注文住宅の耐震性能、約7割の人が「考えた」と回答。各社の耐震性能の比較が難しいと感じるポイントとは?

地震大国と呼ばれる日本では、住まいの安全性は暮らしの土台そのものです。

注文住宅は間取りやデザインの自由度が高い一方で、構造や耐震性能についても自分で判断を求められる場面があります。

では、実際に注文住宅を購入した人たちは、耐震性能をどの程度意識していたのでしょうか。

ということで今回は株式会社NEXERと共同で、事前調査で「注文住宅を購入したことがある」と回答した全国の男女146名を対象に「ハウスメーカー・工務店選びと耐震性」についてのアンケートをおこないました。

「ハウスメーカー・工務店選びと耐震性に関するアンケート」調査概要

調査手法:インターネットでのアンケート

調査期間:2026年3月5日 ~ 3月13日

調査対象者:事前調査で「注文住宅を購入したことがある」と回答した全国の男女

有効回答:146サンプル

質問内容:
質問1:購入の際、耐震性能について考えましたか?
質問2:その理由を教えてください。
質問3:ハウスメーカーや工務店を選ぶ際、耐震性能の比較を行いましたか?
質問4:その理由を教えてください。
質問5:各社の耐震性能の違いは明確に理解できましたか?
質問6:比較が難しいと感じたポイントは何ですか?(複数選択可)
質問7:最終的に契約を決めたハウスメーカーの、耐震性に関する決め手は何でしたか?

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

注文住宅の耐震性能、約7割の人が「考えた」と回答。各社の耐震性能の比較が難しいと感じるポイントとは?

質問1:購入の際、耐震性能について考えましたか?

質問1:購入の際、耐震性能について考えましたか?

まず、注文住宅を購入した際に耐震性能について考えたかどうかを聞いてみました。

その結果「とても考えた」が32.9%、「やや考えた」が37.7%となり、合わせて70.6%の方が耐震性能を意識していたことがわかりました。一方で「あまり考えていない」は20.5%、「まったく考えていない」は8.9%という結果でした。

7割を超える方が意識しているという結果は、地震の多い日本ならではの傾向といえるでしょう。ただし、約3割の方が耐震性能をあまり重視していなかった点も見逃せません。

質問2では、それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

耐震性能について考えた理由

  • 阪神・淡路大震災を経験しているので(60代・男性)
  • これから起こるであろう地震や災害に対しての備えとして大事だと思った(40代・男性)
  • 南海トラフ地震が起こる地域に住んでいるから(30代・女性)
  • 倒壊したらすべてを失うから(60代・男性)
  • 地震大国の日本なので耐震性は大切だと思うから(40代・女性)

耐震性能について考えていない理由

  • 業者の設計に当然入っているものだと思った。(80代・男性)
  • 標準的に耐震性能が高かったから(50代・男性)
  • 建築基準に収まれば大丈夫だと思った。(70代・男性)
  • 予算内で間取りに気を使って建てたから(60代・男性)
  • 当時は耐震性能は考えていなかった。(60代・男性)

実際に大地震を経験された方や、将来の地震リスクを意識されている方からは切実な声が多く寄せられました。一方で、購入時期が数十年前だった方からは「当時は耐震への関心が低かった」という声も目立ち、時代とともに意識が変化してきていることがうかがえます。

質問3:ハウスメーカーや工務店を選ぶ際、耐震性能の比較を行いましたか?

質問3:ハウスメーカーや工務店を選ぶ際、耐震性能の比較を行いましたか?

続いて、ハウスメーカーや工務店を選ぶ際に、耐震性能の比較を行ったかどうかを聞いてみました。

「行った」は28.1%にとどまり、「行っていない」が71.9%と大多数を占めました。

前の質問で約7割が耐震性能を「考えた」と答えていたにもかかわらず、実際に各社の性能を比較するところまで踏み込んだ方は3割に届いていません。「意識はしていたが、比較まではできなかった」という実態が浮かび上がります。

質問4では、それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

耐震性能の比較を行った理由

  • 一生に一度の買い物なのでもしもの時でも安心できる家にしたかったから(40代・女性)
  • 東日本大震災後に建てたので、一番耐震性がある建物を選びたかった(70代・男性)
  • どんな方式が良いか勉強したいため。(80代・男性)
  • 安全な家に住みたいから(30代・女性)
  • 構造的になにがいいか確認した。(60代・男性)

