スキルを活かしたNPO支援「プロボノ」ギフモへの最終提案

日本

2022.01.12

Panasonic NPO/NGOサポートプロボノプログラムの今年度支援先の「ギフモ」に対してチームメンバーからの最終報告が12月21日(火)にオンラインで実施されました。

ギフモは噛む力や飲み込む力が低下してしまった方々が食べづらいと感じる料理を、見た目や味を変えずにやわらかくすることができる調理家電「デリソフター」の販売を通じ、摂食嚥下障がいにまつわる食の課題解決を目指しています。

プロボノチームは7月29日に支援先と初めて打合せを開始し、9月29日に中間提案を行い、約5か月にわたりオンラインでのミーティングを重ねながら今回のプロジェクトの「デリソフター」ユーザーの交流・相談・アイディア共有の場をつくるべく、ユーザー参加型のコミュニティのあるべき姿を整理し、その運用のための「業務フロー設計」を進めてきました。

コミュニティにアクセスする顧客の仮設をつくり、ユーザーのモデルケースを描き、ユーザーの要求や価値提供の定義づけを行い、政府統計による数値的根拠なども確認していきました。

最終的にはオンライン・オフラインを融合し、より多くの方にデリソフターの価値を知っていただく仕組みを目指すため、デリソフターの一部のユーザーの方と専門家や関係者の方々を巻き込みながらユーザーコミュニティの一部分を試行し、期待する効果が得られるかを検証する取り組みを実施しました。
検証では課題点も浮き彫りになり、今後の方向性を団体内部で検討することとなりました。

団体の皆様からは、色々なことをはじめたばかりで効果はこれからと感じているが、実際にトライアルしたことで見えてきた事が貴重な経験となったことや、これまで力になってもらったプロボノメンバーへの感謝の言葉が寄せられました。
プロボノメンバーからは、知れば知るほど「デリソフター」の商品の魅力や価値を実感できたことや、商品だけでなく新事業をつくる方々の熱量を体感できたとの感想や、この経験を本業にも活かしていきたいとの声が多くありました。

■ギフモプロボノ活動ブログ
<キックオフ>https://panasonic.co.jp/citizenship/activity/2021/07/post-171.html
<中間提案>https://panasonic.co.jp/citizenship/activity/2021/10/npo-11.html

■支援先:ギフモ
https://shop.gifmo.co.jp/

■Panasonic NPO/NGOサポートプロボノ プログラム
https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability/citizenship/pnsf/probono.htmlギフモ最終提案211221ブログ用.png
<出席メンバーでの記念撮影>