令和6年 能登半島地震・豪雨被害への支援活動
ボランティアに参加したパナソニックグループの従業員の皆さん
10月11日から14日にかけて、パナソニックグループの従業員15人が、9月下旬の豪雨で被災した石川県珠洲市の復旧支援にボランティアとして参加し、洪水で床上浸水した家屋の復旧活動に取り組みました。4月下旬に実施した同市と七尾市でのボランティアセンターの運営サポートに続き、今年度2回目の現地ボランティア活動となりました。
石川県珠洲市では、令和6年1月1日の能登半島地震から半年以上が経過した今もなお、被害からの復旧が進まず、倒壊危険家屋が多く残り、道路も応急処置のままとなっています。そのような状況の被災地に、9月下旬に豪雨が襲い、同市内を流れる複数河川が氾濫。土砂による家屋倒壊や床上浸水などが甚大な被害に追い打ちをかけました。
地震被害を受けたままの倒壊危険家屋
河川の氾濫で護岸が侵食され倒壊した家屋
今回の復旧支援活動は、前回同様に、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P*1)の協力を得て、現地の災害ボランティアセンターと連携を取りながら推進。「床上浸水被害を受けた家屋での泥のかき出し、廃棄物の運び出しなどに多くの人手が必要」との被災地ニーズに応えるため、災害ボランティア育成講座*2を受講した従業員を中心に参加を呼びかけ実施に至りました。
現地では、家屋に入った流木の運び出しや床下に堆積した泥のかき出し、バケツリレーによるトラックへの泥の積み込みなどを行いました。「被災された方々に寄り添う」気持ちで丁寧な作業を心がけ、活動終了後、訪問先から多くの感謝の声が寄せられました。
*1 災害ボランティア活動の環境整備を目指し、企業・社会福祉協議会・NPO・共同募金会が協働するネットワーク組織
*2 パナソニックグループでは、2019年から支援Pと共に「災害ボランティア育成講座」を社内で継続的に開催し、これまでに約2000人が受講
床上浸水被害を受けた家屋で泥をかき出す様子