3年ぶりの「岡山吉備高原 車いすふれあいロードレース」を支援
パナソニックグループが支援する「第34回岡山吉備高原 車いすふれあいロードレース」が3年ぶりに岡山県の中央部に位置する吉備高原都市で10月9日に開催されました。
この大会は、障がいのある人もない人も同じフィ-ルドで共に参加し、競い、ふれあうロ-ドレ-スで、お互いの理解や交流を深めるとともに、競技力向上と健康や体力づくりを目的としています。
パナソニックグループは、1998年より大会運営に深く関わっており、2000年から協賛をしています。パナソニック吉備が主体となって大会事務局を担い、岡山県、吉備中央町並びに吉備高原都市内の各事業所と協力し大会を運営しています。この官民一体の運営方法は全国的にも珍しく、地域全体を盛り上げています。
大会当日は曇り空で少し肌寒い天候でしたが、昨年、一昨年と新型コロナ感染拡大の影響で大会が中止となり、選手、関係者たちは今年の開催を待ち望んでいました。参加者は以前と比べ半分程度の参加となりましたが、感染対策を徹底することで3年ぶりの開催が実現しました。
競技は車いすと一般の部、それぞれに3Km・10Km・ハーフマラソンの種目があり、車いすランナー38名、一般ランナー733名の合計771名が出場しました。
パナソニックグループからは選手8名のほか、特別招待選手としてパナソニック女子陸上部コーチの吉川美香さん、パナソニック吉備やパナソニック コンシューマーマーケティングなどからボランティア55名が参加しました。
パナソニック吉備からはランナーとして、黒井 栄さんや百田(ももだ)真人さん、車いすランナーの山田隼平(しゅんぺい)さん、三浦道信さんが参加し、中でも車いす3Kmの部では山田隼平さんが1位になるなど会場を盛り上げました。
車いすランナーと一般ランナーが一緒に走る大会は珍しく貴重な大会です。下り坂は車いすランナーの方が、上り坂は一般ランナーの方がスピードが出るので、お互いに何度もすれ違う時に「頑張れ」と声を掛け合いながら走るという『ふれあい』を大切にしている大会です。
この大会が、障がい者スポーツの理解を深めるきっかけとなること、また一人ひとりが互いの個性を受け入れ、認め合うDEI(Diversity, Equity & Inclusion)の実現につながることを願っています。パナソニックグループでは今後もこの大会の支援を行っていきます。
※パナソニック吉備は、日本で初めての第3セクター方式(岡山県・吉備中央町・パナソニックの共同出資)による重度障がい者多数雇用事業所であり、特例子会社として国際障がい者年(1981年)より操業。自然に恵まれた快適な環境のもとで障がいのある人もない人も共に力を合わせて事業活動を行っており、現在74名(内、障がい者33名)が活躍しています。