北京大学でグループ中国・北東アジア総代表 本間さんが学生100人に講演

 グループ中国・北東アジア総代表の本間さんは34日、北京大学で「中日友好の架け橋になる」をテーマに講演した。PEXCNA社 副総裁の趙炳弟さんをはじめ、渉外部 総監の徐海波さん、松下記念館 館長の尹暁薇さんら当社関係者と、同大学の外国語学院や経済学院、社会科学部など関連部門の責任者、教授、約100人の学生が講演に耳を傾けた。

本間さん.png本間さんの講演会の告知ポスター

 講演会に先立ち、北京大学副学長の方方氏と本間さんらは、臨湖軒で会談。本間さんは感謝を述べるとともに、パナソニックグループと中国の深いつながり、事業概要などを紹介した。また、北京大学との人材育成や文化交流、新技術応用などの多方面における協力実績を踏まえ、今後も一層協力しながら中日両国の経済発展と文化交流に貢献していく考えを示した。
 方副学長は本間さんを歓迎し、北京大学への支援に感謝を述べるとともに、「教授や学生との交流を日本の各企業に一層促進してもらいたい」と期待を寄せた。

本間さん2.jpg北京大学副学長の方方氏と本間さん

本間さん3.jpg会談を行った北京大学の方副学長らとの記念写真

講演会では、まず外国語学院日本語学科 主任の孫建軍氏が開催の趣旨と来賓を紹介した。続いて書記の李淑静氏が開会の挨拶を行い、同学科と当社との緊密な交流、特に松下記念館が学生に通訳の場を提供する特別展での通訳実践の機会を高く評価。「これは学生に非常に貴重な機会を与えるものであり、今後も協力関係の発展を期待している」と述べた。

本間さん4.jpg北京大学外国語学院日本語学科 主任の孫建軍氏が挨拶

 続いて本間さんが、創業者・松下幸之助について紹介した上で、パナソニックグループと中国事業の概要について説明。「創業者の経営理念の下、現在、中国の社会課題の解決を目指してさまざまな事業を展開しており、グループの戦略や施策を実行している」と述べた。

本間さん5_6.png本間さんの講演の様子

本間さん7_8.pngPEXCNA社 副総裁の趙炳弟さん(左)、PEXCNA社 渉外部総監の徐海波さんと松下記念館 館長の尹暁薇さん(右)

本間さんは個人的な中国との縁や中国での生活体験も披露。「百聞は一見に如かず」を引用しつつ、「異文化交流活動に積極的に参加し、勇気を持って中日の友好関係に貢献してほしい」と学生たちに呼びかけた。

 講演終了後、学生たちは「国際交流における多国籍企業の役割」「中日両国の経済と文化の発展についての見解」「グローバル人材に関する要望や提案」などを題材に、本間さんとディスカッション。本間さんは学生たちの質問に一つ一つ丁寧に答えた上で、「このような緊密で率直な交流を通じて若い世代に行動を促し、中日友好関係の理解と信頼の基盤にしたい」と述べた。

本間さん9.jpg北京大学の学生たちが本間さんと交流

 最後に、外国語学院から本間さんに感謝状が贈られ、経済学院 教授の汪婉氏と社会科学部 部長の初暁波氏がイベントを総括した。汪婉教授は当社と交流した過去の経験を踏まえ、本間さんをはじめパナソニックグループの中国事業に携わる社員を高く評価。初部長は本間さんの講演の内容を踏まえ、学生たちに日本を真に理解するよう呼びかけるとともに、「北京大学とパナソニックグループ、ひいては中日の友好関係が一層素晴らしいものになるよう願っている」と期待を述べた。

本間さん10.jpg書記の李淑静氏が本間さんに感謝状を贈呈

本間さん11_12.png経済学院 教授の汪婉氏(左)と社会科学部 部長の初暁波氏(右)

この活動は、外国語学院の日本語学科と松下記念館が、中日両国の学術機関と企業の力を結集させることを目的に、共同で主催した。今後も協力を強化し、両国の若者が中日友好関係に貢献できるような機会をさらに創出していく。

本間さん13.jpg北京大学の教授や学生たちとゲストの記念写真

講演会の終了後、学生たちからは以下のような感想が寄せられた。

・グローバル人材とは、仕事に情熱的で、各分野や職場での仕事に積極的にチャレンジし、実践を通じて絶えず学習しながら成長できる人材だと、本間さんから教えていただきました。生涯学習が求められる今の時代、本間さんのアドバイスは私たち若者に多くのインスピレーションを与えてくれました。

・本間さんの講演を通じ、中日間の経済交流や協力の重要性を強く感じました。

・本間さんは「百聞は一見に如かず」を何度も強調していました。日本語を学び、ぜひ日本を訪れて現地の文化を体験し、将来、中日友好の架け橋となるような人材になりたいと思います。