キッド・ウィットネス・ニュースが 2つのスキルアップ夏休み特別ワークショップを企画! 【第一弾】パナソニック×フジテレビ×関西テレビ共催「スペシャルコラボワークショップ」を開催
企業市民活動推進部が推進する映像制作を通じた教育支援プログラム「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)」には、本年度、90校の小・中・高等学校が参加しています。
参加校は年明けに開催予定のコンテストに向けて、「SDGs 〜今、つたえたいこと」をテーマに作品制作に取り組んでいます。
映像制作サポートとして 夏休特別ワークショップを 8月8日(月) パナソニック×フジテレビ×関西テレビ共催「スペシャルコラボワークショップ」、8月22日(月)に 動画ブームで問題になる「著作権」と「肖像権」について安全に良い作品を作るために著作権・肖像権に関する特別ワークショップ~ みんな知ってる?著作権と肖像権の3C ~を企画しました。
今回は 8月8日(月)に開催したフジテレビ・関西テレビ共催「スペシャルコラボワークショップ」をご紹介します。
8月8日(月)
―フジテレビ・関西テレビ共催 「スペシャルコラボワークショップ」―
参加校:6校127名(映像制作のみ参加校1校を含む)
毎年、さまざまなワークショップを提供しサポートしているが、8月8日は昨年に引き続きSDGsを推進するフジテレビCSR・SDGs推進室、関西テレビ放送経営戦略本部コーポレート局総務部と共に、報道の現場で活躍する人の「伝える力」を学ぶ授業を実施しました。
当日は➀職業観の醸成『テレビ局の仕事を知る』+アナウンス講座②映像視聴と講評の2部構成で開催しました。
■実施内容
➀午前の部 テレビ局の仕事を学ぶ+アナウンサー講座(60分)
講師:関西テレビ 橋本和花子アナウンサー
<ワークショップのポイント>
・アナウンサーの仕事について 橋本アナウンサーの年末の仕事に密着したドキュメントを皆で視聴しました。
・「伝える力」のスキルとして正しい発声方法、原稿を正しく理解する方法、言葉に表情をつける練習
ニュース原稿を活用しみんなでアナウンスに挑戦しました。
先ずは 橋本アナウンサー指導の元 発声練習から。活舌の良い口の開き方や早口言葉も練習しました。
引き続きニュース原稿を活用し、原稿内容の正しい理解・言葉に表情を付ける等に挑戦しました。チャレンジした子どもたちには、橋本アナウンサーから感想とアドバイスをいただきました。
➁午後の部 「届け!わたしたちの想い!」 映像視聴・ディスカッション・講評 (90分)
講師:フジテレビ 情報制作局 局次長職 宮下佐紀子氏
関西テレビ 報道局 報道映像部 担当部長 野上隆司氏
<ワークショップのポイント>
・事前課題作品を見ながら子どもたちとディスカッション。
参加校には事前課題作品 (SDGsをテーマに 「届け!!わたしたちの想い!」 30秒尺を制作)をお願いしていました。
子どもたちは思い思いの作風で動画を制作してくれました。
※子どもたちの作品はコチラからご覧いただけます。 「届け!わたしたちの想い!」
URL: https://www.youtube.com/user/panasonickwnglobaljp
講師からは
・映像に正解はない、常に新しい発見とものの見方が「伝える力」には必要ではないか。
・いろんなものを調べて考えるが 決して人と同じようなものは作らないことが大切だと思う。
・迷ったときは自分の想いがある方、気持ちがある方を選択している
等のアドバイスがあった。
ワークショップ終了後、参加児童や生徒、指導者からも感想が寄せられました。
<参加校子どもたちの感想一部抜粋>
・いろんな学校の動画を見て意見交換ができたことがうれしかった(児童)
・今後の作品作りに参考にしていきたい。(児童)
・貴重な体験ができて良かったです。またこのような機会があったら絶対に参加します!!
