ネパール:国連人間居住計画と協働し、ネパールの無電化地域へ当社製ソーラーランタンを寄贈

6月18日、国連人間居住計画(ハビタット)と協働し、ネパール・チャンドラギリ市およびラジプル農村自治体の無電化地域へ当社製ソーラーランタン400台を寄贈しました。
同日、チャンドラギリ市で行った寄贈式典には、同市行政関係者、国連ハビタット、在ネパール日本国大使館、地域住民と、当社グループから企業市民活動部門の担当者が出席しました。
今回、寄贈対象となったのは、かつてのカースト制度の影響で孤立した方や、土地を持たず不安定な居住環境にある人々などが多く暮らす地域です。
これらの家庭の多くは、国家電力網に接続されておらず、接続されていても電力の供給が不安定で、かつ経済的理由から十分に利用できない状況にあります。
そのため、くらしのあかりを灯油ランプや薪、ろうそくに依存せざるを得ず、有害な煙による屋内空気の汚染や、燃料費による家計の圧迫、火災リスク、十分な照明が確保できないことによる教育機会の損失など様々な課題を抱えています。
今回の寄贈により、「灯油使用の削減による室内空気環境の改善」、「燃料費削減と経済的負担の軽減」、「燃料調達にかかる時間と費用の削減」、 「子どもたちの家庭学習時間の確保」などの効果が期待されています。

パナソニックグループは、今後も、多様なパートナーとともに、無電化地域にソーラーランタンによるあかりを届け、「教育」「健康」「収入向上」の機会創出をする事で、貧困のない持続可能な社会づくりに取り組んでいきます。