイレの数は「猫の匹数+1」が理想
トイレの数は猫の数よりも1つ多く用意しておくことが理想的です。1匹の場合も常にクリーンなトイレの予備があれば、飼い主さんの外出などで、長時間トイレを掃除できない時に猫のストレスを軽減できます。
複数の猫がいる場合は、必ずトイレを多めに用意しておきましょう。
複数飼いの場合は、1匹の猫が2つのトイレを使用してしまったときに、残された猫が他の猫の臭いがついたトイレは使用できず、部屋の中で粗相をしてしまう……といったことになりかねません。「緊急用」として、猫の数より多いトイレを用意しておくと安心です。
トイレの失敗、原因と解決のポイント
なかなかトイレの場所を覚えなかったり、今まで上手にトイレが使えていたのに失敗するようになってしまったら、何か原因があるのかもしれません。
泌尿器系のトラブル
膀胱炎などの泌尿器系のトラブルがあり、排泄がコントロールできなくなっている可能性があります。
猫によって異なりますが、成猫の平均的な排泄回数は、おしっこ1日2~4回、うんち1日1~2回程度です。通常時から愛猫のトイレ回数と量をチェックしておき、トイレの回数が多い、排泄後も落ち着かない、尿の量や色に異常があるなどの場合は獣医師に相談してください。
加齢による衰えや病気
高齢になった愛猫がトイレを失敗するようになった場合は、認知症や加齢に伴う視力の低下などが原因になっている可能性があります。獣医師に相談した上で、原因となる疾患を治療したり、トイレの高さを低くする、場所を変える、数を増やすなどの対策を試みましょう。
トイレの砂が気に入らない
トイレの砂の種類を変えたとき、また変えていない場合でも、あるときトイレの砂が気に入らなくなることもあります。そんなときはもう一つトイレを用意し、別の砂を入れて様子を見てください。
トイレの砂を変えるときは、最初のうちは古い砂を多少混ぜておくなど、徐々に切り替えていくほうが良いかもしれません。
また、砂の量にも注意が必要です。猫は排泄物に砂を掛けて隠す習性があるため、砂が少なすぎるトイレは嫌がります。いつもたっぷりと入れておきましょう。
トイレの砂を急に変えると、違和感でトイレを使用しなくなることもあります。
トイレのサイズが合っていない
子猫のときに用意したトイレが、成長と共に窮屈になってしまい、使用しにくくなっているのかもしれません。
猫は砂の上でうろうろしながら排泄場所を決めることもあるため、猫がくるくる動き回る余裕があるサイズを選びましょう。
トイレの汚れが気になる
猫はとてもきれい好きです。自分の排泄物がトイレに残っていると、気になってしまい使用しなくなる場合があります。
猫が排泄後は毎回おしっこやうんちを取り除いてあげるのが理想的です。留守などで難しい場合でも1日1回は掃除をしてください。
また、トイレそのものは、月に1〜2回程度は丸洗いするか、除菌シートなどでしっかり拭いてから、新しい砂に入れ替えましょう。
猫は汚れているトイレを嫌がります。すぐに掃除できないときは「予備」を用意しましょう。
別の場所をトイレだと勘違いしている
一度粗相をし、その場所に臭いが残ってしまうと、誤ってそこをトイレだと認識してしまう場合があります。
粗相をした場所は、臭いが残らないようにしっかりと掃除をしましょう。
発情中のスプレー行動
去勢をしていないオス猫の場合、発情すると尾を高く持ち上げて広範囲に尿を吹き付ける「スプレー行動」をとることがあります。
また去勢済みの場合でも、発情中のオス猫と接触することで触発され、スプレー行動に出る場合もあります。
去勢をしたり、発情中の猫に近づけないようにするとスプレー行動はおさまります。
小まめなトイレのお手入れで生活空間を快適に
愛猫がスッキリ排泄できるよう、トイレのお手入れを小まめに行うことが健康管理の第一歩です。また、トイレトレーニングをしっかりおこない、小まめに排泄物を処理することで清潔な生活空間を維持することができます。愛猫も飼い主さんも、より快適で健やかに過ごせるように、いま一度トイレ環境を見直してみてはいかがでしょうか。
注:この記事は、2021年12月にアクサ損害保険のホームページで紹介された内容です。
取扱代理店:
パナソニック保険サービス株式会社
引受保険会社:
アクサ損害保険株式会社
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