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アメリカ: パナソニック財団 創立40周年

189_usa.png今年でアメリカのパナソニック財団は創立40周年を迎えました。7月18日、ニュージャージー州ニューアークにあるパナソニック ノースアメリカ(PNA)の本社では記念イベントが開催され、従業員や有識者、コミュニティパートナーなど約150人が集まりこの節目を祝いました。

 同財団は、1984年の創立以来、社会から取り残され、教育の機会を逃してしまった若者たちが公平に教育を受けられるよう尽力してきました。

一方で、教育格差は今なお根強く残っており、十分に教育を受けられなかった子どもたちは社会へ積極的に参画する機会を奪われています。昨年は30を超える支援団体に対して助成を行うことで、150万人以上の学生を支援しました。そのう85%は低所得層の学生でした。

PNA会長兼CEOであるミーガン・リーさんは祝賀会で以下のようにスピーチしました。

「パナソニック財団は、これまで革新的なプログラムと戦略的な官民パートナーシップを通じて、『ビジネスが社会をより良くする』というパナソニックグループの経営理念を忠実に守りながら、時代の変化に応じた若者支援に取り組んできました。地域社会や産業の未来を確かなものにするためにも次世代育成は非常に重要です。世界経済を支える、スキルや変化への適応力、創造性などを十分にかね備えた、様々な特性をもつ多様なイノベーターをいかに育てるかということが肝要なのです。」

また当日行われた基調講演では、アメリカ合衆国教育副長官のマーティン氏が「パナソニック財団は、単に助成金の支援をするだけではなく、地域の人々を団結させる力を発揮しています。」と述べ、国や地域が若者への投資や教育の公平性を担保することの重要性と、それらが次なる労働力の確保につながることを強調しました。

 このほか、祝賀会ではアメリカ航空宇宙局(NASA)宇宙技術STEM教育リーダーのイェルデル氏によるスピーチや、壁画家のオケンド氏によるライブ・ペインティング、2024年New Jersey Performing Arts Center(NJPAC)Poetry Out Loudを受賞した若手詩人のマルティネス氏によるパフォーマンスが披露されました。

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