耐震性能の比較を行っていない理由

  • 条件付き土地を購入したので、建築会社は選択の余地が無かった。(60代・男性)
  • 比較の方法がわからない(60代・男性)
  • 決めたハウスメーカーから提案されたので比較検討はしなかった(40代・男性)
  • 素人でプロのメーカーの判断は不可能(80代・男性)
  • 親の知り合いの工務店に頼んだため、意見することすらできなかったから(50代・女性)

比較を行った方は、震災の経験や将来のリスクへの備えから積極的に情報収集をされていたことがわかります。

一方、比較を行わなかった方の理由は「やり方がわからない」「そもそも業者を自由に選べる状況ではなかった」など多岐にわたり、耐震性能という専門分野を一般の方が自力で比較・判断することの難しさが改めて浮き彫りになりました。

質問5:各社の耐震性能の違いは明確に理解できましたか?

質問5:各社の耐震性能の違いは明確に理解できましたか?

続いて、耐震性能の比較を「行った」と回答した方に、各社の違いを理解できたかどうか聞いてみました。

「とても理解できた」が24.4%、「ある程度理解できた」が63.4%で、合わせて87.8%が理解できたと回答しました。「あまり理解できなかった」は12.2%でした。

比較に踏み込んだ方の大半が各社の違いをおおむね把握できたという、前向きな結果です。ただし「とても理解できた」は約4分の1にとどまっており、完全に納得したうえで判断できた方はそこまで多くないともいえます。

質問6:比較が難しいと感じたポイントは何ですか?(複数選択可)

質問6:比較が難しいと感じたポイントは何ですか?(複数選択可)

続いて、「あまり理解できなかった」と回答した方に、比較が難しいと感じたポイントを聞いてみました。

最も多かったのは「指標(耐震等級・構造計算)の説明が難しい」で80.0%でした。

次いで「会社ごとに説明の仕方が違う」が40.0%、「間取りによって耐震性が変わると言われた」と「制震・免震の効果が想像しづらい」がそれぞれ20.0%でした。

耐震等級や構造計算といった用語は日常生活で触れる機会が少なく、さらに会社ごとに説明の仕方が異なるため、比較のハードルがいっそう高くなっている様子がうかがえます。

質問7:最終的に契約を決めたハウスメーカーの、耐震性に関する決め手は何でしたか?

質問7:最終的に契約を決めたハウスメーカーの、耐震性に関する決め手は何でしたか?

続いて、耐震性能の比較を「行った」と回答した方に、最終的に契約を決めたハウスメーカーの耐震性に関する決め手を聞いてみました。

  • 地盤強化と基礎構造、建物の柱と壁の強度。(80代・男性)
  • 鉄骨造でかなり担保できることが理解できた。(60代・男性)
  • ほかのハウスメーカーよりも基準が高いところにした(30代・女性)
  • 過去の地震での耐震性の証明(70代・男性)
  • 地震を想定した映像などをみて安心感をもったもの(40代・女性)
  • 性能数値と実験結果(70代・男性)

漠然とした安心感ではなく、過去の地震での実績や実験映像、性能数値といった目に見える根拠が、最終的な決め手になっていることが読み取れます。わかりやすい形で耐震性能を伝えることが、購入を検討される方の信頼獲得につながるといえるでしょう。

まとめ

今回の調査では、注文住宅を購入した方の約7割が耐震性能を意識していた一方で、実際に各社の比較を行ったのは約3割にとどまりました。

これから注文住宅を検討される方は、各社の耐震性能について積極的に情報を集め、ご自身が納得できる判断ができるよう準備を進めてみてはいかがでしょうか。

パナソニックの「テクノストラクチャーEX」では、建築基準法の最低基準の1.75倍の地震力で強度確認を実施しています。これは国の定める最高基準である耐震等級3も上回るレベルです。

さらに、独自の基準を設け、法律で定められた水準を超える388項目ものチェックを行うことで、一度の大地震だけでなく、繰り返し発生する地震にも耐えうる家づくりを追求しています。

地震に強い家づくりを検討している方は、ぜひパナソニックのテクノストラクチャーにお任せください。

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