ループ検知・遮断機能/ループヒストリー機能

ループ検知・遮断機能とは、ループ接続が起こった際に、発生したポートを遮断することでループ障害を最小限におさえる機能です。さらに、ループヒストリー機能で、過去3日間のループ発生ポートをお知らせします。（関連特許取得済）ループ障害解消後にもループが発生したポートを特定できるので、ネットワーク管理者の障害の原因究明、対策実施に役立ちます。
※ループ検知・遮断機能はネットワーク構成や通信環境によっては遮断に時間がかかるなど、期待する効果が得られない場合があります

ループ接続とは、LANケーブルをループ状に接続してしまう誤った接続方法です。
ループ接続が起こると同じデータがネットワーク上を巡回し続けるので、ネットワーク帯域を使い切りネットワークがダウンしてしまいます。
このようなループ接続によって起こされるネットワーク遅延やネットワークダウンをループ障害と呼びます。
ループ障害の原因は、ネットワークのエッジ側のユーザ作業で起こることが多く、エッジで起こったループ接続でネットワーク全体をダウンさせないために、エッジ側のスイッチでループ障害を止め、システム全体への影響を最小限に留めることが必要です。

1台のスイッチングハブやエッジスイッチの2つのポートを直にケーブルで繋いだり、スイッチングハブとエッジスイッチ間を2本のケーブルで直接繋ぐと、片方のポートから送出されたデータがもう片方に着くとすぐに元のポートに向けて送出されループ状態になります。

ループ接続が未解消で復旧確認時に、瞬間的に起こりうるループ障害を防ぐ機能を搭載しています。

ループ検知時は、自動的にポートのステータスをブロッキングにし、ループ検知パケットを含む特定のパケットのみ送受信を行います。

ループ検知時は、自動的にポートをリンクダウンし、すべてのパケットの送受信を行いません。