・いろんなテクニックや注意点などを聞けてとても勉強になりました。(児童)
・午後の部では、他の学校などと動画をシェアしあってお互い良い点を出し合ったりアドバイスを加えたりして、勉強になりました!!(児童)
・大人の方々からの感想、アドバイスをたくさん聞くことができて、すごく勉強になりました。(児童)
・オリジナルティのある映像の作り方をこれから研究したい。(生徒)
・実際活躍している方々に、直々にご指導いただくことな滅多にないと思うので、とても為になりました。(生徒)
・客観的な意見やアドバイスをたくさんいただいて、これからのやる気に繋がりました。また、KWNの制作段階で行き詰ってしまった時に、相談する機会などがあれば嬉しいです。(生徒)
・アナウンサーは花形の職業ではありますが、キラキラしているだけでなく、原稿チェックや暗記など、陰での努力が素晴らしいなと思いました。(生徒)
・アナウンサーの方のオーラは、ZOOM越しでも伝わりました!(生徒)
・映像制作における良さの引き出し方や映像の特性、色々勉強になりました。ありがとうございました!!(生徒)
・発声方法をポイントに分けて、丁寧に教えて頂けたのがありがたかったです。(生徒)
・アナウンサーの仕事について、いろいろなことを知れたのも良かったです。(生徒)
・この日の為に制作した30秒動画への講師の方からの講評は今後の制作に繋がる貴重なアドバイスとなりました(指導者)
<フジテレビ・関西テレビ講師の先生から>
・自分たちの思ったことを交わすことがとても大切であるという事を改めて感じた。貴重な体験をさせていただいた。
また 当日フジテレビさん関西テレビさんからそれぞれが取り組むSDGsの活動についてご紹介をいただきました。
▶CSR活動サイト
フジテレビ https://www.fujitv.co.jp/sustainability/index.html
関西テレビ https://www.ktv.jp/sustainabilityvision/
今回の―パナソニック×フジテレビ×関西テレビ共催―「スペシャルコラボワークショップ」。
企業の皆様のお力をいただき、無事終了しました。
今後も、企業市民活動推進部では、他社との協業・部門との連携を進めつつ、当社のリソースやノウハウを生かしながら、子どもたちの創造性やコミュニケーション能力、チームワーク力、そしてキャリアデザイン力を育む人材育成支援を継続してまいります。
■キッド・ウィットネス・ニュース日本サイトhttps://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/kwn.html
■パナソニックの企業市民活動についてhttps://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship.html
(企業市民活動推進部)
<後日、講師の先生から参加校の皆さま宛へ 感想/エールを頂きました。>
30秒の動画の中に、さまざまなアイデアやこだわりが込められていたことを知り、嬉しくなりました。
ワークショップでは、真剣に耳を傾けている姿が非常に印象的で、意欲の高さを感じました。
お互いの意見交換の際にも、ナレーションの付け方や選曲の工夫などに言及があり、
どの参加校からも、少しでも面白い作品を作りたいという思いが伝わってきて、
宮下佐紀子
映像に正解はありません。
極端なことを言えば自分やその仲間内だけで通用する映像というものもあるでしょうし、それはそれでいいことだと思います。
それでも、会ったこともない不特定多数の人々、年齢も性別も職業もバラバラな人たちに向けて、映像を介して何かを伝えたい、伝えようとすることが私たちテレビ局で働く者の仕事です。
参加された皆さんが今後とも映像にかかわっていくかどうかはわかりませんが、ともかく悩んでみてください。見知らぬ誰かに対して自分の思いを伝えるためには何を撮影すればよいのか、どう編集すれば伝わるのか、いろいろ試してみてください。
10人中10人に制作者の思いが伝わることは決してありません。でも、試行錯誤の中で10人のうち1人にしか伝わらなかったものが2人となり、5人となり、8人になっていけば、すごく楽しくなってきます。チャレンジしてみてください。
自分の思いを誰かに伝えること。その気持ちが一番大事です。頑張ってください。
関西テレビ報道局報道映像部
野上 隆司