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監視カメラの導入によるデータセンターのセキュリティ向上と選び方
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データセンター向けの監視カメラとは?
データセンターにはあらゆる種類のデータが保存されており、セキュリティ面の強化は必須です。
データセンターのセキュリティ強化というと、ネットワークセキュリティが強調されることが多いでしょう。
しかし物理的なセキュリティを強化することは、ネットワークセキュリティの強化と同等に重要となります。
部外者がデータセンターに侵入して機密情報を持ち出すことは、決して絵空事ではなく、現実に起こりうることです。
データセンターにおける物理的なセキュリティ脅威を低減するために、データセンター向けの監視カメラの導入が必要になります。
監視カメラの設置により防げるリスクについて
データセンターに監視カメラを設置することで、以下のリスクを防ぐことが可能です。
- データの損失や侵害
- 悪質な操作や誤操作
- 省人化の実現
それぞれ詳しく確認していきましょう。
データの損失や侵害
データセンターに監視カメラを設置することで、データの損失や侵害を防げます。
データ漏えいの原因は外部からの不正侵入によるものに加えて、内部からの漏えいも多く見られます。
監視カメラを利用すれば、誰がどの部屋やエリアに入ってどのような操作を行ったか確認できます。
また監視カメラの存在自体が、情報漏えいを試みる心理を摘み取ることもできるでしょう。
監視カメラを見つけただけで、外部からの侵入を諦める可能性も高いのです。
悪質な操作や誤操作
監視カメラをコンピューター室やサーバールームに設置することで、内部での悪質な操作や誤操作をすぐに検知できます。
誰が操作を行ったかが監視カメラの映像で鮮明に確認できるため、操作の責任の所在を正確に把握可能です。
監視カメラがないと操作者を映像で確認できないため、誤操作の責任の所在があいまいになってしまう可能性があります。
操作の責任者を正確に判断するためにも、監視カメラの設置が必要なのです。
省人化を実現
データセンターに監視カメラを設置することで、省人化も実現できます。
物理的なセキュリティ強化として、警備員を配置している企業は少なくありません。
しかし警備員によるセキュリティは、どうしても人の目視に頼ることになります。
警備員の目を盗んで、情報を盗み出そうとする人物も少なからず存在するでしょう。
監視カメラを設置すれば、警備員を用いたセキュリティ強化に頼らずにセキュリティの省人化を実現できます。
また監視カメラの場合は映像の記録もできるため、映像を客観的な証拠として利用することも可能です。
監視カメラによる映像監視システムを選ぶポイント
監視カメラによる映像監視システムを選ぶポイントとして、以下の4点が挙げられます。
- 屋内・屋外どちらにも設置可能な性能
- 大容量のストレージ
- 赤外線暗視型の防犯カメラ
- 他のシステムとの連携のしやすさ
それぞれ詳しく確認していきましょう。
屋内・屋外どちらにも設置可能な性能
まずは監視カメラが屋内・屋外どちらにも設置可能な性能であるか確認します。
現在販売されている大半の監視カメラは、屋内・屋外のいずれでも設置可能です。
ただし防水性能や耐衝撃性の観点では、監視カメラごとに性能が変わります。
屋外に監視カメラを設置する場合は、防水性能・耐衝撃性に優れているか必ずチェックしましょう。
大容量のストレージ
映像監視システムのストレージが、大容量であるかどうかも要確認です。
従来の映像監視システムでは映像をビデオテープやCCTVに保存していたため、保存できるストレージが限られていました。
現在はオフサイトでのビデオストレージが普及しており、長い期間大容量のストレージで映像を保存できるようになっています。
ただし映像監視システムによって保存できるストレージに違いがあるため、なるべく大容量のストレージを利用できる映像監視システムを選択するのが得策です。
赤外線暗視型の防犯カメラ
赤外線暗視型の防犯カメラであるかどうかも確認しましょう。
この防犯カメラは、別名「サーマルカメラ」とも呼ばれています。
赤外線暗視型の防犯カメラは高解像度の熱画像を撮影するため、検知性能において非常に優れています。
夜間だと通常の映像カメラでは視界が暗くなり、映像の鮮明さが失われてしまうケースがありますが、赤外線暗視型であれば暗闇でも対象物を明確に検知して撮影可能です。
24時間、昼夜問わず監視を行う必要があるデータセンターにおいて、赤外線暗視型の監視カメラは非常に有用なカメラといえるでしょう。
他のシステムとの連携のしやすさ
他のシステムとの連携のしやすさも、データセンターにおける防犯カメラの導入において重要なポイントになります。
データセンターの物理的なセキュリティを向上するためには、カメラによる監視を他のセキュリティシステムと連携することが一般的です。
たとえば映像監視システムをウェブサイト上の不正アクセス監視システムと連携することで、データ損失のリスクを低減できます。
片方のシステムが落ちてしまっても、もう片方のシステムでデータを保持しているため、データ損失のリスクを下げることができるのです。
また大企業や病院、銀行などの大規模施設では、複数のシステムを1つのインターフェース上に統合しているケースも少なくありません。
企業規模に応じて、連携するシステムの数や種類も選定していくことが必要になります。
データセンターに監視カメラを整備するならパナソニックEWネットワークス
データセンターに監視カメラを整備する際は、パナソニックEWネットワークスにご相談ください。
パナソニックEWネットワークスは映像システムの豊富なラインナップを有しており、周辺機材やツールが充実しています。
数あるラインナップの中でも、高品質と使いやすさを追求した「i-PRO ネットワークカメラ」はおすすめの監視カメラです。
用途や設置場所に合わせて、カメラの種類を選択していただけます。
また高感度センサーやインテリジェンスオート、画像圧縮技術など、セキュリティ用途に求められる撮影機能も充実しています。
データセンターに監視カメラの設置を検討されている場合は、ぜひパナソニックEWネットワークスまでお問合せください。
まとめ
データセンターのセキュリティ対策では、ネットワークセキュリティが注目されがちですが、物理的なセキュリティ面の強化も必須です。
物理的なセキュリティを向上させるには、監視カメラを用いた映像監視システムの導入を検討しましょう。
近年の監視カメラは、映像性能や防水性能、耐衝撃性に優れたカメラが多く、屋内・屋外を問わず設置が可能です。
また、大容量の保存ストレージを搭載した映像監視システムを導入すれば、映像の保存先に困ることもありません。
この記事を参考にして、データセンターにおける監視カメラの設置・導入を検討しましょう。