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無線LAN「AIRRECT」よくあるご質問(FAQ集)

クライアント端末とのスループットが低いです。

スループットとは、リンクを介して送信できる1秒あたりの実際のデータ量を表します。
スループットは、理論値と比較し必ず低下します。CSMA/CAのオーバーヘッドがあるため、実際の総スループットは、802.11a/b/gレガシー伝送のデータレートの50%以下、802.11n/ac伝送のデータレートの60?70%が一般的です。また、同時に接続されているクライアント数に応じても、減少します。
また、通常、2.4GHz帯のISMバンドではRFノイズのレベルが高いため、2.4GHz帯のデバイスのスループットは5GHz帯のデバイスよりも低くなります。以下のトラブルチェック項目で、当てはまる原因がないか確認してください。

よくあるトラブル チェック項目

  • クライアント固有の問題である場合は、そのクライアントがレガシー伝送(802.11a/b/g)で通信していないか確認してください。
    接続しているWi-Fi規格は、モニター>クライアント一覧から確認ができます。

  • 物理的な環境の変化がなかったか確認してください。
    例えば、APの追加/削除、オフィスの改装、Wi-Fiユーザーの増加、無線ネットワーク上での設定変更などです。また、オフィスの改装(壁/パーティション/ガラス/什器/家具等の追加、変更など)により、無線周波数空間に新たな障害物が加わった可能性もあります。

  • アクセスポイントの物理的な配置を確認してください。
    電波を効率よく送信するには、アクセスポイントを天井に取り付け、Panasonicのロゴを地面に向ける必要があります。信号強度が低いと、クライアントが低いデータレートで動作する可能性があるため、スループットが低下します。

  • 同一チャネル/隣接チャネルの干渉を確認してください。特定のチャネルにアクセスポイントが密集していると、チャネル全体のスループットも低下する可能性があります。周囲の干渉を確認するためには、モニター>アクセスポイントから任意のアクセスポイントを選択し、スペクトル占有率から「RFエクスプローラ」をクリックすることで確認できます。

  • BSS全体のスループットの低下を引き起こしている可能性のあるレガシー無線デバイス(FHSS、802.11bのみのデバイスをサポートするクライアントなど)がないかを確認してください。

  • 2.4GHzでの干渉源がないか確認してください。例えば、電子レンジ/Bluetoothなどがあげられます。

また、AIRRECT CloudにはAI機能により通信品質低下の原因追究を行う機能が搭載されています。
AI機能は、ダッシュボード>パフォーマンスから、「影響のあるクライアントの根本原因を探しますか?」をクリックすることで、問題が発生しているロケーションの確認や、問題の切り分け方法を表示できます。

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