天満橋ライトアップTEMMABASHI Illumination
ガラス模様の光・川面に浮かび上がる星愛のきらめき
水都大阪を生み出した「天が満つる光の架け橋」
パナソニックEWエンジニアリング株式会社は大阪府の「天満橋ライトアップ業務」事業者選定プロポーザルにおいて、
受託事業者として選定。
天満橋周辺の地域性や歴史性を考慮し、周辺の光環境との調和や歩行者の安全、環境に優しい先端技術を採用した点が
評価されました。
ライトアップ演出
水都大阪を生み出した「天が満つる光の架け橋」をコンセプトに、あたかも鳥が羽を広げたような橋桁の曲線部を生かし、4色LED照明器具によって四季に合わせた演出を行っています。
日常は日没後から22時までの毎時00分、30分に調光シーンを展開、プリズムフィルターを用いた動きのある光の演出を行っています。
●平時は橋桁のターコイズグリーンを生かした光の演出
●中央から緩やかに鳥が羽を広げるように光が広がっていきます
天満橋周辺の歴史
天満橋は、江戸幕府が管理していた公儀橋である天神橋、難波橋、とともに『浪華三大橋』として、多くの人に親しまれてきました。また、伏見と大坂を結ぶ船の発着地であり、熊野街道の出発地として利用された八軒家浜の目印でもあったのでしょう。
大阪天満宮の北には星合池(ほしあいのいけ)があり、大きな木の梢に明星が降臨し、星の光が池を輝かせたという言い伝えがあります。このため、橋梁下部を青色LEDで照射して川面に青い光を映し出し、そこに小さな白いLED光をちりばめてこのいわれを光で演出しています。
また、天満がガラス発祥の地であることから、プリズムフィルターを用いてガラスの切り子模様を映し出しています。
歩道の照明環境
これまでの演色性の低いナトリウム灯をコンパクト蛍光灯に変更して眩しさを和らげるとともに、高欄手摺下部にLEDライン状照明器具を設置して歩道の照度を確保。さらに、高架下部の道路灯をLEDに変えて配光を調整し、漏れ光を抑制しています。これにより、不要な光が川面に漏れることがなく、ライトアップが効果的に演出できるようになりました。