「きっと わらえる 2021」映像タイムカプセル開封&上映会を開催
CSR・社会文化部と宮城県気仙沼市立小原木小学校の卒業生は、2012年7月に同校で実施された東日本大震災の復興支援プログラム「きっと わらえる 2021」で制作した映像タイムカプセル「未来へのメッセージ」をこのほど開封し、3月11日にその上映会をオンラインで開催しました。
「きっと わらえる 2021」は、東日本大震災で被災した子どもたちに笑顔と元気を取り戻してもらうため、当社が2011年9月から2018年4月まで23校を対象に実施した映像制作支援プログラムです。また、当社社員や企業スポーツ選手の体験談を通じて夢を持ち続ける事の大切さを学ぶ特別授業も実施してきました。その際に制作した「未来へのメッセージ」と名づけた映像には、子どもたちが将来の自分自身へ向けたメッセージがまとめられており、10年後に参加者全員で見られるようタイムカプセルに格納して実施校に手渡してきました。
その上映会は、各校別に、これまでは卒業生が集まりやすいよう「成人式」などの機会を選び当社がサポートする形で実施してきましたが、小原木小学校については、卒業生からの要請により3月11日の震災10年目の日に行われることになりました。
当日は、同校の卒業生6名(19~20才)と当時の担任の先生、また子どもたちにラグビーの指導をした元パナソニックワイルドナイツの霜村さんと三宅さんが集まりました。
卒業生からは、9年前に小学生だった映像を見て「懐かしく、映像をみて自分が成長したと思った」「気仙沼が好きな気持ちは変わりなく、撮影した記憶を思い出した」「9年前の自分が言っていることと今は違うけど、人生、計画通りにいかなくても自信が持てた、昔の自分を思い出せてよかった」との感想がありました。今回、参加できなかった卒業生のために当日の上映会の模様を映像にして、10月予定の成人式に見ていただくことにしています。