歳時記
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4月和風月名

卯月(うづき)
 睦月、如月、弥生……旧暦で使われた月の呼び名を和風月名と言います。ちなみに、4月は卯月。卯の花が咲くことから名付けられたそうです。

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4月


 草木が芽吹き、色鮮やかな花々が咲く4月。うららかな陽射しと清らかな水、そして爽やかな春風に育まれ、さまざな食べ物が旬を迎えます。その中で、特に高い人気を誇るのが筍です。各社が行う「春の味覚ランキング」でも常に上位をキープしています。

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春キャベツ
 この時期になると、店頭に登場する春キャベツ。普段出回っている冬キャベツに比べ、やや小ぶりの球形で、葉がゆるやかに巻かれています。葉は水分を多く含みふんわり柔らく、ほのかな甘みが他の野菜ともよく合うため、サラダにピッタリ。また火の通りも良く、ポトフなどのスープに入れても、美味しくいただけます。ちなみに、店頭で選ぶ際は、芯の切り口が小さく、巻きのゆるいものがおすすめ。色合いが鮮やかで、ハリのあるものを選びましょう。

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4月


 満開の花びらによって、新しい季節の訪れを知らせてくれる桜。古くは「山の神様」が里に下り「田の神様」になることが春の到来と考えられていたそう。桜の開花はその印とされていたため、当時から非常に縁起の良いものとされてきました。現在もお見合いや婚礼の席で「桜湯」を出すのはその名残と言えるでしょう。

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ハナミズキ
 アメリカを代表する木の一つ、ハナミズキ。1912年、当時の東京市長が桜を寄贈した際、アメリカから「返礼の木」として送られたと言われています。高さ4~10mの木に咲く花は実に華々しく「私の思いを受け止めてください」との花言葉を体現しているよう。日本でも約20地区もの市や区の指定花に選ばれていることからも、その人気ぶりが伺えます。ただ、花びらのように見える部分は、「苞(ほう)」という葉の一種であることはあまり知られていないようです。

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4月行事

花祭り
 毎年4月8日に行われる花祭りは、お釈迦(しゃか)様の誕生を祝う行事です。この日、全国の寺院では、境内に花飾りを付けた花御堂を設け、桶の中にお釈迦様を安置して、竹の杓で甘茶をかけてお祝いします。この行為は、「お釈迦様が誕生する際、天から龍が現れ、頭から甘露の雨を注いだ」という言い伝えによるもの。参列者には、無病息災に効果があると言われるユキノシタ科の植物「アマチャ」の若葉を煎じたお茶がふるまわれます。

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4月18日
発明の日


 明治18年(1885年)4月18日、初代特許庁長官を務めた高橋是清(これきよ)が「専売特許条例」を公布。日本の特許制度がスタートしました。これを記念し、昭和29年(1954年)1月28日に、通商産業省(現在の経済産業省)が、特許制度をはじめとする産業財産権制度の普及・啓発を図ることを目的に、4月18日を「発明の日」に制定。発明者の知的財産権を守り発明を奨励する特許制度のもと生み出された発明は、わたしたちの生活を便利にし、経済の発展に大きく寄与しています。

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4月26日
よい風呂の日


 親子でお風呂に入って親子の対話を深めたり、家族同士ふれあいを促すことを目的に【4(よい)月2(ふ)6(ろ)日】を「よい風呂の日」として日本入浴協会が制定しました。この日は各地のスーパー銭湯などもイベントを開催しています。たまには家族や友人などでよい風呂を楽しんではいかがですか?

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出典:暮らしの歳時記

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