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クラウド入退室管理システムとは?導入メリットや費用・比較ポイントを解説!
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クラウド入退室管理システムとは
クラウド入退室管理システムとは、インターネット上のクラウドを利用して、入退室の管理を行うシステムです。
通常の入退室管理システムと同様に、暗証番号やICカードなどを持つ人物以外の入退室を制限できます。
不審者に対するセキュリティとしても有効なだけでなく、監視カメラや勤怠管理ツールなどの外部ツールとも連携し、業務効率化が可能です。
またクラウド型の特徴として、インターネット上で入退室履歴を確認できるため、従業員の業務管理がしやすいという点も挙げられます。
オフィスでの勤務だけでなく、リモートワークでの従業員の業務管理でも、クラウド型入退室管理システムは便利なシステムです。
クラウド入退室管理システムの相場は?
システムによって差はありますが、入退室管理に特化したサブスクリプションタイプなら「月額5,000円/扉」が平均価格帯です。
1扉あたりから導入できるものや、既存のドアに取り付けるだけのお手軽なものがあり、コストパフォーマンスに優れています。
初期費用・工事費用不要で入退室管理システムが導入できるものもあります。
ただし基本の月額料金にどこまで含まれるかはシステムによって異なるため、内容の詳細確認は必須です。
機能・サービス豊富なタイプは「月額10,000円/扉」が目安となります。
故障時の鍵交換対応、最新デバイス/ソフトウェアの提供といった導入後のサポートの充実度や、勤怠管理をはじめとした入退室管理以外の機能の有無によって、価格帯は変わります。
さまざまな機能・機器が揃えられているサービスは、導入目的や運用方法によって利用料金が異なるため、随時見積対応となっているのが一般的です。
中にはスマートロックを設置する扉の数が多いほど、1扉あたりの利用料金が安くなるサービスもあります。
大量のスマートロックの設置が見込まれる場合には、あらかじめ扉数全体での利用料金を考慮するとよいでしょう。
クラウド入退室管理システムの主な特徴・メリット
クラウド入退室管理システムの概要がわかったところで、どのような特徴・メリットがあるのかご紹介します。
導入・運用のコストを削減できる
クラウド入退室管理システムの特徴は、導入・運用コストを低減しやすいという点があります。
一般的な入退室管理システムの場合、自社専用のシステム開発に多くの時間とコストが掛かることに加え、工事費用が発生することもあります。
導入だけで数百万円掛かることもあるうえ、その後の運用コストも発生するため、事業規模の小さな企業にとっては大変な負担です。
一方、クラウド入退室管理システムの場合、すでに用意されたシステムを基礎として、自由にオプションを選択できることから、導入までが早く、コストも安いというメリットがあります。
オフィスのセキュリティを強化できる
オフィスの入退室履歴が確認しやすく、セキュリティ性も高いのがクラウド入退室管理システムの特徴です。
入退室管理システムは、誰が、いつ、どこに入退室したか記録されるため、従業員の正確な勤怠管理・業務管理がしやすくなります。
]特定の部屋に入室できる人以外には、入室制限を行うことも可能で、侵入者対策としても効果的です。
テレワークでも労務管理を行える
クラウド入退室管理システムと他の入退室管理システムとの大きな違いは、オフィスに出社していない従業員の勤怠管理も行える点です。
インターネット上で入退室履歴を確認できるため、テレワークでも誰がどこにいるか把握でき、確実に出社したかどうかが把握できます。
在席管理ツールも活用すれば、誰がどこで働いており、今どういう状況にあるかもチェックできるため、テレワークでの業務管理を効率化できます。
クラウド入退室管理システムの選び方・比較ポイント
次に、クラウド入退室管理システムの選び方・比較ポイントをご紹介します。
ポイント①セキュリティ性の高い認証方法であるか
入退室管理システムの意義は、従業員の入退室を記録することだけではありません。
権限のない人間の侵入を防ぐ目的もあるため、セキュリティ性の高い認証方法を選ぶ必要があります。
入退室管理システムの認証方法には、主に次の4つがあります。
- 暗証番号
- ICカード認証
- スマートフォン(アプリ)認証
- 生体認証
この中でも最もセキュリティとして脆弱なものが暗証番号、最もセキュリティ性が高いのは生体認証です。
暗証番号は盗み見られてしまえば誰でも入室できてしまうため、運用方法を厳格にしなければなりません。
ICカード・スマートフォン認証なら信頼性は高いですが、紛失時のリスクを考える必要があります。
