【2020年度初】サステナブル・シーフードをLS社、IS社など4拠点に導入

日本

2020.07.16

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パナソニックは、2020年6月23日(火)にパナソニック内装建材株式会社香川工場、6月24日(水)にIS社徳島工場、6月30日(火)にIS社洲本工場、LS社新潟工場で、サステナブル・シーフードの提供を開始しました。サステナブル・シーフードとは、持続可能な生産(漁獲・養殖)に加え、加工・流通・販売過程における管理やトレーサビリティの確保について認証を取得しているシーフードの総称です。パナソニックは、サステナブル・シーフードの社員食堂での継続的な提供を2018年3月に日本で初めて開始しています。新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言以降は新規導入を停止しておりましたが、解除後に初めて、また、2020年度としても初めて4拠点への導入を再開し、累計導入拠点が46拠点になりました。

今回の導入は、パナソニック内装建材とIS社徳島・洲本工場の3拠点がサンフードサービス株式会社様、LS社新潟工場が株式会社魚国総本社様のご協力のもとで実現しました。サンフードサービス様は株式会社and BLUE様が運営するMSC/ASC(※1)のグループCoC認証(※2)の枠組みを活用して2020年1月にCoC認証を取得。魚国総本社様には2019年3月にCoC認証を取得いただき、食材の仕入れや管理などご準備いただきました。

blog-2.JPG  blog-3.jpgメニューはそれぞれの給食会社様に、MSC認証を取得した鯖を利用して創意工夫いただき、サンフードサービス様には「鯖の塩焼き定食」を、魚国総本社様には「ノルウェー産鯖のタンドリー焼き」を提供いただきました。すべての食堂で普段の魚メニューより多くの方に選択いただくことができ、早々に完売となった食堂もありました。

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当日は、食堂の入り口にサステナブル・シーフードを導入する背景や意義を示したパネル・のぼり・モニターなどの設置や提供台の装飾により、従業員への告知を行いました。また、これまではサステナブル・シーフード導入の意義をまとめたチラシを配布していましたが、ソーシャルディスタンスを保つために、利用できないテーブルの上にチラシを貼り、食事をしながら読んでいただける工夫を行いました。

パナソニックでは今後も、持続可能な社会づくりや、SDGs目標14の「海の豊かさを守ろう」の達成への貢献に向け、サステナブル・シーフードの社員食堂への導入を進めていきます。
なお、今後も現在の社会情勢を踏まえ、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じながら、給食会社様や社内関連部門と連携・意見交換を深め、慎重に進めていく予定です。

※1 MSC/ASC認証:MSC認証は海洋管理協議会が持続可能で適切に管理された漁業を認証するもので、ASC認証は水産養殖管理協議会が環境と社会への負荷を最小限にする責任ある養殖業を認証するもの。いずれも第三者の認証機関が厳格な基準に基づいて審査しています。

※2 グループCoC認証:CoCとは、Chain of Custodyの略で、「加工・流通過程の管理」の意味。水産物の流通・加工の過程では、認証水産物とそうでない水産物が混じってしまう可能性があり、非認証の水産物の混入を防ぐため、製品がたどってきた経路を遡ることができるようトレーサビリティを確保する仕組みのことをCoC認証といいます。
グループCoC認証とは、20~30拠点をまとめて、認証を取る方法で、第三者認証機関による監査拠点が少なくて済むため、1拠点ずつ認証取得するより、拠点辺りのコストを下げることができる仕組みです(内部監査は必要です)。