ペットの保険のコラム

ペットの保険のコラム 鼻腔内がんってなに?

鼻腔内がんってなに?

ペットの保険のコラム 鼻腔内がんってなに?

目次

    どんな病気?

    鼻の中にできる悪性腫瘍です。

    犬の鼻の中にできる腫瘍は、その多くが悪性腫瘍(いわゆるがん)です。粘膜や分泌腺から発生する場合が多く、少数ですが、骨や軟骨など深い部分で発生するケースもあります。クシャミや鼻水など、鼻炎や歯周病といった一般的な病気と似た症状が出るため、診断までに時間がかかることもあります。治療をしないと数ヶ月で命を落とす可能性もあるため、できるだけ早く発見し、治療することが大事です。

    おもな症状

    クシャミや鼻血が初期症状です。加齢がひとつの原因になります。

    いちばん早く気づける症状は、クシャミと鼻血、イビキの増大です。クシャミは、頭を床に打ちつけんばかりの激しさだったり、連続で出て発作だと勘違いしたりするような強いあらわれ方をすることが多いようです。鼻血は、血が混じったピンク色や細菌感染の影響で黄色や緑っぽい色になることもあります。発症原因はわかっていませんが、多くのがんと同様に加齢がリスクのひとつと考えられています。また受動喫煙が影響しているという報告もあります。

    検査・確定診断

    画像診断と鼻腔内の生検で行います

    診断はCT検査と生検で行います。鼻腔内腫瘍が疑われた場合は、まずCT検査で腫瘍の位置や大きさ、眼球や脳への圧迫などを確認します。腫瘍が確認された場合は、腫瘍の一部を採取してくわしく調べる検査(生検)を行います。腫瘍の種類や悪性度などがわかる検査で確定診断に必須です。

    鼻腔内腫瘍が疑われた際に行う鼻の開通性チェック

    鼻の前にガラス板をかざし、鼻息で曇るかを確認します。曇らない側の鼻が詰まっています。ただし、詰まっている即鼻腔内がんとは限らず、くわしい検査が必要です。

    治療法

    放射線治療が第一選択です。

    外科手術でがんを完全に取り除くことはできないため、標準治療は放射線治療です。さまざまな観点から放射線治療の技法や線量、回数を決めます。根治を目指すのが難しく、治療後1年〜1年半で再発することが多いです。治療前のがんが小さいほど長期間にわたる効果が期待できるため、早期発見・治療が重要です。

    病気の進行と症状の変化

    初期の症状

    症状が数日続く、鼻炎に対する治療をしてもよくならない場合は鼻腔内がんの疑いもあります

    ● 大きなクシャミや連続して出るクシャミ
    ● 鼻血
    ● 大きなイビキ
    ● 鼻水

    注意

    \愛犬が中高齢なら鼻血を見過ごさないで!/

    犬の鼻血は病気やケガが隠れています。とくに中高齢の犬の鼻血は、鼻腔内がんの疑いもあるためできるだけ早く受診をしてください。

    進行に伴う症状

    がん細胞が増大して周囲へ広がると、鼻腔がふさがれて口呼吸になる、鼻の周辺や額が盛り上がるなどの症状があらわれます

    ● 眠れない
    ● 常に口呼吸をする
    ● 顔面が変形する
    ● 左右の目の位置がずれる
    ● 瞬膜が飛び出る

    右の鼻腔に発生したがんが右目を圧迫し、目が開けにくい状態になった症例です。
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    注:この記事は、アニコム損害保険株式会社が提供する「アニコムどうぶつNEWS_2026年6月号」の内容です。
    取扱代理店:パナソニック保険サービス株式会社
    引受保険会社:アニコム損害保険株式会社

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