出前授業 2022年度私の行き方発見プログラム ~長崎県 西海市立大崎中学校~
「私の行き方発見プログラム」は、当社が企業市民活動として学校に提供している教育支援プログラムで、多種多様な役割を持って働くことを学び、自分らしい"行き方"を考える内容です。
2012年度から中学校を対象に教材を授業で活用いただいており、2017年度からは、当社社員が講師として学校に訪問して「出前授業」を行っていましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、2020年度より従来の訪問に加え、オンラインによる出前授業をスタートさせました。
今年度も引き続き、訪問型・オンライン型の双方で出前授業を実施し、その内容をご紹介させていただきます。
【‟行き方"とは、松下幸之助創業者が「よりよい人生を生きるための心構えや考え方」といった意味を込めて使用した言葉。】
今回は、長崎県西海市立大崎中学校でのオンライン授業のレポートです。
日 時 :2022年9月16日(金)13:55 ~ 14:45
学 校 :西海市立大崎中学校
生 徒 数: 44名(2年生)
社員講師:パナソニック インダストリー株式会社 加藤 隼人
パナソニックインダストリーの加藤隼人です。私は生産技術の仕事をしていますが馴染みのない方も多いと思いますので、実例を挙げて仕事の流れや苦労している点、やりがいのある点などを紹介しました。
教室に集合して授業を受ける形式でしたが、音声が教室の隅々まで届きにくい感じでしたので普段より大きめの声でプレゼンするように心がけました。
Q&Aタイムでは、以下のような質問がありました。
Q:どんな資格を持っていますか?
A:製図関係の資格を3つ、無線関係を1つ、フォークリフト、クレーン関係を各1つ持っています。
Q:生産技術という仕事を選択した理由は何ですか?
A:モノづくりに興味があり、その中でも、モノづくりをデザインできる、自分が思い描いたモノを具現化できる、生産技術という仕事が自分には合っていると思ったからです。
Q:パナソニックという会社が100年以上続いている理由はなんだと思いますか?
A:「社会を発展させる、人々の生活を豊かにする」ということに一貫して取り組んでおり、その活動の成果として商品を作り、世に出しています。社会やお客様に評価されることで、利益という形で次の活動資金をいただき活動ができます。100年間、社会に商品という形で活動結果を報告して、社会や消費者の皆さんと答え合わせをしているイメージです。
いただいた評価を真摯に受け止めて次の活動に活かした結果として100年続いているのだと思います。
普段の仕事で参加する会議よりも緊張しました。その反面、普段接する事のない世代の人たちとやり取り
できると思うととても楽しみでした。台風の関係で延期となりましたが、学生時代に楽しみにしていたイベントが延期になるのと同じ感覚で、自分自身も楽しめた素敵なイベントでした。
【生徒のみなさんへのメッセージ】
西海市立大崎中学校の皆さんは、自分自身が中学生だった頃よりも自分の将来について、自分の行き方について真剣に考えているということがわかり衝撃を受けました。思い悩む必要はありませんが、この先も自分と社会の繋がりを意識して自分なりの行き方を上手に見つけていってください。講師という形で参加させていただきましたが、皆さん以上に私の方が学ぶことの多い貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございます!
【生徒のみなさんから社員講師へのメッセージ】
・将来の自分の夢やしたいことを詳しく知ることができましたし、将来の夢のためにしなければならないことや頑張りたい課題が沢山見つかりました。あと、話し方がとても聞きやすかったです!話もとても楽しかったです!本当にありがとうございました。
・パナソニックは、大企業であるということは知っていましたが、様々なものを作って、世界で活躍している会社だということは初めて知ったので驚きました。そして、パナソニックではどのような仕事をされているのか、なにかものを作るまでにどのような工程があるのかを知れて、嬉しかったです。会社で働く上で大切なこと、役に立つ知識なども教えていただき、ありがとうございました。とても楽しく学べる出前授業となりました。
・自分は将来の夢は決まっているけど、何事も前向きに考えて、社会に貢献できるように今を頑張りたいです。
・今、学校で学んでいることが社会人になってから役に立つということが分かりました。そして、今の自分としっかりと向き合って将来自分に合った仕事に就きたいです。本当にありがとうございました。
<<関連サイト>>
・私の行き方発見プログラム
・中学校向けキャリア教育プログラム パワーアップ情報ファイル