出前授業 2022年度私の行き方発見プログラム ~東京都 世田谷区立駒沢中学校~
「私の行き方発見プログラム」は、当社が企業市民活動として学校に提供している教育支援プログラムで、多種多様な役割を持って働くことを学び、自分らしい"行き方"を考える内容です。
2012年度から中学校を対象に教材を授業で活用いただいており、2017年度からは、当社社員が講師として学校に訪問して「出前授業」を行っていましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、2020年度より従来の訪問に加え、オンラインによる出前授業をスタートさせました。
今年度も引き続き、訪問型・オンライン型の双方で出前授業を実施し、その内容をご紹介させていただきます。
【‟行き方"とは、松下幸之助創業者が「よりよい人生を生きるための心構えや考え方」といった意味を込めて使用した言葉。】
今回は、東京都世田谷区立駒沢中学校でのオンライン授業のレポートです。
日 時 :2022年10月5日(水)13:35 ~ 14:25
学 校 :世田谷区立駒沢中学校
生 徒 数: 120名(2年生)
社員講師:パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 串田 未来
パナソニックの串田です。私はブランド・コミュニケーション部門で働いています。みなさんの日々の暮らしのなかで、パナソニックの製品や会社に愛着をもっていただけるにはどうしたらよいかを日々考えています。イベントやSNS発信をしているので、仕事以外でも世の中の楽しそうなことにはアンテナをはるようにしています。私は自分の性格的に、黙々と作業をこなすことが苦手です。仕事の中に自分がときめける瞬間をつくりたいと思っています。それには自分が何に感動し何のためなら踏ん張れるかを知る必要があると思います。私は授業で「自分の"好き"をたくさん知り、大切にし、言葉にしてほしい」ということをお伝えしました。
Q&Aタイムでは、「70年前の洗濯機の値段はいくらだったのか?」「ナショナルからパナソニックへと名称が変わった理由は?」 等の質問がありました。
一生懸命メモをとったり、頷きながら聞いてくださっているのが印象的でした。ワークの発表では友達の発言で気づいたことを言葉にしてくれたり、互いの良いところを認め合える良い時間でした。最後に「発表したい」と手をあげてくれた生徒さんがいらっしゃり、みんなで応援するような雰囲気もあたたかかったです。
【生徒のみなさんへのメッセージ】
授業を一生懸命きいてくださり、ありがとうございました。お話したことが、5年後、10年後、もっと先でなんらかの形でお役立ちできたら嬉しいです。自分や誰かの「好き」を大切にしよう!と繰りかえしお伝えしましたが、実は、自分は何が好きなのか気づくことはなかなか難しいものです。私もいまだに悩むことがあります。まだ将来の夢や「これが好きだな」「こうなりたいな」というものが見つかっていない人も、焦らず日々を大切に過ごしていってください。
【生徒のみなさんから社員講師へのメッセージ】
・学生のうちに、実際に社会に出て働いている人の話を聞けたのはとても貴重な経験だったなと思います。
私はもともと、志望校や将来の夢について調べて考えている方だったと思うけれど、今回、自分の経験や社会に出て知っておくべきことを教えていただいて、自分の未来についてもっと考えるべきだなと思いました。
・今は明確な将来の夢はないですが、自分の好きなことを仕事にしている人もいると知り、いいなと思いました。自分が興味のあることや好きなことを大切にして、なぜ好きなのかを深く考えゆっくり自分の夢を見つけていきたいです!
・学校の勉強はしていて何の意味があるんだろうね、と友達と話していて、この授業を受けて知ることができました。私も夢を持っていて、実現できるかわからないだけど、諦めず夢に向かっていこうと思いました。
<<関連サイト>>
・私の行き方発見プログラム
・中学校向けキャリア教育プログラム パワーアップ情報ファイル