スキルを活かしたNPO支援「プロボノ」イカオ・アコチーム キックオフ
Panasonic NPO/NGOサポート プロボノプログラムの2024年度支援先「イカオ・アコ」とパナソニックプロボノチームメンバーのキックオフミーティングを7月6(土)にオンラインで実施しました。
イカオ・アコは1997年にフィリピンのネグロス島でのマングローブの植林活動からはじまった環境NGOです。現在活動地はボホール島にも広がり、これまでフィリピンで約220万本のマングローブの植林を行ってきました。
植林活動だけでなく、コロナ前までは高校生や大学生を中心としたフィリピンでのスタディツアーの受け入れ事業を行ったり、近年では安全な水の供給事業も行うなど、環境問題の改善や解決を図り、住民の生活の質の向上と日本・フィリピンの相互理解及び親善を目的とした活動に取り組んでいます。
プロボノチームの支援内容は「広報に関する事業計画の立案」です。日本において、市民との接点が少なくなったことを課題と感じており、団体の活動をより多くの市民に理解してもらうための広報活動に関する事業計画を作成します。
日本のステークホルダー向けの情報発信として従来から行っているホームページ、ブログ、SNS、メルマガなどを有機的に連動させながら広報強化していくことで、より多くの市民にフィリピンの活動への参加機会の提供や、共感者を増やし会員や寄付につなげていくことも目的としています。成果物の事業計画は、団体のマンパワーが限られているため効率的且つ、持続可能な計画であることが必要です。
イカオ・アコからは、理事長の後藤さん、事務局長の木村さん、理事の二角さんに参加いただき、団体のこれまでの活動や、今回のプロジェクトへの期待、現在それぞれが感じている課題感などをお話いただきました。プロボノチームは5名のメンバーのうち4名が参加し、それぞれの自己紹介後、団体についての理解内容の共有と成果物のイメージの確認を行いました。
ミーティングを進める中で、団体を取り巻く環境や目指す姿、現状課題、団体がプロボノチームに取り組んでほしい内容が把握できた為、今後のヒアリングにて、実態や課題を更に深掘りしながら、プロジェクトを進めていきます。
イカオ・アコはPanasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGsの助成を受けて2年間、組織基盤強化に取り組まれました。
今回のプロボノでの取り組みがイカオ・アコの更なる事業展開力の強化に繋がり、日本国内で団体の活動の認知拡大や、支援者の輪が広まることにつながるよう団体の想いに寄り添いながら議論を深め、年内の成果物納品を目指してプロジェクトを進めていきます。
■支援先:特定非営利活動法人 イカオ・アコ
http://ikawako.com/
■Panasonic NPO/NGO サポート プロボノプログラム
https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/pnsf/probono.html