ペットの保険のコラム
糖尿病ってなに?
目次
どんな病気?
糖尿病は血糖値(血液中の糖の濃度)が高くなる病気です。
犬も人の2型糖尿病のように、遺伝的な要因に加え、肥満や運動不足などの生活習慣がかかわって発症すると考えられています。ただ、人のように生活習慣の改善でインスリン投与をやめられるケースはなく、一生治療が続きます。
おもな症状
オシッコが出すぎる病気。だから多飲になります。
血糖値が高いと利尿作用が高まって尿意を催しやすくなるため、糖尿病になると「オシッコが出すぎるせいでのどが渇き、水を飲みすぎる」状態になります。また、高血糖だと脳の満腹中枢が正常に働かず、食欲が増進する傾向もあります。病状が進行すると、白内障や体重減少なども見られるようになり、ケトアシドーシスという命にかかわる危険な状態になることもあります。
初期症状
● 多飲多尿
「多飲」の目安は1日の飲水量が体重1kgあたり100mlを超える程度
● 食欲増進 など
進行すると
● 白内障
● 体重減少
おもな原因
遺伝的要因に太りすぎなどのリスク因子が加わることが原因になります。
発症には遺伝的な要因と、トリガーになるリスク因子がかかわっています。リスク因子のなかでも注意すべきは肥満です。
また、加齢による膵臓の機能低下によりインスリン分泌量が減ることから、7〜8才以降のシニア期に発症が多くなります。一方、先天的な要因で1才前後の若い犬でも発症するケースがあります。
おもなリスク因子
● 肥満
● 未避妊のメスの発情
● 運動不足
● 加齢
● ホルモン製剤の長期投与
● クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症) など
遺伝的になりやすい犬種
とくにミニチュア・シュナウザー、トイ・プードル、ビション・フリーゼ、マルチーズ、ミニチュア・ダックスフンド など
検査・治療
検査は、血液検査と尿検査が重要で、血液検査では血糖値を測定して高血糖となっているか、尿検査では尿糖が認められるかを確認します。
治療は、食事管理とインスリン投与の2本柱で行います。その犬に必要な摂取カロリー量をもとに、適切なインスリンの量を決めます。
食事は、食後の血糖値がゆるやかに上がるよう作られた療法食(高タンパク、低炭水化物、低脂肪、食物繊維が豊富)がベスト。決められた食事とインスリン投与を1日2回、12時間ごとに行うのが基本です。
インスリン製剤のほとんどが人用のものです。
専用の注入器を用いて皮下に打ちます。
注:この記事は、アニコム損害保険株式会社が提供する「アニコムどうぶつNEWS_2026年8月号」の内容です。
取扱代理店:パナソニック保険サービス株式会社
引受保険会社:アニコム損害保険株式会社






