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「第35回 岡山吉備高原 車いすふれあいロードレース」を支援

パナソニックグループが支援する「第35回 岡山吉備高原 車いすふれあいロードレース」が10月8日に岡山県吉備中央町の吉備高原都市で開催されました。本大会は、車いすランナーと一般ランナーが同じフィ-ルドに参加し、競い合い、ふれあうロ-ドレ-スで、お互いの理解や交流を深めるとともに、競技力向上と健康や体力づくりを目的としています。 

ロードレース開会式.jpg開会式の様子

当社グループは、1998年より大会運営に深く関わっており、2000年から協賛をしています。パナソニック コネクト(PCO)傘下のパナソニック吉備が主体となって大会事務局を担い、岡山県、吉備中央町並びに吉備高原都市内の各事業所と協力し大会を運営しています。この官民一体の運営方法は全国的にも珍しく、地域全体を盛り上げています。

 パナソニック吉備は、障がい者の雇用促進を目的として1980年に設立され、"障がい者と健常者がお互いを認め合い、共に協力して、『人を幸せにする良い会社』を目指す"を経営方針として掲げ、主にPCOが取り扱う製品のうち、AV関連部品の製造や完成品組立加工を行っています。  

大会前日に開かれた開会式では、本大会の発展に情熱を注がれた故寬仁親王殿下の長女、彬子女王殿下のご挨拶や特別招待選手の佐々 勤選手(旭化成元陸上部)、吉川 美香選手(パナソニック女子陸上競技部)のスピーチがありました。また、本大会組織委員の副会長としてPCOのヴァイス・プレジデント(VP)の新家 伸浩さんが参加しました。

歓談の様子.jpg(左から)PCO VP新家さん、吉川選手、彬子女王殿下

 そして、大会当日はハーフマラソン、10キロ、3キロの3種目に車いすランナー39名、一般ランナー1,197名が出場。日本陸上競技連盟公認のアップダウンの激しいコースを舞台に、パラリンピックのメダリストや市民ランナーたちが熱のこもったレースを展開しました。車いすランナーと一般ランナーが一緒に走る珍しい大会ならではの特徴として、下り坂では車いすランナーの方が、上り坂では一般ランナーの方がスピードが出ます。

選手のみなさん.jpg勢いよくスタートする選手の皆さん

選手たちは、何度もすれ違うたびに「がんばれ」と声を掛け合っており、本大会のネーミング通り多くの「ふれあい」が見られた大会でした。また、レース参加者以外にも、当社グループの従業員ボランティアを含む約840名がボランティアスタッフとして大会を支援、また沿道からも約6,000名の観客が大会を盛り上げました。

本大会が、障がい者スポーツの理解を深めるきっかけとなること、また一人ひとりが互いの個性を受け入れ、認め合うDEI(Diversity, Equity & Inclusion)の実現につながることを願っています。また、当社グループでは今後もこの大会の支援を行っていきます。

※パナソニック吉備は、日本で初めての第3セクター方式(岡山県・吉備中央町・パナソニックの共同出資)による重度障がい者多数雇用事業所であり、特例子会社として国際障がい者年(1981年)より操業。自然に恵まれた快適な環境のもとで障がいのある人もない人も共に力を合わせて事業活動を行っており、現在73名(内、障がい者33名)が活躍しています。

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