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無線LAN「AIRRECT」よくあるご質問(FAQ集)
パケットトレースやWIPS機能が正常に動作しません。
パケットトレースやWIPSは第三の多目的アンテナを利用しています。多目的アンテナとは、従来は2.4G/5GHzのアンテナのバックグラウンドスキャンをしていた動作を専用アンテナが担うことにより、スキャンを高速化し、スループットの低下も防ぐことができます。
多目的アンテナは複数の機能を同時利用をしようとした場合、エラーが発生する場合があります。
例えば、WIPS機能により不正端末をブロックしている間はパケットトレースを行うことができませんので、端末をブロックするAPを変えてからパケットトレースを行うなど、設定の変更をしてください。
また、多目的アンテナは11acまで対応しており、11axは未対応です。11axのスキャンを行いたい場合は、APを「センサーモード」に変更する必要があります。
多目的アンテナの利用用途は以下のとおりです。
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WIPS機能
2.4G/5GHz帯のセキュリティスキャンを24時間365日実施することができます。
常時監視ができるため、不正端末を見逃しません。 -
クライアント接続テスト
任意のアクセスポイントを通信テスト用の仮想クライアントに変えることができます。これにより、ネットワーク保証、ネットワークサービスの到達可能性、VoIPなどの重要なアプリケーションのエクスペリエンス品質を事前に検証できます。詳細は、Webリファレンスの「2.15.4 多目的アンテナを使用したクライアント接続テスト」をご確認ください。
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パケットトレースや周囲の電波状況確認
周囲のRF占有率の確認や、パケットトレース機能を使う際に用いられます。
周囲の電波情報をキャッチすることで、自動チャネル選択もスムースに行うことができます。
・自動チャネル選択の詳細は、「自動チャネル変更の仕組みはどうなっていますか?」をご確認ください。