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2026.04.27   日本

追悼・震災伝承のあかりを灯す ~宮城県名取市・電子絵灯篭の取り組み~

電子絵灯篭.png

2026年3月11日、日が沈み、あたりが薄暗くなった頃、宮城県名取市の震災メモリアル公園に設置された1,200基の電子絵灯篭にあかりが灯されました。絵灯篭の側面には、全国から寄せられたさまざまなメッセージや絵が組み込まれ、慰霊碑の周りをやさしく照らしました。

名取市は、2011年の東日本大震災において、津波による甚大な被害を受けました。中でも沿岸部に位置する閖上(ゆりあげ)地区は、地震発生から約1時間後に到達した津波によって、町全体がほぼ完全に飲み込まれました。川や海に灯篭を流す「灯篭流し」は、閖上地区に代々伝わる伝統行事でしたが、震災の影響で実施出来ない状況となり、なとり復興プロジェクトによって絵灯篭の設置が行われるようになりました。

パナソニックグループは、地元に拠点を構える一企業として、2014年よりこの追悼行事を支援してきました。当初、絵灯篭は紙とろうそくを用いて灯されていましたが、雨で火が消えたり、風で飛ばされたりする問題を抱えていました。相談を受けた当時の仙台工場長が旗振り役となり、雨風に強く、暗くなると自動的にろうそく色のあかりが灯る電子絵灯篭を社内外からの支援を得て、工場が一丸となって開発・製造。2,500基をなとり復興プロジェクトに寄贈しました。以来、当社グループは本行事の担い手の一員として運営にも関わりながら参加を続けています。

追悼行事に向けた準備は、電子絵灯篭の保管・メンテナンスをはじめ、メッセージシートの募集・仕訳、全国から寄せられたメッセージの差し込み作業、さらには当日の設置から撤去まで、多岐にわたります。今年も例年通り、退職者会(松愛会)やパナソニックグループ労働組合などの協力を得て、30組織が約2,800枚のメッセージシートを作成しました。そして、パナソニック コネクト労働組合の全国13拠点を中心に、一般の方々から寄せられた絵を含め、計4,800枚のメッセージシートを1,200基の絵灯篭に差し込む作業を行いました。

差し込み作業.png

メッセージシートを差し込む作業の様子

当日は、パナソニックグループ関係者17名がイベントボランティアとして終日参加し、設置作業などに携わると共に、震災復興伝承館や震災遺構を見学するなど、震災の記憶を学び、次世代へ伝える意義について理解を深めました。

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①トラックへ電子絵灯篭を積み込む ➁作業の進め方を説明 ③会場に電子絵灯篭を設置 ④撤収作業

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震災遺構を見学するボランティア

本取り組みは、震災の翌々年から13年にわたり、多くの従業員や関係者の想いとともに続けられてきました。その積み重ねは、地域とともに歩んできた軌跡として、確かな形で刻まれています。

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当日参加したボランティアで記念撮影

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