ペットの保険のコラム
膿皮症ってなに?
目次
どんな病気?
通常は皮膚に対して悪さはしない「常在菌」ですが
異常に増えることで起こる皮膚の感染症です。
皮膚のバリア機能が低下したり、体の免疫力が弱まったりすると、主にブドウ球菌が増殖し、皮膚や毛穴(毛包)に入り込んで炎症を起こします。膿皮症には、皮膚の浅い部分で起こる「表在性」と、皮膚の深部で起こる「深在性」があります。多くは表在性で、深在性は比較的まれです。
おもな症状
小さな赤いできものから始まり、かゆみや脱毛などの症状もあります。
● 小さな赤いできもの(膿疱や丘疹)
● 円形のフケ
● 脱毛
● かゆみ など
おもな原因
皮膚の常在菌を増殖させてしまう基礎疾患や体質が原因になります。
原因になるのは、アレルギー性皮膚炎や寄生虫感染、脂漏体質、皮膚が蒸れやすい状態など、皮膚バリア機能を低下させる基礎疾患や体質といった背景因子です。また、免疫力が低下すると細菌感染が起こりやすくなるため、ホルモンの病気などが原因になるケースもあります。
原因になるおもな背景因子
● アレルギー性皮膚
皮膚バリア機能が弱く、常在菌が増えやすいです。
若齢で発症します
● 寄生虫感染
ニキビダニ症や疥癬などにより、皮膚バリア機能が低下した状態になります
● ホルモンの病気
免疫力の低下により細菌感染が起こりやすいです。
シニア犬はとくに注意
● 脂漏体質
皮脂の分泌が多く、皮膚のpHバランスが乱れやすい体質です
● 多汗(蒸れやすい皮膚環境)
汗や湿気により皮膚バリア機能が低下しやすい状態になります
検査と治療法
患部の細胞診で菌を確認し、治療は外用薬で行います。
患部をこすり取って細胞診を行い、炎症を示す細胞といっしょにブドウ球菌が多く見られれば膿皮症の可能性が高いと判断されます。必要に応じて、基礎疾患や体質を調べる検査を行います。治療は外用薬が一般的で、消毒薬の塗布やシャンプー療法を行います。2〜3週間ごとに状態を確認し、改善するまで継続します。
再発を防ぐためにできること
● 原因の基礎疾患を突き止めて治療する
● 皮膚の保湿を行いバリア機能を整える
● 脂漏症や多汗症の好発犬種は定期的なシャンプーで皮膚を清潔に など
皮膚がべたつきやすいシー・ズーやコッカー・スパニエル種、多汗症になりやすいシュナウザー種やヨークシャー・テリアなどはとくにスキンケアが大切です。
注:この記事は、アニコム損害保険株式会社が提供する「アニコムどうぶつNEWS_2026年5月号」の内容です。
取扱代理店:パナソニック保険サービス株式会社
引受保険会社:アニコム損害保険株式会社






