CORPORATE CITIZENSHIP NEWS 企業市民活動ブログ

インド:スラムや農村地域を対象に「ヘルスケア(Aarogya)イニシアチブ」を展開

5167d65a-22b4-45ef-8059-45c25043e053.png

インドでは、2013年の会社法改正により、一定規模以上の企業にCSR(企業の社会的責任)活動への支出が義務付けられています*¹。

パナソニック ライフソリューションズ インド(PLSIND)もその対象企業として、主に当社の拠点や工場がある地域を中心に、経済的・社会的に困難な状況にある人々が、衛生的で健康的、かつ経済的に持続可能な生活が送れるよう社会貢献活動を展開しています。

その1つとして展開しているのが、「ヘルスケア(Aarogya:アーローギャ*²)イニシアチブ」です。スラムや農村地域を中心に、医療アクセスの向上や健康・衛生意識の啓発を目的とした様々な活動を行っています。

*¹ インドの会社法第135条では純利益の2%以上をCSR活動に拠出することが義務付けられている。
*² Aarogyaは、サンスクリット語で「健康」を意味する。

 Haridwarでの地域医療支援プロジェクト 

ind_1_2.pngインド北部のHaridwarで2016年に開始された本プロジェクトでは、季節性疾患への対応、重度の栄養失調児の支援、妊婦ケアを中心に医療支援を行っており、2024年度は約2万4千人が受診しました。これまで80以上の村で、10万世帯以上に医療サービスを提供し、地域の健康改善に大きく貢献しています。


 Thaneでの移動医療サービス 

ind_2.pngインド西部のMumbai都市圏にあるThaneのスラム地域では、2023年から移動医療車による巡回サービスを開始し、医療へのアクセスを支援しています。Thaneではこのサービスを通じて、年間 約1万2千人が適切な診断と安価な医薬品の提供を受けています。


 病院や学校での食事支援 

ind_3_2.pngMumbaiとThaneにある10の公立病院では、入院患者の家族に対して無料で食事を提供しており、現在、毎日1,880人がこの支援を受けています。またThaneやDaman、Delhiなどの88校の公立校に通う困窮家庭の子どもたち約1万人に、無料で昼食を提供しています。この取り組みは子どもたちの栄養改善を図ると共に、学校の中退防止にもつながっています。


 思春期の少女への月経衛生支援 

ind_4_2.png思春期の少女の月経衛生意識を高めるため、20の公立校や教育機関に、生理用ナプキンの自動販売機と廃棄機の設置を支援しています。


その他にも、聴覚障がい児への支援として、補聴器の提供やデジタル形式の学習にアクセスできるよう、 eラーニングを通じたデジタルリテラシーの育成も支援しています。 これらの地域に根ざした持続可能な支援を通じて、PLSINDは、インド社会に確かなインパクトを与え続けています。

インドにおける当社の本社機能と製造拠点図

Corporate Website Map.jpg

<関連リンク>
パナソニック ライフソリューションズ インドのCSR活動(英語)

記事を探す

カテゴリ:
地域
年月日:
企業市民活動ブログトップ