-教育施設納入事例-
避難の長期化などを視野に
学校体育館に電源自立型GHPを整備
ガスヒートポンプエアコン

外観

清須市立新川中学校


平時も非常時も快適に

清須市は2022年度事業で、市内の公立小中学校全12校の体育館に電源自立型GHP、非常用発電機、災害用バルクを配備されました。
同市は2000年9月、都市型水害の先駆けといわれる「東海豪雨」を経験。当時の教訓を生かして、避難の長期化などを視野に入れたリスク対応の仕組みを整えられました。

パナソニック製は8校でご採用いただきました。

写真
所在地
[新川中学校]
愛知県清須市須ヶ口750

 

設置写真

ハイパワープラス ロゴGHPエグゼアⅢ ロゴ
設置写真:ガスヒートポンプエアコン室外機

水害対策のため1.66mかさ上げされたGHP室外機



体育館と武道場に電源自立型GHPを導入


保護された天井吊形室内機(ナノイーX標準搭載機)


エグゼアおよびGHP XAIR(ロゴ)、GHPハイパワープラスおよびHiPOWER+(ロゴ)は、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社の登録商標です。


納入機器

納入先 機器名称 品番 納入数 馬力
新川中学校 室外機 ハイパワープラス親機 U-GB560U1D 1台 計101馬力
ハイパワープラス子機 U-GX560U1D 1台
U-GH710U1D 1台
U-GWH450U1D 1台
U-GWH560U1D 1台
室内機 天井吊形 S-G140TT1 計17台
S-G160TT1
古城小学校
春日小学校
新川小学校
星の宮小学校
清洲小学校
清洲中学校
桃栄小学校
室外機 計28台 計502馬力
室内機 計79台


インタビュー[清須市関係者様]

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近影

清須市市長
永田純夫 様


Q.清須市で防災・減災に注力される理由をお聞かせください。
A.2000年に東海豪雨という本当に大きな災害があり、23年が経過しても市民の皆さんが忘れる事が出来ません。特に被害にあわれた方々の思いはかなり強いです。清須市は市民の満足度調査を2年に1回実施します。その中で市の施策で一番重要な施策は何ですか?との質問に(市民の方が)1番重視されるのが防災・減災であります。

Q.清須市の防災・減災の施策についてお聞かせください。
A.防災・減災対策としては内水氾濫を防ぐために、市内の川の水を五条川や新川に汲み上げる必要がありますが、毎年そのポンプ場の整備を5~6億円の費用を投じて行っています。とにかく清須市は防災が第一という事で実施しています。

Q.体育館に電源自立型GHPを採用された決め手を教えてください。
A.停電になった時でもガスであれば稼働が続けられるというメリットがあるとの事であった点です。一番大事なのはせっかく設備を導入しても稼働出来なければ意味がない。停電が起きた時に動かないのでは何のために導入したか分からないので、その意味で(電源自立型GHP採用に)迷いは有りませんでした。

Q.導入されての所感・今後の期待を教えてください。
A.幼稚園・保育園や小学校の普通教室もエアコンが入っている中で、(非災害時の暑い状況で)体育館で運動が出来るのかという考えもあり思い切って導入して良かったと感じます。

近影

清須市危機管理部
部長 丹羽久登 様
防災専門官 長谷川誠 様


Q.清須市の防災ビジョンについてお聞かせください。
A.誰一人取り残さない、災害時でも誰も亡くならないという事を目標に防災のあらゆる取り組みを進めております。(清須市では災害対策本部を常設しており)災害時にはモニターに現場の被害状況が表示されます。国・県・気象庁の情報も踏まえ優先順位付けの中で迅速に対応を行います。

Q.避難所環境向上について考え方をお聞かせください。
A.避難所環境の向上は、日本全体の1つの目標になっています。災害で命は助かったものの、災害関連死というものも問題になっております。昨今の異常気象による気温・室温は尋常でないので、エアコンの無い避難所への滞在は現実的では無いと考えます。健康管理・体調管理の点で(エアコンは)なくてはならない設備だと感じます。

Q.体育館空調への電源自立型GHPを導入された理由をお聞かせください。
A.主たる目的は平常時における児童・生徒の体調管理。非常時においては(体育館が)指定避難所になるので、避難された方の快適な環境作りを学校教育課と共に目指しました。一番想定される被害は停電であり、停電時にはガス空調が最善の選択であると様々な情報収集の中で判断し、採用させて頂きました。今後、避難所として充実した取り組みが出来るものと考えております。

Q.電源自立型GHPへの期待をお聞かせください。
A.エアコンだけではなく、照明やスマホなどの電源用に使用できるのは非常に大きなメリットです。災害時にはあらゆる施設分野で(災害時の)機能を発揮できると思うので展開が進めば良いと思います。愛知県内においてもこのな設備を整えた自治体は少数だと思います。今後、他の市・街からも当然問合せが来ると思います。利点については自信を持ってお伝えしたいと思います。

近影

清須市立新川中学校
校長 森弘徳 様


Q.体育館・武道場に整備された電源自立型GHPの使用実感をお聞かせください。(平常時運転)
A.エアコンのスイッチを入れてから冷暖房が入るまでの時間が想像を超える早さだと思います。体育館にそれほどすぐにエアコンが効くのか?と学校関係者は思っていた部分がありましたが、これだけ効くのかというのは驚きました。

Q.停電発生時を中心とした災害時への期待をお聞かせください。
A.今回導入した(電源自立型)GHPエアコンは、生徒に対して学校で起きた災害のみならず、自宅にいる時に起きた災害で停電していても学校はエアコンが動いたり照明がついたりする様になったから、家族の方と手をつないで学校に来る様にと伝えています。災害時にはこれほど有難いことはありません。冬場にもし災害が発生し、寒く凍える様な中で、夜中に地域の方が来られた際に、本校は(空調が)動きます、照明も点きますという事になれば、効果的で有難いと思います。

Q.生徒様への防災・減災教育に与える意義をお聞かせください。
A.生徒に対しては自身が、自宅で中学校が拠点となる防災施設を先頭を切って利用しようと呼びかけております。学校教育の観点では万が一災害が発生した場合にも、中学生自身が防災・減災の点で地域の為に活躍できる様に話をしております。教育活動の一環としても有難い点です。(電源自立型GHP)施設の導入があったからこその事で、有難く感じます。

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