中国で「JENESYS2022日中障がい者福祉青年オンライン交流会」を開催
「JENESYS2022日中障がい者福祉青年オンライン交流会」 (公益財団法人日中友好会館主催)が11月8日、9日に開催され、パナソニックアソシエイツ滋賀株式会社(※1)とPEX 中国・北東アジア社が参加しました。「JENESYS」(※2)は、日本の外務省が進める対日理解促進交流プログラムで、アジア大洋州の各国・地域との間で様々な交流事業が行われています。
交流会には、日中の医療分野の研究者、リハビリ従事者、特別支援教育関係者、パラアスリート(障がいのあるスポーツ選手)、障がい分野への支援に取り組んでいる日中の企業が参加し、「障がい・リハビリ分野におけるロボット・機器の応用」「特別支援教育とパラスポーツ」に関する発表、質疑応答、意見交換が行われました。
オンライン発表の様子
発表ではパナソニックアソシエイツ滋賀の小幡社長が「当社では障がいのある人たちの雇用を創出するために、ロボットや簡易設備を導入し、障がい者への配慮を行っています。高さを変えた専用の机や自動水栓の洗面所を設置したり、車いす利用者の足の部分が洗面台の下に入るよう洗面台の下は空洞にしています。聴覚に障がいのある人たちを守るために、火災発生時には目でわかるように天井のパトライトが作動します。他にも体調の急変などの緊急時に備えているトイレや更衣室には呼出しボタンを設置するなど、様々な場所で取り組んでいます」と講演しました。
ロボットや簡易設備を導入
車いす利用者が利用しやすいように洗面台の下を空洞に工夫
中国・北東アジア社は、日中障がい者の交流をより一層推進していくと共に障がい者への支援を続けていきます。
※1) パナソニックアソシエイツ滋賀株式会社は、滋賀県彦根市にあり、「重度障がい者多数雇用」を目的とし、働く意思と能力をもちながら適職や職場環境に恵まれない人々に安定した職場と雇用を確保・促進するために、滋賀県と彦根市及びパナソニック株式会社の第三セクター方式によって設立。
※2) JENESYS :Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youthsの略