生体認証は顔や指紋・静脈などを利用したロック解除方式になっており、偽造される心配がなく、セキュリティ性は非常に高いです。
セキュリティ性とコスト面も考慮して、自社に最適な認証方法を選択しましょう。
ポイント②入退室履歴の確認がしやすいか
クラウド入退室管理システムを選ぶ際は、入退室履歴を含む情報が確認しやすいかどうかを比較してみましょう。
導入コストや維持コストが安いとしても、利用しにくいインターフェースになっているシステムは珍しくありません。
毎日利用するものだからこそ、確認作業でストレスを感じないように、直感的にわかりやすいシステムを選ぶべきです。
また、情報を確認するために何度もクリックやタップが必要では、作業効率も低下してしまいます。
体験利用が可能またはサンプルがあるようなら、実際に利用して使用感を確認するのがよいでしょう。
ポイント③オフィス以外でも利用できるか
クラウド入退室管理システムの利点は、インターネットを経由して、どこでも入退室履歴を確認できることです。
またオフィス向けの入退室管理システムの場合、気温や日光による影響を受けやすいため、利用できない状況も考えられます。
そのためクラウド入退室管理システムを選ぶ際も同様に、オフィス以外の屋外でも利用できるかどうかも必ずチェックしましょう。
オフィス以外でも利用できれば、テレワーク中でも従業員の勤怠管理がしやすくなり、業務を効率化できます。
そしてシステムが利用できる端末についても、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットなどのマルチデバイス対応のシステムを選ぶのがおすすめです。
ポイント④労務管理機能が搭載されているか
クラウド入退室管理システムを選ぶ際は、入退室の記録だけでなく、労務管理に役立つ機能が搭載(連携)されているかどうかもチェックしましょう。
代表的な機能としては、出社時間・退勤時間を記録する勤怠管理機能、監視・防犯カメラとの連携機能があります。
労務管理が搭載されていれば、テレワーク下でも従業員の管理が効率化し、労務管理に割く時間を削減できます。
クラウド入退室管理システムに関するよくある質問
クラウド入退室管理システムを選ぶ際、よくある質問を3つご紹介します。
Q&A①ICカードと生体認証ならどちらを選ぶべき?
設置場所によりますが、生体認証であれば、ICカードのように紛失するおそれがなく、不正侵入に対するセキュリティにも高い信頼があります。
また両手がふさがっていても認証できるため、荷物の運搬が多い企業であっても、従業員にとってカードを取り出す手間になりません。
Q&A②セキュリティは一般的な入退室管理システムと同じ?
クラウド入退室管理システムは、インターネットのクラウドサービスを利用する点が異なるだけで、基本的なセキュリティ性は同じです。
認証方式によっては、不正入室やなりすましがあることと、停電時やシステムエラー時には入退室できなくなる点には注意が必要です。
しかしこれらの懸念はどの入退室管理システムでも起こりえるため、クラウド入退室管理システム特有のセキュリティの欠点とはいえません。
Q&A③どのような企業で利用されている?
弊社の入退室管理システムは、オフィスはもちろん、物流、医療機関などさまざまな業態のお客様へ導入いただいております。
入退室管理システムのことならパナソニックEWネットワークス
パナソニックEWネットワークスでは、ICカードリーダ・セキュリティゲートから非接触の顔認証システムまで、セキュリティレベルや施設規模に応じて、先進のセキュリティシステムをトータルにご提案させていただきます。
すでにある扉等に後から取り付け、工事不要で運用開始できる、スマートロックで入退室管理をクラウド化できる入退室管理システムや、来客対応業務を効率化できるクラウド型の来客受付システム、非接触型の顔認証セキュリティシステムなどをご提案しながら、快適でありながら業務効率化できるワークスペース実現のお手伝いをします。
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クラウド入退室管理システムはコストとセキュリティ性で選ぶ
本記事では、クラウド入退室管理システムについて、メリットや選び方のポイントを解説しました。
入退室管理システムは、いつ、どこに、誰が入室できたかわかる一方で、導入にあたってはコスト面の問題があります。
しかし、クラウド入退室管理システムなら低コストでの導入・運用が可能で、セキュリティ面でも通常の入退室管理システムと遜色がありません。
企業の規模や業態、利用目的によって最適なシステムは違いますが、セキュリティ性とコストのバランスを考え、利用しやすいものを選びましょう。
自社に入退室管理システムの導入を検討中であれば、パナソニックEWネットワークスまでぜひご相談ください。